ダスモック飲んでみた!効果・副作用を口コミ【評判は・・?】

花粉症・鼻炎のオススメ市販薬

ダスモックを飲んでみた!効果・副作用を口コミ!評判は・・・?

(最終更新:2019年10月30日)

 

こんにちは。
父親の「咳・痰」に悩まされ、気管支周りに超詳しくなった武田浩二です。

 

このページでは、そんな咳や痰に効くとされている「ダスモック」について、

 

  • ダスモックとは!?
  • 2つの効果!
  • 成分は漢方である!
  • 価格と種類!
  • 副作用はあるのか!?
  • 飲んでみた感想!(口コミ)
  • ダスモック以外のオススメ(2016.4、2019.10追記)
  • さいごに!

 

どこよりもわかりやすく説明します!

 

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ダスモックとは!?

画像出典:http://www.kobayashi.co.jp/brand/dusmock/about.html

 

私が高校生くらいの頃から、父親はいつも「ゴホッゴホッ!クァーッぺッ!!」と、洗面所へ痰をまき散らかしていました。

 

当時父は40歳くらいでしたが、ヘビースモーカーゆえにいつも痰が絡み、そしてそれを吐き出そうとする咳に、私はいつも耳障りだと嫌気がさしていました。

 

現在2015年(一部、2016年、2019年に追記しています!)、あれから20年経ち、2世帯住宅に住むことに。

 

「またあの咳を毎日聞かされるのか…」と思うと本当に嫌になり、色んな薬を試してもらうことにしました。

 

そして今回「清肺湯ダスモック」を約2ヶ月ほど飲み終わったようですので、その効果を

 

  • 私の客観的な観点
  • 父親の主観

 

より、レビューしたいと思います。

 

ということで、少し前置きが長くなりましたが「ダスモックとは?」という基本的なところから、ひとつずつ説明していきましょう。

 

 

ダスモックとは?

ダスモックとは、小林製薬から販売されている「咳・痰に悩む方」をターゲットとした漢方薬。

 

「清肺湯ダスモック」という名で販売されている通り、成分は病院で処方される漢方薬の “清肺湯(せいはいとう)” と同じです。

 

▼ツムラの清肺湯(病院でよく処方されるもの)

 

これを小林製薬独自の製法で、より早く体内に浸透しやすくなるように工夫されています。

 

では次に
「ダスモックの効果」をわかりやすく説明していきましょう。

 

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ダスモックの効果は大きく2種類!

ダスモックの特徴として、効果が大きく2種類あります。

 

  1. 去痰作用
  2. 抗炎症作用

 

ひとつずつ解説します。

 

 

1.去痰効果

文字通り「痰を取り払う作用」です。

 

去痰するためのメカニズムは大きく2つに分かれますが、1つ目が「気道液の分泌量の増加」によるもの。

 

気管支内の粘膜からは、「気道分泌液」と呼ばれる液が分泌されています。

 

これは、気管内で炎症が起きた場合に発生する膿や、体内に侵入してきたホコリなどの異物などを絡める液体です。

 

このように非常に大切な役割を持っていますが、タバコや排気ガスなどの有害物質を吸い込むと、その刺激により分泌量が低下してしまいます

 

そのため、まずはこの液体を増やすことで、異物をキャッチできる(痰にする)ようにします。

 

そのうえで、さらに「繊毛運動の活発化」を行います。(去痰のための2つ目のメカニズム)

 

「繊毛」とは気道粘膜にある細かい毛のようなものですが、この繊毛の活動によって、気道でつくられた「痰」はたえず口の方へと運び出され、結果口から吐き出されるのです。

 

その繊毛運動が活性化されることにより、痰が出やすくなります。

 

これが「1.去痰作用」です。

 

 

2.抗炎症効果

ダスモックの売りは、「痰を取る」だけでなく「気管支をキレイにする」効果があるという点です。

 

具体的には、

 

  • タバコの煙
  • 排気ガス
  • 黄砂
  • PM2.5

 

などなど、汚い外気によって「炎症を起こした繊毛」を修復することによって、本来の気管支の力を回復する、という流れです。

 

「繊毛が汚れを排出する」と説明しましたが、タバコなどの汚染物質を吸い込み続けると、この繊毛自体が炎症を起こして抜け落ちてしまいます

 

さらに、先ほど「有害物質は分泌液の量を減らす」と説明しましたが、

 

  • 繊毛が少ない
  • 分泌液も少ない

 

となってしまうことで、気管支は汚い異物をまったく排出できなくなり、どんどん気管支や肺が汚れていくのです。

 

その結果、肺の機能が低下してしまうため、慢性的に「汚れを吐き出そう!」と咳が出続けるのです。

 

また、慢性的な咳が続くことで気管支はさらに炎症が酷くなります。

 

炎症が酷くなると、気管が狭まるため、呼吸が辛くなります。

 

そこで「抗炎症作用」によって、気管支の炎症を抑えて呼吸を楽にするとともに、繊毛の回復を待ちます。

 

 

ダスモックの2つの効果をまとめると!

