胃酸過多とは?症状・原因・対処【出すぎた胃酸を抑える】

胃酸過多とは?症状・原因・対処【出すぎた胃酸を抑える】

このページでは、

 

  • 胃酸過多とは?
  • 胃酸過多の症状と原因
  • 胃酸過多への対処とおすすめ市販薬

 

についてわかりやすく!説明します。

 

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筆者自身、胃痛や胃もたれが頻発していた頃に数多くの胃薬を飲んできました。

胃薬の種類や、症状による使い分け、実感度が高かったオススメの胃薬をランキング形式で紹介しています。

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胃酸過多ってなに??

胃酸過多(いさんかた)とは、
消化の時に胃の中で分泌される「胃酸」が、なんらかの原因で大量に分泌される症状を言います。

 

生活習慣からくるものと、
「食道から胃腸に生じる病気」に伴って現れるものがあります。

 

食べたものを消化する時に「胃酸」は盛んに分泌されるのですが、「胃酸過多」になると、空腹時(胃が空っぽの時)でも胃酸が過剰に分泌され、後に挙げる症状を引き起こします。

 

胃酸過多による症状とは?

胃酸過多の具体的な症状としては、増加した胃酸によって胃の内部が圧迫されて起こる

 

  • 胃もたれ
  • 胸焼け

 

が最も多くなります。

 

胃もたれ」では、
ムカムカ重苦しい感じを胃腸付近で感じます。

 

対して「胸やけ」では、
みぞおち付近に胃もたれ同様の症状があらわれます。

 

また、胃酸特有の酸っぱい臭いが口まで逆流してくる「呑酸(どんさん)」も代表的な症状です。

 

この「呑酸」が日常的におきると、口臭がきつくなったり、頻繁にゲップが出るなどするため、接客業など人と接する機会の多い人は十分なケアを心がける必要性があります。

 

口臭の予防対策になる市販薬と漢方薬!サプリメントは効く? 

 

 

また、胃酸過多が慢性化すると強酸性の胃酸によって胃の内壁が傷つけられ、

 

  • 胃ろう(胃に穴が開くこと)
  • びらん性胃炎(胃酸の刺激で胃の内壁がただれる病気)

 

など、より重症度の高い胃の病気にまで悪化することもあります

 

 

では続いて
「胃酸過多の原因」について説明しましょう。

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胃酸過多の原因とは?

「胃酸過多」の原因としては、

 

  1. 自律神経に関するもの
  2. 高ガストリン血症によるもの

 

があげられます。

 

少し難しそうに聞こえるかもしれませんが、簡単に説明します。

 

※小難しいのが苦手という方は、飛ばしてください

 

 

1.自律神経に関するもの

自律神経に関する要因とは、

 

・ストレス
・過激なダイエット
・暴飲暴食
・寝不足

 

など、主に生活習慣の乱れ、加齢などが原因で自律神経のバランスが乱れ、胃酸をコントロールする神経回路に狂いが生じてしまうことで、胃酸過多になります。

 

 

2.高ガストリン血症によるもの

「ガストリン」とは内分泌系ホルモンの一種で、胃の出口にある “幽門前庭部” から分泌されています。

 


画像出典:http://www.geocities.jp/study_nasubi/a/a8.html

 

「ガストリン」の役割は、

 

  • 胃酸や消化酵素の分泌のコントロール
  • 胃壁の細胞増殖の活性化(代謝)
  • インスリンの分泌の促進

 

などです。

 

ここで、胃の中がピロリ菌に感染した場合に、ピロリ菌の出すアンモニアの刺激によってガストリンの分泌が促進されてしまい、胃酸過多になりやすくなります。

 

このように、血液中の「ガストリン」が以異常に高い場合を、「高ガストリン血症」と言います。

 

 

 

また、上で挙げた2つも「胃酸過多の要因」ではありますが、以下のような病気に伴ってあらわれることもあります。

 

 

 

では続いて
「胃酸過多への対処」について説明しましょう!

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胃酸過多への対処とは?

胃酸過多への対処は

 

「生活習慣を改善する」
「市販薬の助けを借りる」

 

の2つです。

 

 

1.生活習慣の改善!

ここまで説明しましたとおり、胃酸過多の原因は主に

 

  • 生活習慣による自律神経の乱れによるもの
  • 胃潰瘍や胃炎、逆流性食道炎など「胃の病気」によって引き起こされるもの

 

ということが分かります。

 

しかし、そもそも胃酸過多が原因となって胃潰瘍や逆流性食道炎を引き起こすこともありますし、胃の病気は根底に生活習慣によるものが大きいです。

 

このように、胃酸過多と密接な関連性のある胃炎や胃潰瘍、逆流性食道炎などの胃腸病の予防改善には、以下のような対策が必要です。

 

  1. “胃が痛い” “お腹に張りを感じる” “胸焼け、胃のもたれがある” など胃酸過多が強く疑われる症状がある時は、できるだけ早い段階で消化器内科に相談して適切な治療を受ける。
  2. 暴飲暴食、過激なダイエットをやめ、生活習慣を規則正しいものにする。
  3. 食事は栄養バランスに気を配り、腹八分目を心がける。

 

これらは胃の病気を治すうえで基本的ではありますが、非常に大切なことであるにも関わらず、出来ない人が多いのもまた現実です。

 

まずはこれらの基本を抑え、その上で以下のような市販薬も取り入れましょう。

 

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2.市販薬の助けを借りる!

今現在、単に胃酸過多による胃もたれやゲップ、口臭がする程度であれば、市販薬で改善することも可能です。

 

胃酸過多には以下の市販薬がオススメです!

