蓄膿症・副鼻腔炎の8つの検査と診断方法!レントゲンやCT、MRIの違い

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蓄膿症・副鼻腔炎の8つの検査と診断方法!
レントゲンやCT、MRIの違いとは?

このページでは、

 

  • 蓄膿症・副鼻腔炎における、検査方法と診断方法
  • 蓄膿症の合併症に関するチェック

 

をわかりやすくまとめています。

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はじめに!

蓄膿症とは

 

「副鼻腔炎が3ヶ月以上続いている」、かつ「副鼻腔に膿が溜まっている状態」

 

を言います。

 

基本的には「副鼻腔炎≒蓄膿症」と考えて大きな差支えはありませんが、二つの違いを知りたい方は副鼻腔炎・蓄膿症とは?種類と症状・原因・治療の違い!をご覧下さい。

 

と言うことで、このページでは「副鼻腔炎(蓄膿症)の検査」という意味で説明していきます

 

 

副鼻腔炎(蓄膿症)の8つの検査・診断!

副鼻腔炎(蓄膿症)とは、

 

鼻の周りにある8つの “副鼻腔” と呼ばれる空洞に炎症を起こし、そこに膿が溜まる病気

 

です。

 

そのため、目に見える部分(鼻腔)などは目視で、目に見えない副鼻腔は画像などを使って検査・診断していきます。

 

※以下のどの検査を主体としているかは病院によって違いますし、全てが行われるわけでもありません

 

 

@鼻鏡検査

鼻腔(鼻の内部であって副鼻腔ではありません)の状態を確認するための検査です。

 

大きな鼻茸(鼻のポリープ)であれば鼻鏡検査でも確認できます。

 

鼻の穴に専用の道具を入れて内部に光を当てて覗き込む検査です。

 

参考ページ!
>>鼻茸とは?治らない時は手術かも。薬や症状の放置で治す(自然治癒)事は出来る?

 

 

A内視鏡検査

副鼻腔まで挿入可能な内視鏡(鼻腔ファイバースコープ)を使って、目で副鼻腔の様子を確認する検査です

 

鼻腔や自然口(鼻腔と副鼻腔の通路)の状態を確認し、副鼻腔炎かどうかの確認をします。

 

また現代では、蓄膿症の手術の多くが内視鏡を使って行われます。

 

参考ページ!
>>慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の手術内容や費用について知ろう!

 

 

Bレントゲン検査

顔面部のレントゲンを撮ることで炎症がどこに起こっているのかを確認することができます。

 

炎症が強いほど白い影がはっきりと写ります。

 

 

CCT検査

ドーナツ状の大きな装置で調べる検査です。

 

レントゲンでは発見しづらい炎症や、手術の適用を検討するために、さらに詳しい情報を得るためにCT検査が行われる場合があります。

 

副鼻腔炎の確定診断として用いられることも多く、CT検査を主流としている病院もあります。

 

なお、CTでは膿が溜まっている部分が以下の様に灰色になります。

 


画像引用:http://www.s-jibika.com/index.php?%E6%85%A2%E6%80%A7%E5%89%AF%E9%BC%BB%E8%85%94%E7%82%8E

 

↑右の頬は空洞になっているため、黒く写っています。

 

副鼻腔は本来 “空洞” なので、黒く写ると健康的な副鼻腔と言えます。

 

 

DMRI検査

こちらもCTと似たような “ドーナツ状の大きな装置” での検査であり、CT検査よりも詳細な画像データが得られます。

 

CTとの細かな違いを説明すると長くなるので割愛しますが、MRI検査では骨が写らないため、内臓や脳の検査に適しています。

 


画像引用:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q14112247314

 

↑の画像では、膿が溜まっている部分が白くなっています。

 

なお、前もって蓄膿症の存在が確認できる場合は、この検査を行うことはあまり無いでしょう。

 

行われるとすると、

 

  • 原因不明の慢性頭痛がする場合
  • 脳梗塞や脳腫瘍を患ったことのある場合
  • 炎症が強く、脳膜炎や髄膜炎を合併していることが強く疑われる場合

 

などです。

 

副鼻腔炎(蓄膿症)を検査するという意味では、通常はCT検査で十分でしょう。

 

 

E細菌検査

綿棒や吸入機、穿刺針を使う、あるいは内視鏡についている粘膜組織などを検体として、どんな細菌に感染しているのかを調べる検査です。

 

蓄膿症は小さい子供もかかりやすい病気なので、ぐずらないように保護者の方がしっかりとサポートすることが求められます。

 

 

Fアレルゲン同定検査

副鼻腔炎や蓄膿症は、アレルギーが原因でも起こりやすいです。

 

そのため、ハウスダストや花粉症などのアレルゲン(アレルギーを引き起こす原因物質)を特定する検査が行われる場合もあります。

 

 

G血液検査

蓄膿症の場合は、生活習慣病(高血圧症や動脈硬化症など)による血流障害でも発生することが懸念されます。

 

また、初診時の「全身状態の把握」や「炎症の強さを知るため」に血液検査が行われます。

 

なお、上記「Fアレルゲン同定検査」は血液検査で行われることも多いです。

 

 

 

では続いて
「蓄膿症の合併症の検査!」について説明しましょう。

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蓄膿症の合併症のチェックについて!