ダスモックの効果をまとめます!

 

まずは「抗炎症作用」によって

 

  1. 炎症を抑えて気道を広げ、呼吸を楽にする
  2. 炎症を抑えることにより、繊毛の回復を促す

 

 

そして「去痰効果」によって

 

  1. 分泌液を増やして痰を作り
  2. 繊毛運動を促して痰を口から吐き出させる

 

これらの2つの効果が合わさった結果、「肺がキレイになれば咳や痰も減る」という流れになります。

 

ということで、
ここまでが「ダスモックの2つの効果」でした。

 

次に「ダスモックに含まれる成分」について説明しましょう!

 

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ダスモックの効果は、漢方成分16種類によるもの!

冒頭にも説明しましたが、ダスモックは漢方薬の「清肺湯」と同じ成分です。

 

そのため、「清肺湯」に含まれる16種類の生薬の効果について説明しましょう!

 

 

甘草(カンゾウ)

カンゾウと呼ばれる植物からとられる生薬。

 

  • 炎症を抑える
  • 咳を鎮める
  • 痰をとる
  • 胃痛を和らげる

 

などの効果があります。

 

 

生姜(ショウキョウ)

これは普通に「ショウガ」です。

 

  • 冷えの改善
  • 胃腸の機能改善
  • 免疫力UP
  • 咳を鎮める
  • 痰を排出する
  • 痛みを抑える
  • 吐き気を抑える
  • めまい・耳鳴りを予防する

 

などなど、たくさんの効果があります。

 

 

大棗(タイソウ)

棗の実を乾燥させたもの。

 

  • 筋肉や神経の緊張を解す
  • 冷えの改善
  • 胃腸の機能改善
  • 咳を抑える
  • 腹痛を鎮める

 

などの効果があります。

 

 

竹ジョ(チクジョ)

イネ科のハチクと呼ばれる植物からとれる生薬。

 

  • 咳を抑える
  • 熱を下げる
  • 炎症を抑える

 

などの効果があります。

 

 

五味子(ゴミシ)

チョウセンゴミシと呼ばれる植物の果実。

 

  • 慢性的な咳
  • 喘息
  • 喉の渇き
  • 下痢

 

などに効果があります。

 

 

茯苓(ブクリョウ)

アカマツ・クロマツといった植物の根の周囲に寄生する「マツホド菌」からとれる生薬。

 

  • 咳を鎮める
  • 頭痛や熱を治める
  • 下痢や腹痛を改善する

 

などの効果があります。

 

 

当帰(トウキ)

トウキと呼ばれる植物から取れる生薬。

 

  • 血流改善
  • 女性の不妊症

 

などに効果があります。

 

 

山梔子(サンシシ)

クチナシの果実を乾燥したもの。

 

  • 炎症を抑える
  • 止血する
  • 熱を抑える

 

などの効果があります。

 

 

黄ゴン(オウゴン)

コガネバナと呼ばれる植物からとれる生薬。

 

  • 動脈硬化の予防
  • 胃腸炎や下痢の改善
  • 炎症を抑える

 

などの効果があります。

 

 

陳皮(チンピ)

みかんの皮を乾燥させたもの。

 

  • 咳・痰を抑制する
  • 血流の改善
  • 肝機能を高める
  • 美肌へ促す
  • 胃腸機能の改善

 

などの効果があります。

 

 

桑白皮(ソウハクヒ)

クワの根から取れる生薬。

 

  • 咳を鎮める
  • 炎症を抑える
  • 疲労回復
  • 高血圧の予防

 

などの効果があります。

 

 

貝母(バイモ)

アミガサユリと呼ばれる植物から作られる生薬。

 

  • 痰に伴う咳
  • 喉の炎症
  • 気管支の炎症

 

を抑える効果があります。

 

 

桔梗(キキョウ)

キキョウと呼ばれる草の根からとれる生薬。

 

  • 肺や気管支の熱を取り除く
  • 膿を排出する
  • 痰を排出する

 

という効果があります。

 

 

杏仁(キョウニン)

アンズの種子。

 

  • 咳を抑える
  • 痰を取る
  • 便秘を改善する
  • 痛みを抑える
  • 利尿作用
  • 浮腫みを改善する

 

などの効果があります。

 

