鼻血が止まらない!よく出る原因と止め方・対処!頭痛は病気の前兆?

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鼻血が止まらない原因や病気と、簡単にできる止め方!

 

このページでは、

 

  • 鼻血が出る一般的な原因とは
  • 鼻血が出る様々な病気とは
  • ピタッ!と、鼻血を止める方法!
  • 疑問@:チョコレートで鼻血が出るの?
  • 疑問A:男性はセクシーな女性を見ると本当に鼻血が出るの?

 

についてどこよりもわかりやすく!説明させて頂きます。

 

毎日頻繁に出る!
突然出る!
頭痛もする!

 

などの症状はありますでしょうか?

 

鼻血から発見できる病気もありますので、ぜひ早期発見に役立てて下さい!

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鼻血が出る原因と仕組み

鼻血(はなぢ)とは、鼻腔(鼻の中)から出血する事であり、別名「鼻出血」とも呼ばれます。

 

鼻血の原因のほぼ90%は、鼻腔隔(左右の鼻の穴を隔てている、真ん中のかたい部分)の前方付近にある「キーゼルバッハ部位」からの出血です。

 

 

このキーゼルバッハ部位は毛細血管が集中しており、かつ表面は薄い粘膜になっています。

 

そのため些細な刺激であっても血管が破れやすく、かつ入り口に近いので傷つきやすい場所なのです!

 

 

ポイント@ キーゼルバッハは、乾燥していると出血しやすい!

 

「冬の乾燥する時期になると、鼻血が出やすい」

 

という方は、乾燥が原因の一つとして考えられます。

 

粘膜が乾燥している状態で「鼻をかむ」「鼻の掃除をする」などをすると、粘膜が湿っていないため、毛細血管に直に衝撃が加わってしまいます。

 

その結果、毛細血管が切れ鼻血が出やすくなります。

 

この場合の対処法としては、

 

「鼻腔内を乾燥させない」ことを目的とした方法

 

となります。

 

  • マスクを着用する
  • 馬油やオリーブオイルを塗る
  • 市販薬「ゲンタシン」を使用する
  • 鼻腔内スプレーを使用する
  • 加湿器にて鼻腔内を潤す

 

加湿器やスプレーなどで潤すことは理にかなっていますが、一般的に軟膏を塗るほうが早く治癒する方が多いようです。

 

普段から鼻腔内が乾燥する方は、手ごろな価格で鼻を潤せる商品がありますので、そのような商品も是非お試し下さい!

 

 

 

ポイントA キーゼルバッハは、風邪・アレルギー鼻炎でも出血する!

風邪をひくと、鼻内部の粘膜は異物(ウイルスや花粉など)と戦うために、大量の鼻水を出そうとします。

 

しかしその際、鼻腔内の毛細血管が広げられ、同時に鼻粘膜が腫れたり、ひいたりもしています。

 

鼻腔隔(キーゼルバッハ部位も含む)の毛細血管が拡張していると、鼻粘膜は弱い刺激(軽く鼻をすする程度)であっても、鼻血が滲み出やすくなります

 

さらに、花粉アレルギーなどで長期間鼻粘膜の腫れ(炎症)が続くと、結果として鼻を通る空気の流れがとても悪くなり、鼻づまりとなります。

 

この鼻づまりを解消する為に、繰り返し鼻をかんだり、鼻をすすったりすることで、気づかない間に鼻腔隔から血が滲み出ていることも多々あります

 

 

 

それでは次に、
「病気が原因となる鼻血」について詳しく説明しましょう!

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病気が原因で鼻血が出る!?

ここまでは、刺激などで毛細血管が破れることが原因の鼻血を紹介しました。

 

次は(風邪以外の)病気による鼻血について説明しましょう。

 

「恐らく私は病気ではない!」という方は、下で紹介している「鼻血の止め方」まで飛ばして頂いても問題ありません!

 

なお、今現在妊娠中の方は、妊娠中の症状として鼻血がありますので、以下ページをご覧下さい!

 

妊娠中の鼻血の原因と、赤ちゃんへの影響を知ろう!

 

 

偏頭痛と鼻血

特に女性に多くみられる偏頭痛も、鼻血の原因となります。

 

では、なぜ偏頭痛が起こるのでしょうか?

