鼻茸とは?治らない時は手術かも。薬や症状の放置で治す(自然治癒)事は出来る?<鼻ポリープの画像・写真>

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鼻茸の症状とは?治らない時は手術かも。薬や放置で治す(自然治癒)ことは出来る?<鼻ポリープの画像・写真>

副鼻腔炎や喘息持ちの人に多くみられる鼻茸(はなたけ)

 

別名を「鼻ポリープ」と呼ばれています。

 

ここでは鼻茸について

 

  • 鼻茸とは?<症状について>
  • 原因は?
  • 治療(手術や処方薬)は?
  • 自然治癒するの?

 

という流れでまとめてみました。参考程度にご覧ください。

当ページは医療に精通したライターが分かりやすさを重点に執筆し、当サイトにて確認の上、公開しております。ただし確実性は保障しかねるため、あくまでも参考程度にご覧下さい。気になる症状がある場合は、まずは病院を受診しましょう。

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鼻茸とは?<症状について>

アレルギーや感染症などの炎症の刺激によって鼻腔粘膜が肥厚※して、そこから腫瘍化していく(ポリープが出来る)病気です。

 

※肥厚・・・肥えたり腫れたりして厚くなることを言います

 

このポリープの形がキノコに似ていることから、「鼻茸」と呼ばれるようになりました。

 


画像引用:http://blogs.yahoo.co.jp/nepia0912/59535009.html

 

増殖するタイプのポリープですが、悪性度はとても低いとされています。

 

鼻茸にはいくつかの種類があり、

 

  • 単房性(ポリープが単独しか発生していないもの)
  • 多房性(ポリープがいくつか連続して発生しているもの)
  • 多発性(鼻腔内部に充満するタイプ)
  • 後鼻孔性(副鼻腔※にまで達しているもの)
  • ※副鼻腔とは、鼻の周りにある8つの空洞の事を言います

 

などに分類されます。

 

では、鼻茸が出来ることでどのような症状がみられるのでしょうか?

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鼻茸の症状は?

症状として最もあらわれるのが「鼻づまり」です。

 

鼻づまりが両側にあり、ほとんど鼻呼吸ができない状態では

 

  • 両側性鼻茸
  • 後鼻孔性鼻茸

 

が強く疑われます。

 

この二つの症状の違いは

 

■両側性鼻茸
鼻の奥で左右の鼻腔に隔てている「鼻中隔」を挟むよう、大きなポリープが左右に存在している状態

 

■後鼻孔性鼻茸
鼻腔と副鼻腔のつなぎめに大きなポリープが生じていることで、鼻の通りをふさいでいる状態

 

であり、どちらも鼻呼吸が困難な状態となります。(必然的に口呼吸になることが多くなる)

 

さらに鼻づまりに次いで起こりやすいのが、以下に挙げる症状です。

 

 

嗅覚障害(味覚障害)

「嗅覚障害」という病名ではなく、「匂いがわからない」「匂いに敏感になる」などの症状をふくめて「嗅覚障害」と言います。

 

鼻茸では匂いに対して鈍感になる症状があらわれますが、匂いが分からなくなると味覚にまで悪影響を及ぼします。

 

家事を行う主婦にとっては大きな問題となりますので、嗅覚障害が発生したらできるだけ早めに耳鼻科を受診した方が良いでしょう。

 

 

 

後鼻漏(こうびろう)

鼻水が前へ流れず「喉へ流れ落ちてしまう」ことで、喉が痛くなる、口臭、咳などを引き起こします。

 

 

 

鼻汁(はなじる)

鼻水のことです。

 

 

頭痛

炎症が起こっていると炎症が副鼻腔にまで広がり、頭痛や顔面痛を起こすケースがあります。

 

 

 

 

このように鼻茸が発生すると、ポリープが気道を塞いでしまうため息苦しさを覚えたり、口呼吸の原因となります。

 

そして、そこから

 

  • ドライマウス

    ⇒鼻呼吸が苦しくなり、口呼吸のくせがつくことでドライマウスになりやすくなります(口の乾燥)