 

麦門冬(バクモンドウ)

ジャノヒゲという植物から取れる生薬。

 

  • 咳を抑える
  • 痰をとる
  • 解熱
  • 炎症を抑える

 

などの効果があります。

 

 

天門冬(テンモンドウ)

クサスギカズラという植物からとれる生薬。

 

  • 咳を抑える
  • 利尿作用

 

などの効果があります。

 

 

 

全16種類の生薬を簡単に説明しましたが、いずれの生薬にも

 

  • 痰を排出する
  • 咳を抑える
  • 気管支の炎症を抑える
  • 炎症を抑える

 

のいずれかが含まれており、しっかりと「咳・痰・気管支へとアプローチする漢方薬」になっていることがわかります。

 

つまり薬の理論上は「ダスモック」の宣伝どおり、「気管支をキレイにし、咳と痰を抑えることができる」という事がわかります。

 

では続いて
「ダスモックの価格」について見ていきましょう!

 

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ダスモックの価格と種類について!

清肺湯ダスモックは、2015年2020年現在は

 

  • ダスモックa<顆粒タイプ>

    ⇒8包/16包

  • ダスモックb<顆粒タイプ>

    ⇒40錠/80錠

 

の4種類が販売されています。

 

顆粒とは、簡単に言うと以下のような「粉」です。

 

ダスモック

 

 

用法・容量

15歳以上の方は、一日2回、一回1包なので「1日2包」です。

 

※錠剤は一日10錠
※15歳未満は服用してはいけません

 

 

1日あたりの値段を計算すると・・・

amazonの価格が安いので、amazonの値段を基準にして考えます。
2015年2020年現在)

 

サイズ

価格

1日服用量

1日の価格

a 8包

(4日分)

¥1445

2包

¥361

a 16包

(8日分)

¥2584

¥323

b 40錠

(4日分)

¥1404

10錠

¥351

b 80錠

(8日分)

¥2353

¥294

 

ということで、一日あたり290〜360円ほどと値幅があります。

 

最低1ヶ月は飲んだほうが良いという点を踏まえると、単純計算で2100円ほど変わってきますので、要注意。

 

なお安く見積もっても1月飲み続けると9000円ほど掛かりますので、一見高く感じるかもしれませんが、大きな病気を患うともっと大金が掛かることを考えると、妥当かと思われます。

 

 

 

 

清肺湯ダスモックの副作用とは!?

東洋医学である漢方は、西洋医学と比べると薬効も緩やかなため、強い副作用は出にくいとされています。

 

そのため、基本的には副作用はおきないと考えても問題ないのですが、まれに以下のような副作用がでる場合もあります。

 

その場合は、直ちに病院を受診しましょう。

 

  • 発疹やかゆみ、赤みなど
  • 間質性肺炎(階段の上り下り程度でも息切れや息苦しさを感じます。また、空咳や発熱なども見られます。)
  • 肝機能障害(発熱やかゆみ、全身の倦怠感、食欲不振などが見られます。)

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実際に父親が2ヶ月飲んでみて思ったこと(口コミ)

さて、では実際に父親が2ヶ月間飲み終えたので、その感想を聞いてみました。

 

 

父親の感想

最初はなんとなく「良いかな。」と思ってのんでみたんだけど、気休め程度だと思う。

 

そもそも保健適応の薬(清肺湯)と同じなら、最初から病院に行ったら良かった。

 

でも、痰は20%ほど減ったような気がするし、咳も若干減ったかな。

 

とは言え、大きく改善した訳ではないから、1日3回飲むのもしんどいし、続ける気は無い。

 

即効性は全く感じられないが、漢方はそんなものだろう。

 

※2015年時点では1日3回服用と定められていました

 

 

私の客観的な感想

まず、一日の服用回数が多い点に関しては、父親の言うとおり正直「続けにくい点」だと思います。

 

また、二ヶ月分で1万5千円ほどかかる点をみると、これも父親の言うとおり保健適応の病院へ行くほうが結果的には良いのかな、と思いました。

 

そもそも私にも、ダスモックが “清肺湯そのもの” という認識が無かったのが問題でした。

 

病院では、薬をもらうだけでなく一応「気管支の状態」も見て貰えると思うので、結果的に同じくらいの費用が掛かったとしても、同じ“清肺湯”を飲むのであれば、そちらの方が良いのでは、といった感想です。

 

また、客観的にみて「咳が減った」とは思いませんが、なかなか取れない痰を剥ぎ取るために大きく咳き込むことは、やや減ったような気がしなくもありません。

 

ちなみに、「清肺湯の研究成果」によると

 


画像引用:http://www.seihaito.jp/mechanism/

 

