クロルフェニラミン(ポララミン,ネオマレルミン)とは?効果・効能・副作用

花粉症・鼻炎のオススメ市販薬

クロルフェニラミン(ポララミン・ネオマレルミン)とは?効果・効能・副作用

このページでは、

 

ポララミンやクロルフェニラミンってなに?
効果と効能
種類と違い、ジェネリック薬について
市販薬はあるの?
服用方法は?
ポララミンの副作用
最後に

 

についてどこよりもわかりやすく!説明します。

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ポララミン、クロルフェニラミンってなに?

ポララミンとは、
高田製薬が製造・販売している薬の名称です。

 

 

この薬の主成分が「d-クロルフェニラミンマレイン酸塩」であることから、

 

d-クロルフェニラミンマレイン酸塩シロップ

 

という名のジェネリック医薬品が処方される場合もあります。

 

※ジェネリック医薬品については後ほど説明します。

 

 

薬の名称についてはあまり深く考える必要はなく、

 

ポララミン = クロルフェニラミン

 

と捉えて問題ありません。

 

 

ポララミンは元々は大手製薬会社MSDが製造販売していましたが、2012年より高田製薬が製造販売元となりました。

 

この薬は主に蕁麻疹湿疹花粉症などアレルギー性鼻炎風邪によるクシャミや鼻水などに処方されます。

 

また、副作用を感じやすい薬ではありますが、歴史の古い薬であることから使用実績が多く、ある意味安全性も確立していることから妊婦にも使いやすい薬とされています。

 

 

ではまずは
「ポララミンの効果・効能」について分かりやすく説明しましょう。

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ポララミンの効果・効能とは?

結論から言うと、

 

  1. アレルギーによる鼻炎症状(鼻水や鼻づまり、くしゃみなど)や蕁麻疹など
  2. 風邪症状による鼻水・鼻づまり

 

に効果のある薬です。

 

 

1.アレルギー性の症状への効果

この薬の主な目的はこれです。

 

花粉症など、アレルギーによる鼻炎症状のほか、皮膚湿疹などを緩和します。

 

ポララミンの成分である「d-クロルフェニラミンマレイン酸塩」は、

 

抗ヒスタミン剤の一種 

 

です。

 

「え?なにそれ?」という声が聞こえてきそうですが、ヒスタミンという体内物質の働きを抑える効果がある薬です。

 

ヒスタミンとは、体内に存在する「アレルギー反応を引き起こす物質の一つ」です。

 

体内にアレルギー物質(花粉など)を取り込むと、ヒスタミンという物質が放出されてしまいます。

 

そしてそれが「ヒスタミン受容体」と呼ばれるものと結合することで、アレルギー反応が引き起こされてしまいます。

 

そこで、抗ヒスタミン剤によって、この「ヒスタミン受容体」をヒスタミンからブロックし、結合できないようするのです。

 

その結果、アレルギー反応を抑えることができ、結果的に鼻水や蕁麻疹などの症状を抑えることができます。

 

 

2.風邪による鼻炎症状の緩和

風邪による鼻炎症状は
アレルギー反応ではありませんが、多少の改善が期待できます。

 

 

では続いて、
「ポララミンの種類・ジェネリック」について説明しましょう!

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種類とジェネリック医薬品について

ポララミンには
いくつか種類があります。

 

  • ポララミン散1%
  • ポララミン錠2mg
  • ポララミンシロップ0.04%
  • ポララミンドライシロップ0.2%(甘みがあり小児向けです。形状は顆粒や粉末ですが水に溶かして飲むことが出来ます)

 

これらの違いによる用法・用量は後ほど説明します。

 

またジェネリック医薬品(後発薬)としては

 

  • ネオマレルミンTR錠(テバ製薬)
  • アニミングシロップ(日新薬品)
  • d-クロルフェニラミンマレイン酸塩シロップ0.04%「トーワ」(鶴原製薬)
  • d-クロルフェニラミンマレイン酸塩シロップ0.04%「ツルハラ」(高田製薬)

 

などがあり、これらが処方される場合もあります。

 

※ジェネリック医薬品は、先発薬の1/2ほどの価格ですので、安く済ませたい方はジェネリックと伝えてみましょう。

 

 

市販品はあるの?