  • 口腔内疾患

    ⇒歯周病や虫歯、口臭など

  • 睡眠時無呼吸症候群

    ⇒多発性、多房性、後鼻孔性などの鼻茸で起こりやすくなります

  • 慢性鼻炎

    ⇒ポリープ付近の炎症によって鼻炎が慢性化します

  • 不眠症

    ⇒鼻呼吸が苦しくなり、睡眠時の呼吸量が低下することで不眠症になります

  • うつ状態

    ⇒寝苦しさなどが長期化するとうつを発症しやすくなります

  • ストレス性疾患

    ⇒息苦しさからストレスが蓄積し様々な病気になります

 

などにかかる可能性もあります。

 

では続いて
「鼻茸の原因」についてです。

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鼻茸(鼻ポリープ)の原因とは?

鼻茸の原因はいくつか考えられますが

 

  1. アレルギー性疾患

    花粉症アレルギー性鼻炎気管支喘息

  2. 感染症

    ⇒慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、インフルエンザ、風邪など

 

に多く合併するため、最も懸念される原因は「感染症」や「アレルギー性の病気」ということになります。

 

喘息については小児喘息薬剤性(アスピリンアレルギーなど)喘息でも鼻茸が合併することが多いとされています。

 

 

鼻茸(鼻ポリープ)の治療とは?

鼻茸の診断には「鼻腔ファイバー」による目視でポリープの存在を確認するのが決め手となりますが、まずは問診等で「アレルギー性疾患」や「感染症」、「アスピリン過敏症」の有無を確認します。

 

※アスピリン過敏症をチェックするのは、基礎疾患としてアスピリン過敏症によるアスピリン喘息が確認されているからです。この過敏症が疑われる場合は、痛みがあってもアスピリン系の消炎鎮痛剤は投与できないことになります。

 

特に鼻茸の基礎疾患として「慢性鼻炎、気管支喘息、花粉症、蓄膿症」は多い症例なので、重点的にチェックされることになります。

 

その後、初診時スクリーニング検査と呼ばれる

 

  • 血液検査(血液一般検査+生化学的検査+尿検査)
  • 胸部レントゲン撮影

 

を行い、全身状態をチェックした上で鼻腔ファイバーによる鼻腔内チェックを行います。

 

この時、目視できる範囲でポリープの形状、大きさ、範囲などを調べます。

 

範囲が広い場合や巨大で鼻腔のほとんどを塞いでいる場合は「外科手術」が適用されますが、それ以外の場合は蓄膿症や喘息などの「基礎疾患」の治療が優先されることになります。

 

ではまずは
「鼻茸の切除手術」についてです。


 

鼻茸の切除手術とは?

外科手術はポリープが大きい、あるいは広範囲に存在していて鼻呼吸が困難になっている場合にのみ適用されます。

 

この時行われる手術は鼻腔ファイバーを用いた「内視鏡的鼻茸切除術」です。

 

麻酔は局所麻酔で行われるため、麻酔薬による侵襲(体へのダメージ)が少なく、予後(治療の成果)も良好です。

 

しかし治るまでは息をするのが苦しかったり、鼻血混じりの鼻汁が出て痛みを感じる場合があります。

 

また、一度手術をすると術創部は肥厚してやや鼻呼吸がしづらく感じる場合もありますが、次第に慣れてきます。

 

さらに鼻粘膜が乾燥しやすくなるため、点鼻薬などで粘膜乾燥を防ぐ方法が選択される場合もあります。

 

 

鼻茸で処方される治療薬について

 

マクロライド抗生物質(エリスロマイシン、クラリスなど)

鼻茸治療の第一選択肢になります。

 

蓄膿症や慢性鼻炎でも処方されますが、マクロライド系抗生物質には鼻粘膜や副鼻腔粘膜を補修する作用が確認されています。

 

ただし、他の薬の作用を阻害する場合があるので、何かしらの病気で投薬治療を受けている人は必ず「お薬手帳」を持って耳鼻科受診をするようにしてください。

 

また、一度服用したら薬はきちんと飲みきり、自分の判断で中止したりしないようにしてください。

 