 

それには二つの説がありますが、どちらも血管の収縮がポイントとなっています。

 

【偏頭痛の仕組み】
何らかの原因で、脳への血流が急激に高まると、血管の収縮が起こります。

その結果、

説@
⇒収縮された血管が拡張した際に頭痛がする。

説A
⇒収縮された血管が拡張した際に、炎症を起こしまわりの神経を刺激する。

 

偏頭痛の原因へと話がズレましたが、この血管の収縮・拡張の際には、もちろん鼻腔内の毛細血管においても同様に収縮が行われます

 

毛細血管が収縮・拡張することで、必然的に鼻血も出やすくなるのです。

 

 

高血圧と鼻血

高血圧の場合、身体全体において血管内の圧力が高まっており、血管が傷つきやすい状態になっています

 

その為、鼻の毛細血管(キーゼルバッハ部位)も、些細な衝撃で出血しやすくなります

 

また、血圧が高いため勢い良く大量の出血を伴います

 

血管というのは傷つく度に硬くなり、すなわち動脈硬化と言われる病気に繋がります。

 

動脈硬化はさらに脳梗塞、脳卒中の原因となります。

 

「大量の鼻血が出やすい、頭痛がする、頻繁に鼻血が出る」などの場合は、高血圧や動脈硬化も疑い、早めに受診しましょう。

 

 

肝臓の病気と鼻血

肝臓の代表的な病気として、肝硬変が挙げられます。

 

この肝硬変の症状の特徴としては

 

  • 全身がだるい
  • 食欲がない
  • 白目や皮膚が黄色くなる
  • 胸や腕に赤い斑点が出る(クモ状血管腫)
  • 手のひらが赤くなる(手掌赤班)
  • 出血しやすい

 

などが挙げられます。

 

全身的に血管での症状が出るため、分かりやすいとも言えます。

 

鼻血だけでなく、歯茎などからも出血する場合は、肝臓も疑うべきポイントの一つとなります。

 

 

腎臓の病気と鼻血

腎臓の病気も鼻血の原因の一つです。
代表的な病気としては、腎不全が挙げられます。

 

腎不全の特徴として、まず身体にむくみが出ますが、それ以外にも以下の様な症状が現れます。

 

●タンパク尿
●血尿
●高血圧

 

さらに症状が進むと、「尿毒症」という状態になり、

 

●吐き気
●頭痛
●呼吸困難
●出血症状

 

を伴います。

 

既述の通り、高血圧の場合は鼻血も出やすくなりますので、一つのサインとして捉えることができます。

 

 

糖尿病

上で挙げた

 

  • 高血圧
  • 腎臓機能の低下
  • 肝臓機能の低下

 

は糖尿病でみられる代表的な症状です。

 

また糖尿病の場合は、以下の要因からも鼻血が出やすくなります。

 

 

高血糖

高血糖が続いている場合は、血管内部の細胞が傷つけられている状態なので、どんどん脆く(もろく)なります。

 

そのため、些細な刺激でも鼻血が出やすくなります。

 

 

脂質異常

血液中のコレステロールや中性脂肪が多い状態を脂質異常と言いますが、この場合は血管内部に脂質が溜まってしまうことで、動脈硬化となり、鼻血がでやすくなる可能性があります。

 

 

自律神経失調症と鼻血

まずは自律神経失調症の簡単な説明をします。

 

自律神経とは心臓を動かす・汗を出す等、自分でコントロールできない自動的に働く神経のことを言います。

 

この自立神経は、

 

■活動する神経
⇒交感神経

■休む神経
⇒副交感神経

 

の2種類の神経に分けられ、必要に応じて切り替わります。

 

しかし、不規則な生活や過度なストレスから、この2つの神経バランスが乱れることがあります。

 

それが、自律神経失調症です。

 

この自律神経失調症では、鼻血を始め、
以下の様な症状が起こります。

 

頭痛、耳鳴り、目の乾き、めまい、立ちくらみ、手の痺れ、多汗、肩こり、微熱、精神不安定....etc

 

症状としては非常に多岐にわたるため、気になる方はぜひ調べてみてください。

 

 

血液の病気、そして鼻血

血液の病気としては、
白血病、血友病、血小板減少症などが代表として挙げられます。

 

これら血液の共通する症状として

 

●血が止まりにくい
●全身的に血が出る
●アザができる
●貧血気味になる

 

などが挙げられます。

 

特徴として、突然鼻血が垂れ出る、頻繁に出やすくなるなどがよく言われます。

 

血液の病気である場合、鼻血以外にもいたる場所に出血が確認出来るため、「様子がおかしいな」と思った時点で、病院を受診してください。

 

 

上顎がん

鼻の周辺には、左右対称に4つ(計8つ)の「副鼻腔」という空洞があります。

 

 

 

このうち、小鼻の横にある「上顎洞」という部分において、発生するがんがあります。

 

この「上顎がん」では、腫瘍の出来た方だけに鼻づまりが起き、鼻血や血の混じった臭い鼻水が出ます

 

