いびきを治す方法!原因・治療と、枕など対策・防止グッズ!

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いびきを治す方法!原因・治療と、枕など対策・防止グッズ!

このページでは、

 

いびきについての

 

  • 原因やメカニズム
  • 考えられる病気
  • 対策方法(オススメ防止グッズなど)
  • 病院での治療方法!
  • 枕で本当にイビキは治るのか?
  • いびき外来

 

どこよりもわかりやすく説明します!

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「いびき」とは!?

あら奥さん!体調が悪そうだけど大丈夫!?

そうなのよ・・・
旦那のいびきがうるさくて昨夜は眠れなかったの・・・

 

 

こういう会話を見聞きしたことのある方も多いかと思います。

 

「いびき」というのは生理現象のひとつですが、迷惑な生理現象としてアンケートなどを取ると、必ずと言って良いほど上位にランクインされるほど厄介なものです。

 

とくに家族の安眠を妨げるような大きないびきは精神的なストレスの元となり、中には殺意を抱かれることもあるため、「たかがいびき」と侮ることはできません!

 

と言うよりも実は大きないびきは、周りへの悪影響だけでなく、当の本人が病気を患っている可能性もあるのです。

 

ではここから、
いびきの「原因・メカニズム・考えられる病気」を説明していきましょう。

 

いびきの原因と考えられる病気とは!?

一般的なイメージでは

 

大きないびきをかいている=熟睡している

 

と思われがちですが、これは大きな間違いです。

 

いびきには

 

  • 「生理的ないびき」
  • 「病的ないびき」

 

があるのですが、大きないびきは「病的ないびき」に分類されます

 

「病的」ですので、治療が必要ということになります。

 

ではここから、

 

  1. イビキの簡単なメカニズム!
  2. 生理的なイビキってなに?
  3. 病的なイビキってなに?

 

の順番で説明していきましょう!

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@「いびき」のメカニズムを簡単に説明!

「いびきってそもそも何で鳴るの?」という問に、分かりやすく説明しましょう。

 

まず、「いびき」とは喉の奥にある “のどちんこ” が、呼吸による空気の流れで震えて出る音のことです。

 

したがって、本来いびきとは「鼻」ではなく「喉」から音がするのです。

 

空気による振動でいびきが起こっているので、気道(鼻や喉)を通る空気の圧力が高まると、それだけ “のどちんこ” も大きく震えることになり、音が大きくなります。

 

つまり気道(主に喉)が狭くなっている状態だと、それだけ音が大きくなるということです。

 

※ちょうどホースの口をつまんで狭くすると、水が勢いよく飛び出るのと同じ原理です

 

ではなぜ寝ているときに喉が狭くなってしまうのでしょうか?

 

人間は、日中に受けた傷やストレスを解消するために、寝ている間は副交感神経という神経が活性化します。

 

この時、副交感神経の鎮静作用から全身の筋肉が緩みます

 

仰向けに寝ることでアゴから首にかけての筋肉が、この筋弛緩作用によって床の方に垂れ下がり、喉を圧迫してしまいます。

 

その結果、喉をとおる空気の圧が強くなるため、いびきが発生するのです。

 

では、「生理的なイビキ」とはどういうものなのでしょうか?

 

 

A「生理的ないびき」ってなに?

「生理的ないびき」というのは、簡単に言うと

 

  • 安眠に支障がない(深く眠れている)
  • 音が静か(せいぜい寝息が少し大きくなった程度)

 

というよう様な「いびき」です。

 

たまにいびきをかく程度であれば、ほとんどの人がこの「生理的ないびき」に当てはまるため、問題ありません。

 

では、「病的なイビキ」とはどのようなものなのでしょうか?

 

 

B「病的ないびき」ってなに?

病的ないびきになると、気道狭窄(気道が狭くなること)が強くなってしまい、音も大きくなります。

 

 

大きないびきをかいている時は “酸欠状態” にある!