 

 

イツラック

1番のオススメは、漢方生薬研究所から販売されている「イツラック」です。

 

それはなぜか?

 

長年、逆流性食道炎に悩んでいた筆者の母親が、もっともその効果を実感できたからです。

 

逆流性食道炎とは胃酸が食道まで逆流してきて、そこで炎症を起こす病気です。

 

この病気の原因の一つが胃酸が増えること(胃酸過多)ですが、イツラックで胃の調子が整ったことで無事改善しました。

 

ではなぜ良かったのか?それは、「効果の強い薬」ではなく「緩やかに効果がみえてくる生薬」が使われている点です。

 

「何だか胃の調子がわるいなぁ。」と思ったときに、ごくまれに胃薬を飲むのは別に問題ありません。

 

しかし普段から胃酸過多に悩まれている方は、普段から胃の調子を整え、弱らせないようにする必要があります

 

胃酸をコントロールする薬で有名なガスターなどは、『西洋医学の薬』ですが、これらは半ば無理やり症状を抑える作用があるため、飲み続けると身体への負担が掛かります。

 

一方で「東洋医学の生薬」では、じっくりと胃の力を蘇らせることができる上、飲み続けても身体への負担が少ないため、予防と改善が図れます。

 

これは「西洋医学の薬が悪いわけではなく、使い分けが大切ですよ」、という話です。

 

上で説明のとおり、胃酸過多が慢性化すると

 

  • 胃ろう(胃に穴が開くこと)
  • びらん性胃炎(胃酸の刺激で胃の内壁がただれる病気)

 

など、より重症度の高い胃の病気にまで悪化することもあります。

 

一時的な改善ではなく、胃をしっかりと整え、胃の力を回復させていこうと思うのであれば、こちらをお選び下さい。

 

なお、胃薬では粉の薬が多いですが、こちらは粒タイプにギュッと成分が閉じ込められているため非常に飲みやすい点も特徴です。

 

筆者の母親は3年ほど逆流性食道炎に悩まされていましたが、こちらを飲んで約1ヶ月半ほどで悩みから解放されました。

 

(逆流性食道炎は再発しやすい病気なので、念のため予防の意味で今も飲んでもらっています。)

 

ちなみに、私自身も「胃もたれ・胃痛」で4ヶ月飲みましたが、改善がみられたので今は止めています。

 

なお、購入時は「定期購入」にした方が断然安いです。

 

1回目を受け取り、2回目から受け取りの選択ができる(休止OK!)ので、とりあえず定期購入で購入し、止めたい人は電話もしくはメール1本でOKです。

 

筆者は電話しましたが、実際に10秒くらいで休止手続きできました。

 

「定期購入」と聞くと不安になる方もいらっしゃるかと思いますが、その点は信用できる会社ですのでご安心ください。

 

しばらく胃酸過多で悩まれている方にほど、ぜひお試し頂きたいと思える生薬です。

 

公式HP:生薬製剤イツラック

 

追記@:胃もたれ・胃痛の筆者も飲んでみました

上でも触れましたが筆者自身、歳とともに胃もたれ・胃痛が頻繁におこるようになったため、イツラックを4ヶ月飲んでみました。こちらも参考にしてみてください。

>>母に効果抜群だった「イツラック」を4ヶ月飲んでみたので、効果・副作用を口コミしてみる。

 

 

 

ガスター10

胃酸過多を抑え、荒れた胃の粘膜を修復します。

 

胃の痛みや胸やけ、胃のむかつきに効果的です。

 

病院でも「ガスター」として使われるそこそこ強力な薬がゆえに、

 

  • 3日飲んでも改善しない場合は、医者に相談すること
  • 2週間以上続けて飲んではいけない

 

という前提があることから分かるとおり、一時的な症状緩和に使うことを目的とした薬です。

 

そのため、一時的な症状にお困りの場合はこちらがオススメです。

 

別ページに「ガスター10の効果・副作用・飲み方!価格(値段)やジェネリック薬も調査!効かない場合はどうする?」としてもまとめていますので、気になる方は参考にしてみてください。

 

※第一類医薬品のため、薬剤師のいるドラッグストアおよび、楽天(簡単な選択式アンケートに答える必要があります)で購入できます。

 

 

 

 

パンシロンキュア

パンシロンはロートから販売されている制酸剤(胃酸コントロール剤)です。

 

こちらは

 

  • 胃酸を抑える
  • 胃酸を中和する
  • 胃粘膜の荒れた部分を修復し、保護する

 

という3つのアプローチで症状を抑えます。

 

ガスター10ほど強力な効果はありませんが、

 

  • 胸焼け
  • 空腹時の胃の痛み

 

に効くオーソドックスなお薬です。

 

こちらは第二類ですので、アマゾンでもご購入いただけます。

 

 

 

 

こちらの記事も参考に!

筆者自身、胃痛や胃もたれが頻発していた頃に、数多くの胃薬を飲んできました。

胃薬の種類や、症状による使い分け、実感度が高かったオススメの胃薬をランキング形式で紹介しています。

>>胃薬の種類とおすすめ市販薬ランキング!効果・副作用をまとめてみた!

 

 

最後に!

いかがでしたでしょうか?

 

胃酸過多は一時的な症状を出す程度であれば上記の市販薬で対処可能です。

 

しかし症状が重くなり、他の病気に悪化してからでは治療に時間がかかるため、様子がおかしいと思った時点で早めに病院を受診することが大切です。

 

なお、当サイトでは「胃の病気」についてわかりやすくまとめています。

 

あわせて以下もご確認ください!

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胃の症状を分かりやすく説明します!

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