この上顎ガンは、中年以上に多く見られ、頬の痛みや頭痛も伴う点が特徴として挙げられます。

 

 

 

副鼻腔炎と鼻血

副鼻腔炎(ふくびくうえん)とは、
鼻の周辺にある「副鼻腔」という箇所が炎症を起こす病気です。

 

 

@上顎洞(じょうがくどう)
⇒鼻の両側(頬付近)

A篩骨洞(しこつどう)
⇒目頭の内側

B前頭洞(ぜんとうどう)
⇒眉間から眉上

C蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)
⇒A篩骨洞のさらに奥深く

 

一般的には、広い意味で「蓄膿症(ちくのうしょう)」と呼ばれているため、ご存知の方も多いかもしれません。

 

この副鼻腔炎(蓄膿症)では、

 

  • 鼻に膿がたまる
  • 炎症による鼻粘膜のただれにより、出血しやすくなる
  • 黄色・緑の鼻水が出る
  • 頭痛
  • 顔面痛(副鼻腔部分が痛む)

 

などの症状が挙げられます。

 

副鼻腔炎は4種類に分けられ、それぞれ症状も原因も治療も異なります。

 

自然治癒するものから、手術が必要になるものまでありますので、少しでも副鼻腔炎が疑われる場合は早めにチェックされることをおすすめします。

 

副鼻腔炎の種類や違いについて

  1. 急性副鼻腔炎の症状・原因・治療!
  2. 慢性副鼻腔炎の症状・原因・治療!
  3. 好酸球性副鼻腔炎の症状・原因・治療!
  4. 副鼻腔真菌症の症状・原因・治療!

 

 

オスラー病

オスラー病とは、遺伝性の難病のひとつであり、

 

からだ全体の血管に異常がおこり、出血症状があらわれる病気

 

です。

 

この病気では、実に9割近い患者に鼻血がみられます

 

原因は遺伝子異常と判明しており、

 

日本ではおよそ「5000〜8000人に1人」がこの異常遺伝子を持っている

 

とされています。

 

もっとも多い症状が鼻血であると説明しましたが、ほかにも

 

  • 消化管

 

などなど、「異常のある血管」が存在する臓器で症状が発症します

 

なお、オスラー病を検査する場合は、オスラー病を診断できる病院を受診する必要があります。

 

<外部リンク>オスラー病の診療が可能な病院

 

 

 

 

では続いて
「鼻血の止め方と対処法」について説明しましょう!

 

鼻血の止め方・対処法を知ろう!

さて、ここまでご覧頂いた上で、

 

●上顎がん
●副鼻腔炎(蓄膿症)

 

以外は、結果的には「毛細血管」からの出血ということが分かって頂けたかと思います。

 

つまり原因が何であれ、ほとんどの場合が毛細血管からの出血というわけです。

 

したがって、
ここからは毛細血管から出血した際の、正しい止血方法を説明させて頂きます。

 

なお、ここで紹介する方法はあくまでも対処方法です!

 

根本原因に病気が疑われる場合は、早めに病院を受診しましょう!

 

 

止血点の刺激!

あまり知られていない方法ですが、
かかとにある「止血点」を刺激することで鼻血を止めます。

 

実際に試したところ、確かに出血量が減ったためオススメします!

 

なお実践時は、下で紹介する「通常の止め方」を行いつつ、合わせて行うとより良いでしょう。

 

今すぐLet’s Try♪

 

《参考動画》

 

 

通常の止め方!

座った状態もしくは立った状態で、親指と人差し指で鼻をつまみます。

 

この時つまむ場所は、難しく考える必要はなく、息を止める時と同様に鼻をつまみます。

 

キーゼルバッハ部位を上から押さえる事を意識してみましょう

 

通常であれば、この方法でも5分ほどで止血することが出来ます!

 

さらに、冷やすと血管が縮まるため、冷たいタオルやアイスバッグで冷やしてあげるのも効果的です。

 

※アイスバッグとは、以下のようなものです!

 

 

なお、よくある間違いですが鼻を摘む際に上を向くのは止めましょう

 

鼻血が喉へ流れおち、気分が悪くなる可能性があります。

 

同じ理由で仰向けになるのも良くありません。

 

あともう一点、「鼻血が出た時は、首筋をトントンしましょう」という俗説がありますが、これは全く何の根拠もない方法ですので、止血にはなりません。

 

 

それでも止まらない場合は?