うえで説明した通り、病的ないびきになると、喉の閉まりが強くなっています。

 

では、喉が狭くなっている状態がなにを意味するかと言うと、呼吸の量が低下している状態ということになります。

 

したがって、いびきの音が大きければ大きいほど、睡眠中は「酸欠状態」を起こしていると言えるのです。

 

こうなると、脳は酸欠から逃れるために、寝ている間も “異常興奮状態” となってしまいます。

 

体は寝ているつもりでも脳は覚醒しているため、慢性的な睡眠不足状態になります。

 

そしてこの状態がもっとも強く現れるのが

 

「睡眠時無呼吸症候群」 

 

の時なのです。

 

 

いびきが大きい場合は、睡眠時無呼吸症候群の可能性がある!

睡眠時無呼吸症候群とは、文字どおり

 

「寝ている時に呼吸出来ていない」

 

ということであり、深い眠りにつけていない状態です。

 

その結果、症状として

 

■寝ている間

  • いびきが大きい
  • 息苦しさがある
  • 寝汗がひどい
  • 目がさめる

 

■寝起き

  • 口がカラカラに渇く
  • 深く眠れた感覚がない
  • 身体のだるさ・重さを感じる

 

■日中帯

  • いつも疲労感がある
  • 午前・午後かかわらず眠気に襲われる
  • 物事に集中できない

 

などがあらわれます。

 

 

ほかに考えられるいびきの原因(病気)

他に考えられるいびきの原因としては、

 

  • 脳卒中(脳梗塞、脳溢血、くも膜下出血)
  • アルツハイマー
  • 自律神経失調症
  • 更年期障害
  • 肥満
  • うつ病

 

などがあります。

 

脳の病気(脳卒中やアルツハイマー)では、大きなイビキをかくことがよく知られています。

 

これは脳の障害によって、のど周りの筋肉をうまく制御できなくなり、気道狭窄が強くなってしまうからです。

 

同じ様な理由で、自律神経に乱れが生じる「自律神経失調症」「更年期障害」「うつ病」でもいびきは大きくなります。

 

 

口呼吸も大きないびきの原因に!

原因のひとつとして、

 

  • 口呼吸の癖がある人
  • 慢性鼻炎や蓄膿症などで慢性的に鼻づまりを起こしている人

 

は、口呼吸を行う時に一回に吸う空気の量が多くなるため、いびきが大きくなります。

 

 

肥満もいびきの原因に!

実は肥満もいびきの原因になっています。

 

そして肥満からくるいびきの大きさも、れっきとした病的ないびき(寝ている間の呼吸量が不足しているため)と言えるでしょう。

 

いびきは寝ている間の筋肉の緩みによって引き起こされると説明しました。

 

肥満の人は顎から首にかけての肉が普通の人よりも多いです。

 

そのため、寝ている間に筋弛緩が起こると垂れ下がる肉の量が大きく重くなるため、より気道が狭くなります

 

「太っている人はいびきがうるさい」というイメージは、こうしたことが原因なのです。

 

 

 

このように、中には深刻な病気も含まれているため、決していびきを甘く見てはいけません。

 

いびきの音の大きさは病気のバロメーターとも言えます。

 

周りに迷惑を掛けるような大きないびきは、一刻も早く対策や治療が必要となります。

 

では、これらを解消するにはどうしたらいいのか?

 

それは「いびきをかく原因」を解消すれば良いということになります。

 

「いびき」はあくまでも “気道が狭くなっていることを教えてくれている” のです。

 

なので、気道が狭くなっている原因を解消してあげる必要があるのです。

 

 

ではここからは、
「いびきの対策治し方(簡単な対策)!」について説明しましょう!

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いびきの治し方〜簡単な対策や防止グッズ〜

ここからは、
いびきの治し方(簡単にできる対策)を紹介していきましょう!

 

 

横になって寝る!

最も簡単ないびき対策は

 

“横になって寝る”

 

ことです。

 

こうすることで顎周りの筋肉が緩んでも、頚椎(首の骨)が支えとなって気道狭窄を起こしにくくなるので、いびきは軽減されます。

 

しかし、横になって寝る時は枕の高さを調整する必要があり、寝返りを打つ時などの対策も必要となってきます。

 

このお話は最後に詳しく説明します!