体が薬剤耐性を持ってしまうと再発時に薬の効き目が弱くなったり、もし病原菌がいてその菌がマクロライド系抗生剤に耐性を持ってしまうと同じ薬では効果が出なくなります。

 

 

ステロイド系点鼻薬(アラミスト、ナゾネックスなど)

花粉症や慢性鼻炎での鼻づまりに対して処方される薬です。

 

鼻腔粘膜の炎症を鎮め、鼻の通りを楽にしてくれますが、鼻茸が大きい場合には効果がありません。

 

 

抗アレルギー剤(キプレス、ザイザルなど)

基礎疾患に気管支喘息や花粉症など、アレルギー性疾患がある場合に処方されます。

 

鼻茸の治療というよりは「基礎疾患の治療薬」になります。

 

では続いて、
「基礎疾患の治療」について説明しましょう。


 

基礎疾患の治療について

外科手術以外では上記のような投薬治療が選択されますが、蓄膿症や喘息などの基礎疾患がある場合は、基礎疾患の治療が優先されます。

 

なぜなら、基礎疾患が軽快しなければ鼻茸の再発を繰り返すからです。

 

したがって、同時に治療可能な状態でない場合にはまずは基礎疾患から治療することになります。

 

その後、鼻茸の治療が可能になった段階で投薬治療が選択されますが、原因となる基礎疾患が治癒すると鼻茸も自然と治ることもあります。

 

※自然治癒するのか?という点については、後ほど説明します。

 

鼻茸における深刻な症状は「鼻づまり」「鼻水」「後鼻漏」です。

 

これらが改善されると鼻呼吸が楽になり、呼吸が正常化するからです。

 

上でも説明しましたが、「口呼吸は様々な病気の原因となる」ということを覚えておきましょう。

 

軽快したら治療はそこで中止、または治癒ということになります。

 

鼻呼吸ができていれば、手術するとは限りません。

 

ただし、蓄膿症などは再発率の高い病気でもあります。

 

また鼻炎症状が出てきた場合は、症状の悪化およびポリープ拡大を防ぐために、なるべく早い段階で耳鼻科を受診しましょう。

 

では、もし鼻茸を放置していた場合、どうなるのでしょうか?

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鼻茸を放置すると自然治癒するのか?

結論から述べると、鼻茸は「ポリープ」なので自然寛解する可能性もあります。

 

寛解(かんかい)とは、治療の必要性がないほどまで軽快するという意味です。

 

その理由には「ポリープは良性腫瘍である」という点が挙げられます。

 

良性腫瘍と悪性腫瘍の最も大きな違いは、「自己増殖能力があるかないか」という点になります。

 

悪性腫瘍の場合は「自己増殖能力がある」という判断です。

 

したがってポリープは良性腫瘍なので、こちらは大きくなることはあっても、その腫瘍化した細胞が自然代謝されるとポリープも消失するのです。

 

ただし、体質によっては腫瘍化しやすい人もいます。

 

また、アレルギー性疾患や感染症などからの炎症によって細胞が刺激されると腫瘍化しやすくなるため、

 

  • 花粉症
  • 気管支喘息
  • 蓄膿症

 

などの基礎疾患を持っている人は、鼻茸(ポリープ)が出来やすい体質と言えます。

 

ポリープが一箇所だけできるならそれほど大きな問題にはなりません。

 

しかし炎症が強いと周囲の細胞まで腫瘍化し、鼻腔内のほとんどを塞いでしまうほどたくさんできたり、大きく成長したりします。

 

そうなると手術をしてポリープを切除する必要性が生じてくるのです。

 

早めに病院に行く事をオススメします

鼻茸は

 

  • なんとなく鼻が詰まるような感じがする
  • いくら鼻をかんでも鼻の通りが良くならない
  • 鼻水が多い

 

などの時はできやすいものです。

 

そのぐらい身近な病気なので再発率が非常に高く、慢性的な鼻炎症状を持っている人は常に鼻茸が存在していると考えてよいでしょう。

 

日常生活に支障が出る前に一度耳鼻科を受診して鼻茸の状態を調べてもらうのがよいと思います。

 

手術をしなければならないような状態になる前に受診すれば、その分治りも早まるでしょう。


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