ポララミンの主成分「d-クロルフェニラミンマレイン酸塩」とは厳密には異なりますが、ほぼ混在して考えられている「クロルフェニラミンマレイン酸塩」という成分があります。

 

こちらの成分が含まれているものとしては、以下のような商品があります。

 

 

 

 

では続いて
「ポララミンの服用方法」について説明しましょう。

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ポララミンの服用方法は?

ポララミンは
シロップと他のものとで服用の仕方が異なります。

 

 

散剤・錠剤・シロップの場合

通常、成人(15歳以上)には1回2mgを1日1〜4回投与します。

 

 

ドライシロップの場合

量としては上記と同様ですが、服用時に溶かして飲む必要があります。

 

 

 

いずれの場合も医師の判断で年齢、症状により適宜増減することが可能です。

 

したがって、医師の指示に従い用法・用量を守って服用するようにしましょう。

 

 

では続いて
「ポララミンの副作用」について説明しましょう。

ポララミンの副作用とは?

上でも説明した通り、ポララミンの成分「d-クロルフェニラミンマレイン酸塩」は抗ヒスタミン薬です。

 

ポララミンに関わらず、
抗ヒスタミン薬には代表的な副作用があります。

 

それが、

 

・眠気
・口の渇き
・下痢
・吐き気

 

です。

 

これらの副作用が出る詳しい理由はここでは省きますが、ポララミンはこれらの副作用が出やすい第一世代抗ヒスタミン薬に分類されます。

 

第一世代のヒスタミン薬
⇒ポララミンやレスタミンなどがあり、副作用が出やすい

第二世代のヒスタミン薬
⇒アレグラやアレジオン、メキタジンなどがあり、副作用が出にくい

 

 

またこれらの副作用の他にも

 

  • 発疹などの過敏反応
  • 胸焼け
  • 鎮静
  • 神経過敏
  • 頭痛
  • 焦燥感
  • 複視
  • 不眠
  • めまい
  • 耳鳴り
  • 不定愁訴
  • 神経炎
  • 霧視
  • 肝機能障害
  • 悪寒
  • 多汗

 

などが挙げられます。

 

 

重い副作用(めったに見られませんが)

さらに重い副作用としては、

 

  • 薬剤性ショック
  • 痙攣、錯乱、ヒステリー
  • 再生不良性貧血、無顆粒球症
  • 光線過敏症
  • 低血圧
  • 嘔吐、腹痛、食欲不振
  • 排尿困難

 

などが挙げられます。

 

 

服用を避けるべきケース

以下のケースにあてはまる場合、服用は控えましょう。

 

  • 日中に服用した後の危険な作業や車の運転など
  • 新生児への投与
  • 緑内障患者への投与
  • 前立腺肥大症患者への投与
  • 高血圧など循環器系疾患有病者への投与
  • 感染症治療中の患者への投与

 

 

眠気などの副作用があっても安全性は高い?

冒頭でも記載しましたが、この薬は歴史の古い薬であり、使用実績が非常に多い薬です。

 

それゆえ、抗ヒスタミン薬の中では安全性も高い薬とされており、妊婦が抗ヒスタミン剤をどうしても必要とする場合は、この薬が使用されることがあります。

 

ただし、妊娠初期や妊娠末期の服用は避けたほうが無難でしょう。

 

 

 

では最後に
「鼻炎を少しでも早く楽にするには?」について説明しましょう。

 

最後に!

ポララミンは第一世代の抗ヒスタミン剤です。

 

そのため、副作用の少ない第二世代の薬が主流となった今は処方されることは多くありません。

 

上記のように妊娠中の患者に処方されることや、風邪による鼻水症状にも処方出来るという点で、まだまだ現役の薬ではありますが、アナタがアレルギー性鼻炎でお困りであれば、もっと適した薬があるでしょう。

 

最近は、市販薬でも第二世代の抗ヒスタミン剤があり、効果が見込めるものがたくさん出てきています

 

例えば、アレジオンアレグラも元々は処方薬でした。

 

筆者は通年鼻炎・蓄膿症であることから、それら一般薬についても多くを試し、効果と副作用を比較しております。

 

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また、薬に頼らない対処法もわかりやすくまとめています。

 

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