 

 

ブリーズライト

ブリーズライトは鼻づまりを和らげるものですが、「鼻づまりによる口呼吸」が原因でいびきをかいている人にはかなり効果的です。

 

この商品のように鼻腔を広げる器具を使って気道を拡張するだけで、およそ30%ほど気道狭窄が改善すると言われています。

 

>>鼻水・鼻づまり解消「ブリーズライト」の効果と貼る位置!

 

 

なお口呼吸で寝ていると、ドライマウスを招くなど、他の病気も引き起こします。

 

>>口が渇くドライマウスとは?症状・原因・治療・改善対策!

 

そのため、口呼吸の癖がついている人は、

 

  • 唇に貼るテープタイプ
  • 寝ている間顎に装着して口が開かないようにするサポーター

 

などを活用してできるだけ鼻呼吸で眠るようトレーニングをしましょう。

 

 

鼻炎の市販薬を使う!

一時的な鼻炎症状によっていびきをかいているのであれば、市販の鼻炎薬でも十分に解消できます!

 

慢性鼻炎持ちの筆者が色々市販薬をためしてきた結果を、市販薬おすすめランキングとしてまとめていますので是非ご確認ください。

 

>>鼻炎(鼻水・鼻づまり)花粉症,風邪に効くおすすめ市販薬ランキング!

 

 

いびきくん(市販のマウスピース)

amazonなどで1000円ほどで購入可能なマウスピースです。

 

  • 上下の歯を固定する
  • 寝てる間に自然と口が開くのを防ぐ
  • 舌がのどへ落ちるのを防ぐ

 

という効果があります。

 

向き不向きはあるかと思いますが、上手く使えば安い価格で大きな効果が得られる優れものです。

 

 

 

イビキスト

寝る前に口の中に噴霧することで、三種類の天然オイルが気道の空気の流れをスムーズにします。

 

これによって気道狭窄が多少は軽減されます。

 

ただし、イビキストという名はついているものの、効果があるのは「寝息」レベルだと言われています。

 

実際に試した結果もまとめています。
>>イビキストの効果・成分を検証!本当にいびき対策になるか?

 

 

 

口呼吸防止サポーターを使う

amazon等通販やドラッグストアーで購入できます。

 

こちらを使うことで、口呼吸の防止だけでなく、アゴの歪み矯正や顎関節症にも良いとされています。

 

 

 

ダイエットして肥満解消!

肥満もいびきの原因だと説明しました。

 

正しいダイエットで健康的に肥満を解消して、いびきを少しでも小さくする努力をしましょう。

 

 

 

では続いて
「病院でのイビキ治療」について説明します!

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病院でのイビキ治療!

いびきを本格的に治すには

 

「耳鼻科」もしくは「いびき専門外来」

 

で治療を行います。

 

※いびき外来については後ほど説明します

 

病院でのいびき治療においては、「睡眠時無呼吸症候群なのか?」によって、内容が変わってきます。

 

まず、睡眠時無呼吸症候群かどうかを検査するには睡眠時の呼吸の状態を確認する必要性があります。

 

確認では

 

●自宅でできる簡易検査
⇒指に専用の測定器を装着し、寝ている間の酸素飽和量を測定します

●問診

 

を合わせて診ます。

 

その結果「睡眠時無呼吸症候群」が強く疑われる場合には1日入院をして、さらに詳しい睡眠時の呼吸状態のチェックを行います。

 

この検査では、入院して睡眠時に専用の測定器をつけ呼吸の状態を詳しくチェックします。

 

この検査で睡眠時無呼吸症候群と確定診断されれば治療に入ります。

 

〜睡眠時無呼吸症候群の診断基準〜

病院で「睡眠時無呼吸症候群」と診断されるにはある一定の基準があります。

それは

“無呼吸状態(10秒以上の呼吸停止状態)が7時間の睡眠中に30回以上、もしくは1時間に5回以上起こっている場合”

というものです。

この状態にある時に、医学的には「睡眠時無呼吸症候群」という病気が確定診断されることになります。

しかし「大きないびき」そのものが、寝ている間の絶対的な呼吸量がたりておらず、酸欠状態を引き起こしています。

そのため、いびきが大きい人はこのガイドラインに当てはまっていなくても、適切な治療を受けるべきと考えられます。

 

 

「睡眠時無呼吸症候群」の治療!