約2週間でこんなにも繊毛上皮細胞が回復するようですが、2ヶ月飲み続けて咳や痰が出ているところをみると、正直「うーん」といったところでした。

 

私が調べる限り、そんなに有名でも無いのか、評判の良し悪しもいまいち分かりませんでした。

 

ということで期待していた改善にはやや遠かったため、他の方法を調べて、再度試してもらおうと思います。

 

(2015年8月時点での感想ですが、その後も生薬内容は変わっておりませんので、結果は変わらないでしょう)

 

 

ダスモック以外にオススメしたいもの(2016.4追記)

長年「痰絡み」に悩んでいた父親に、急にスッキリとした方法があったため追記します。

 

あくまでも父親にはピッタリだった方法ですので、皆さんにも良いとは限りませんが、参考になればと思い一応紹介しておきます。

 

少し話がズレますが、私自身が10年以上「鼻炎症状」を患っており、保険適応外の治療なども経験しましたが、最終的に行き着いたのが「お茶」でした。

 

10年以上、ほぼ毎日「鼻炎薬」を飲んでいた私からすると、これはすごい発見。

 

甜茶(てんちゃ)をメインとした「すーすー茶」というお茶で、主に「鼻の症状」にアプローチするお茶です。

 

これを毎日飲んでいるのですが、ある日私の父が「甘くて美味しい」と言いながら、勝手に飲み始めました。

 

※甜茶には自然な甘みがあります

 

するとなぜか、「カァーッ!ペッ!」という、さんざん見せられていた光景を見ることが無くなりました。

 

「特に何もしてないけど、取れたみたい」と父親は言っておりましたが、「なぜだろう」と色々調べた結果、恐らく「すーすー茶」が役立っている事に気付きました。

 

別ページ「痰が切れない!喉に絡む痰の出し方や、去痰薬で出す方法!」の “痰を出しやすくする食事” の章でも紹介していますが、甜茶は痰をスッキリさせるお茶です。

 

それに加え、すーすー茶には「赤シソ」も含まれていることから、非常に痰に適したお茶だということが分かりました。

 

※シソは「紫蘇葉」として漢方でも使われており、痰をスッキリさせると言われています

 

販売会社は「すーすー茶」という名前をつけ、私のように「鼻炎に悩む人」をターゲットとして販売していることから、まったく「痰」に関する説明はないのですが、偶然にも「痰絡みにも良いお茶」という事に気付きました。

 

皆さまの痰絡みにも良いとは言い切れないのですが、20年以上聞かされてきた「痰を吐き出す音」が無くなったくらいなので、スッキリする可能性はあると思います。

 

飲み切ったとしても25日以内であれば返金してもらえる「保証制度」もありますので、安いですし一度試してみるのも良いかと思い、紹介させて頂きました。

 

ちなみに、アマゾンや楽天では売られておりませんのでご注意下さい。

 

■アマゾン■

 

■楽天■

 

 

またドラッグストアでは売られていないことも、販売元への電話で確認しました。

 

保障制度もありますので、ご購入時は公式HPをご利用ください。

 

以上、参考になれば幸いです。

 

参照:『えぞ式すーすー茶』公式HP
https://www.susucha.jp

 

 

2019.10追記

上記のお茶でスッキリ出来て以来、早いもので3年が経ちました。

 

気になるその後の父の「痰の状態」についてですが、至って良好です。

 

1年ほど前にまた痰絡みしておりましたが、当時を思い出し再び飲ませたところ、1週間ほどで解放。

 

「これ、相変らずお父さんにはかなり合ってるようだね」と伝えたところ、「ああ、これあのお茶かぁ。そういえば昔飲んだ時も感動したよなぁ。」と嬉しそうにしていました。

 

父の状況については、また何か変化があれば追記したいと思います。

 

 

 

さいごに!

いかがでしたでしょうか。

 

私の父親にはダスモックはいまいち効果が実感できなかったというのが、正直なところでした。

 

ただし、ダスモックは2014年あたりから販売されており、2015年現在(2020年現在)も販売されています。

 

そのため、そこそこのロングセラーにはなっており、一定の効果は上げているものと思われます。

 

当ページではあくまでも父親の感想と、私の客観的な意見を記載しておりますが、成分を見ても理論上は「気管支・肺・痰」に良いのは間違いないです。

 

そのため、もし長年お悩みの方は試してみるのも良いかと思います。

 

また、お茶に関しては説明のとおり、誰にでも良いというものでもないと思いますが、あれだけ聞かされていた咳痰を吐き出す音が無くなったのも事実ですので、こちらも試してみて損は無いかな、と思います。

 

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