症状が長引く蓄膿症では合併症が起こりやすいため、合併症の有無を調べる検査が行われる場合が有ります。

 

それでは蓄膿症に合併しやすい病気を挙げていきたいと思います。

 

 

喘息

蓄膿症と合併しやすい病気として、気管支喘息(アレルギー性疾患のひとつ)があります。

 

合併の有無を確認するためには、胸に聴診器をあてて喘鳴音(ゼーゼーという喘息特有の呼吸音)をチェックします。

 

関連記事
>>気管支喘息の症状・原因・治療・予防!病院は何科を受診?

 

 

中耳炎

中耳炎も合併しやすい病気の一つです。

 

  • 耳鳴りの検査(聴力検査など)
  • 耳垂れの有無
  • 鼓膜の状態

 

を検査します。

 

関連記事
>>副鼻腔炎・蓄膿症で中耳炎に?!耳鳴り、耳が痛い場合は要注意!

 

 

眼症状

感染症による炎症の場合、感染像が広がって眼神経にまで及ぶことがあります。

 

眼痛や眼の充血、目やにの多さなどを訴えている場合には、角膜炎の検査や眼圧を調べる検査なども行われます。

 

 

脳の合併症(脳膜炎、髄膜炎、硬膜下腫瘍など)

炎症が脳にまで広がったり、感染を引き起こしている細菌が血管やリンパ管に侵入して脳を冒す場合もあります。

 

この時は、

 

  • 頭部CT
  • MRI
  • 骨髄穿刺
  • 脳血管カテーテル法

 

などの検査が合わせて行われる場合もあります。

 

 

原因不明の「慢性的な頭痛」の原因究明

まだ副鼻腔炎や蓄膿症の存在がはっきりしていない状態で、その原因究明(脳梗塞や脳腫瘍、アルツハイマーなどを含めた総合的な診断)のためにMRIやCTなどの検査が行われるケースになります。

 

「調べてみた結果、蓄膿症の存在が確認できた」というケースが意外と多いものです。

 

この場合、病気としては「脳梗塞の疑い」「脳腫瘍の疑い」など重症度の高いものから、「蓄膿症」へと病名が転記することになります。

 

 

うつ病、不眠症などの精神疾患

蓄膿症や後鼻漏(鼻水が喉に流れ落ちてくる状態)を患っていると、寝不足に陥ることが多々あります。

 

そうした中で、うつ病や不眠症などを患う場合があります。

 

問診でこれらの精神疾患が疑われる場合は、精神科や心療内科を受診することが勧められます。

 

 

自己免疫性疾患

自己免疫性疾患とは、何らかの内的な原因(病原菌やアレルゲンなどの外からやってくるもの以外の原因)で免疫系が暴走し、健康な細胞を攻撃して炎症をあちこちに起こす病気です。

 

自己免疫性疾患は遺伝や先天的な要素も高く、蓄膿症との因果関係も不明な部分が多いのです。

 

しかし「多発的・全身的」に炎症を起こす難病のため、蓄膿症を合併する可能性が高いと考えられています。

 

※蓄膿症が進行して自己免疫性疾患を合併するというよりも、自己免疫性疾患の症状の一つに蓄膿症があるという理解です

 

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さいごに!

筆者自身、慢性鼻炎や蓄膿症に15年以上苦しめられてきました。

 

そのため、当サイトでは自身の経験から蓄膿症や鼻炎のことを分かりやすくまとめていますので、ぜひ合わせてご確認ください!

 

特に以下の2記事では、これまでの治療体験も分かりやすくまとめていますのでオススメです。

 

 

 

また、自宅でのケアとして有名な「鼻うがい」に使う洗浄器のおすすめランキングもハナノア・ハナクリーンS(EX)・ナサリンを使い比べてみた!オススメ鼻洗浄器と使い方・コツ!でまとめています!

 

ぜひこれらも参考にしてみてください!

 

 

副鼻腔炎の基礎(種類や違いについて!)

  1. 急性副鼻腔炎の症状・原因・治療
  2. 慢性副鼻腔炎の症状・原因・治療!
  3. 好酸球性副鼻腔炎の症状・原因・治療!
  4. 副鼻腔真菌症の症状・原因・治療!
  5. 上顎洞炎(歯性上顎洞炎)の症状・原因・治療!

▼少しでも多くの方に届くよう、シェアして頂けますと幸いです!
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