睡眠時無呼吸症候群における最も一般的な治療法は、

 

CAPA(シーパップ)

 

と呼ばれるものであり、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合のみ適用となります。

 

睡眠中に専用の機器に繋がれたマスクを装着して空気を送り続ける治療法です。

 

 

睡眠時無呼吸症候群では無かった場合!

それ以外のいびき治療としては、以下のようなものがあります。

 

 

治療用マウスピースの装着

一般的なのが

 

「治療用マウスピース」

 

による治療です。

 

これは耳鼻科を受診した後に歯科医で作成してもらいます。

 

下顎を前に出すことで、寝ている間に首の付け根が狭くならないように調整する専門のマウスピースです。

 

治療効果は高いとされていますので、多少面倒ですが作る価値はあります。

 

 

生活習慣の指導!

日々の生活におけるストレスは、血管を収縮させて気道粘膜の免疫力を下げてしまいます。

 

すると気道粘膜では炎症を起こしやすくなることから気道が狭くなりやすいため、生活習慣を改善してストレスケアを行います。

 

 

ダイエットの指導!

繰り返しになりますが、肥満は大きな原因となります。

 

そのため、病院においても肥満の人にはダイエットが指導されます。

 

 

外科手術!

喉には「扁桃腺」や「アデノイド」という組織があります。
(以下画像の吹き出し部分)

 

 

生まれつき扁桃やアデノイドが大きすぎて気道狭窄を起こしている場合などは、これらを切除する手術が選択されることがあります。

 

手術自体はそれほど大変なものではありませんが、喉の中を手術するため、予後(治療の経過)はあまり良くなく、日常生活を普通に送れるようになるには1ヶ月以上かかることもあります。

 

特に息や食事を飲み込むのが大変で、固形物を食べられるようになるにはこれぐらいの時間が必要とされています。

 

>>アデノイド肥大による切除手術とは|大人と子どもで違うの?

 

 

 

では続いて、
「いびきは枕で改善できる?」について説明しましょう。

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いびきは枕で改善できる?

「いびきは枕で改善できる!」

 

そんな話を聞いたことありませんか?

 

人は人生の1/3を寝て暮らすといわれているほど睡眠は重要な意味を持っています。

 

大きないびきは、ここまでの説明のとおり

 

  • 周囲の人の安眠を妨げる
  • 本人も熟睡できないことから、日中の活動に影響がでる

 

というデメリットしかなたいめ、できるだけ早く対処した方が良いのです。

 

いびき対策として最も簡単で効果的なのが「枕を変える」ということです。

 

前のパートで「横向きに寝る」というのがいびき対策として有効だとお伝えしましたが、仰向けに寝る時よりも枕を高くしておかないと、頭が不自然に下がりすぎてしまい、首の骨や筋を痛めてしまいます。

 

また、寝返りを打った時にも気道が狭まらないようにするには「枕を調整する」のが最も手っ取り早い方法と言えるのです。

 

最近は睡眠時無呼吸症候群が大きく取り上げられるようになった影響もあり、各メーカーからいびき防止対策用枕が数多く売られています。

 

また売り場には頚椎の状態を測定する器具なども置いてあり、専門のアドバイザーを常駐させているところもありますので、いびきが気になる人は気軽に相談して適切な枕選びをすると良いでしょう。

 

おすすめなタイプは大きめの枕で両端が盛り上がり、仰向けの姿勢でも首を適度にサポートしてくれるタイプです。

 

両端が盛り上がっていることで横向き寝にも対応していますし、寝返りを打って仰向けに戻っても首をサポートしてくれます。

 

そのため、顎が上がりすぎたり下がりすぎたりすることなくスムーズに呼吸ができるようになります。

 

 

では最後に
「いびき外来」について説明しましょう。

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いびき外来について!

いびきの専門外来はまだまだ少ないのが現状です。

 

いびきがあまりにも大きく、日常生活に影響するレベルであれば専門外来を訪ねてみましょう。

 

※「外来」でなくとも、力を入れている・実績のある病院を訪ねましょう

 

▼少しでも多くの方に届くよう、シェアして頂けますと幸いです!
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