キーゼルバッハ部位をより圧迫します。

 

やり方としては、脱脂綿(なければティッシュ)をなるべく長めに用意し、鼻の奥の方までしっかりと詰め込みます。

 

その状態で、先ほど同様に鼻をつまみます。

 

なお、脱脂綿・ティッシュいずれの場合も、血が止まるまでは基本的に取替えは不要です。

 

特にティッシュは脱脂綿と比べやや固いため、繰り返しの抜きさしによって鼻粘膜を傷つけてしまう場合があります。

 

また、血でティッシュが張り付いている場合、勢いよく抜くとかさぶたが剥がれてしまう場合もありますので、抜く際は優しく行いましょう。

 

これでも止まらない場合、以下にも注意してみてください!

 

 

鼻血を止める際の注意点!

鼻血を止める場合は、顔を一番高い位置に持ってくることが重要です。

 

これは重力により、血が下へ流れ落ちる事で、鼻への血流が少なくなるためです。

 

出血量が多い場合に仰向けに寝てしまうと、血が大量に喉に流れ込むため、寝かせたい場合は必ず横向きに寝かせましょう!

 

 

明らかに鼻血の量が異常な場合!

先ほど説明しました通り、鼻血が出る背景には、恐ろしい病気が隠れている場合があります。

 

そのため、

 

  • 1時間経っても鼻血が止まらない
  • 出る量が尋常ではない

 

という場合は、急いで耳鼻科を受診しましょう。

 

また、鼻をぶつけて血が出てる場合も、キーゼルバッハの傷というよりは、骨への影響や奥深くでの出血が考えられるため、早急に耳鼻科を受診しましょう。

 

 

 

では最後に「よくある疑問」

 

  • チョコレートと鼻血は関係性するか?
  • セクシーな女性を見ると男性は鼻血が出るのか?

 

について説明しましょう!

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疑問@!チョコレートと鼻血の関係性!

誰しも小さい頃、親から

 

「チョコレートを食べすぎたら鼻血が出るわよ!」

 

と注意されたことがあるかと思います。

 

これって本当なのでしょうか??

 

結論から言いますと、

 

チョコレートを食べただけでは鼻血は出ない 

 

です。

 

上で説明しましたとおり、鼻血というのは「キーゼルバッハ(毛細血管)が傷ついて出るもの」です。

 

なので激しく鼻ほじりをするなどの物理的な刺激がなければ通常は出ません。

 

ただし以下のように「出る(出やすくなる)」という説もあります。

 

 

説@:ふやけて破れる可能性もある?

チョコレートにはカフェインが含まれています。

 

カフェインは神経を興奮させる作用があるため、眠気覚ましとしても有名ですよね。

 

カフェインを摂取すると、カラダは「興奮状態」となりますが、同時に全身の血の巡りがとても良くなっているのです。

 

もちろん鼻の毛細血管においても、いつもより多量の血流が流れ込もうとするため、傷がついていなくとも「ふやけて破れる可能性がある」という説です。

 

 

説A:植物性油脂によって、出血が止まらなくなる?

市販のチョコレートの多くは「植物性油脂」が含まれています。

 

この中に「酸化防止剤(ビタミンE)」が含まれており、そのビタミンEの副作用として「出血が止まりにくくなる」という性質がある、というものです。

 

 

いずれにしても、出血する可能性はひくい!

「日本チョコレート・ココア協会」という協会も、出血との関係は否定しています。
※チョコレートやココアを推進する協会ですから、当たり前ですが・・・

 

上記2つに関しても、「鼻血が出やすくなる要因」かもしれませんが、結局のところ「毛細血管に傷がつかない限りは、通常は鼻血はでない」と言えます。

 

ただし!!

 

可能性としては、チョコレートやピーナッツなどに小児アレルギーをもっている場合、鼻アレルギー(粘膜炎症など)の結果、鼻血が出る可能性は0ではないと考えられます。

 

また、上であげた「オスラー病」については、アルコールやスパイスのほか、チョコやコーヒーを飲食すると鼻血が出やすい、という研究報告があります。

 

疑問A!セクシーな女性を見たら鼻血がでる?

漫画やアニメでたびたび見られるシーンとして、

 

女性のセクシーな姿を見て鼻血が噴だす

 

ものがあります。

 

これは本当に起こり得るものでしょうか?

 

結論から言うと、「有り得なくはない」です。

 

先ほど、「カフェイン」がカラダを興奮させると、毛細血管に血が多く流れ込む可能性がある、とお話しました。

 

カフェインでなくとも、男性はセクシーな女性を見ると興奮するものなので、もともと「高血圧症」を患っているお爺さんの場合、鼻血が勢いよく飛び出す可能性が0ではないと言えるでしょう。

 

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