いぼ痔や切れ痔は、痛くない時は放置OK?女性や妊婦に多い理由は?

いぼ痔や切れ痔は、痛くない時は放置してOKなの?
痔が女性や妊婦に多い理由はなぜ?

このページでは

 

  • いぼ痔・切れ痔は放置してても大丈夫か?
  • 痔が女性や妊婦さんに多いのはなぜ?

 

という2点を分かりやすく説明します。

 

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いぼ痔・切れ痔が痛くない場合は、放置していても大丈夫?

「放置して良いか?」については、切れ痔といぼ痔で対応が分かれます。

 

 

切れ痔の場合

筆者の場合は、少しティッシュに血が付くな・・・ 程度だったこともあり、病院を受診しませんでした。

 

しかし切れ痔の場合は大腸からの出血も考えられるため、とりあえず一度「肛門科」を受診することをオススメします。

 

病院を受診することで「切れ痔の具合」も確認出来ますし、適切な治療を進められるでしょう。

 

切れ痔をもっと分かりやすく!
>>切れ痔の治し方と症状・原因!出血時やかゆい時は軟膏を塗るべき?

 

 

いぼ痔の場合

筆者の場合は切れ痔に加えていぼ痔も並存していましたが、これもまた「恥ずかしい」という気持ちから病院を受診しませんでした。

 

ただしいぼ痔に関して言うと、重症例である

 

  • 常に脱出(肛門から出てきている)している場合
  • いぼが大きく成長している場合
  • 痛みや出血量が多い場合

 

などを除いては、様子見あるいは保存的治療法を行うのが一般的です。

 

保存的治療というのは

 

  • 様子を見る
  • 指で押し戻して元に戻す(内痔核の場合)
  • 外用薬で対処する(軟膏や坐薬)
  • 原因となる生活習慣を改める

 

などを言います。

 

したがって、

 

  • 痛みがない
  • あまり大きくない
  • 排便後に内痔核が脱出(飛び出すこと)してきても、指でゆっくりと押し戻して、普通に生活している中で脱出してこない

 

このような場合であれば、様子見で十分とされています。

 

痛みや痒みは炎症によるもので、多くの場合は便の拭き残しが原因とされています。

 

特に「痔」ということがわかってからは、念入りに拭くのをためらって便の拭き残しが多くなるので注意しましょう。

 

いぼ痔をもっと分かりやすく!
>>いぼ痔の症状・原因・治し方と薬!痛い・かゆみ・出血時の対処<画像/写真>

 

 

「痔」の時は、便の拭き残しに注意しよう!(痔疾患の時の肛門のケアの仕方)

上でも触れましたが、切れ痔やいぼ痔になると、「肛門を拭くのをためらってしまう」傾向にあります。

 

しかしそれによって症状が悪化する場合がありますので、拭き残さないように注意が必要です。

 

便の拭き残しを避けるためには、以下を心がけてみましょう。

 

  • 温水便座器の場合は「弱め」で当てて、しっかりと洗う
  • 洗った後はお尻クリーナーのような対策グッズを使って、優しく念入りに拭き取る
  • トイレットペーパーに便が付いていないことを確認する
  • 排便時には前もってワセリンを肛門に塗っておく

    (こうすることで、油膜が肛門にはられることになりスムーズに拭き取ることができます)

  • 心配な場合はトイレットペーパーにもワセリンを塗って、その部分で拭き取る

    (少ない回数できれいに拭き取ることができます)

  • シャワーを浴びる時は肛門もよく洗う

    (ただし石鹸などをつかうのはNGですし、温水はぬるま湯程度にしておきましょう)

 

 

 

では続いて
「なぜ痔は妊婦に多いのか?」という点について説明しましょう。

 

 

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痔はなぜ妊婦に多いのか?!

「痔は実は女性に多い」というデータがありますが、妊娠中や出産時に痔に痔になる方も多くいらっしゃいます。

 

ではなぜ妊婦さんに痔が多いのでしょうか?

 

これは、

 

  1. 子宮が大きくなることによって肛門・直腸付近が圧迫されて血行不良となり、うっ血することでいぼ痔になる。
  2. ホルモンバランスが変化するため、便秘になりやすくなる。その結果、水分の少ない硬い便を排出しようとしてしまうため、肛門に圧がかかり、切れ痔やいぼ痔を引き起こす。

 

という大きく2つの理由があります。

 

なお、女性はもともとダイエットなどが原因で便秘になりやすく、結果として「切れ痔」になりやすいです。

 

ただし妊娠中にみられる痔の種類としては、直腸付近が圧迫されることによる「いぼ痔」の方が多いと言われています。

 

いぼ痔と切れ痔の症状の違いや治療、予防については、

 

>>切れ痔の治し方と症状・原因!出血時やかゆい時は軟膏を塗るべき?

 

>>いぼ痔の症状・原因・治し方と薬!痛い・かゆみ・出血時の対処<画像/写真>

 

にて分かりやすくまとめていますので、是非参考にしてみて下さい。

 

なお「市販薬」に関しては、基本的に塗り薬となりますが、ステロイドが含まれるものが多いため赤ちゃんへの影響が考えられます。

 

もちろんステロイドが含まれないタイプもあり、「いぼ痔・切れ痔のオススメ市販薬!ボラギノールやオロナインは効くか?試してみた!」で紹介していますが、妊娠中に関して言えば、とりあえず産婦人科で相談した方が良いでしょう。

 

ちなみに痔が酷い場合は「手術」がおこなわれる場合がありますが、出産時に再発することも多いため、出産後まで手術を延期することが多いとされています。

 

痔の手術をくわしく!
>>いぼ痔・切れ痔の手術内容と手術費用!手術後の痛みはいつまで?<体験談あり>

 

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さいごに!

いかがでしたでしょうか?

 

まず、切れ痔がある場合(出血が確認できる場合)は、とりあえず病院に行ってみましょう。

 

またいぼ痔も小さい場合は「保存的治療」で良いとされていますが、市販薬などで早めに対処しておきましょう。

 

ちなみに筆者の場合は最終的には漢方を飲むことで治りましたので、塗り薬を塗っていても改善されない方は、是非試してみて下さい。

 

※漢方は以下のページで紹介しています

いぼ痔の薬・市販薬

 

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