蓄膿症(慢性副鼻腔炎)の症状・原因・治療!自覚症状は頭痛?

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慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の症状・原因・治し方!

このページでは、

 

  • 慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の症状原因治療
  • 蓄膿症は完治するの?
  • 蓄膿症の治療期間は?自然治癒はするのか?
  • その症状、本当に慢性副鼻腔炎(蓄膿症)なの

 

について、どこよりもわかりやすく!説明させて頂きます。

 

そんなに痛みは強くないけど、

 

  • 3ヶ月以上鼻づまりに悩まされてる!
  • 黄色・緑の鼻水が出てる!
  • 鼻の奥が臭い!
  • 口臭がする!

 

などの症状が続いている場合、
この慢性副鼻腔炎(蓄膿症)を疑いましょう!

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 慢性副鼻腔炎の症状とは?

まずは、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の症状を知りましょう!

 

一般論として、「慢性副鼻腔炎(蓄膿症)」とは

 

急性副鼻腔炎」が3ヶ月以上続いた状態

 

を言います。

 

その為、症状としては急性副鼻腔炎とさほど変わりません。

 

主な症状としては、

 

 

などが挙げられます。

 

上記のような症状が「ここ最近、急にあらわれた!」と言う方は、急性副鼻腔炎をご確認ください。

 

急性副鼻腔炎の場合は「片側」に炎症・痛みが生じやすいですが、慢性副鼻腔炎の場合は「両側」の副鼻腔が炎症・痛みを起こします

 

これらが3ヶ月以上続くようであれば、蓄膿症と診断されることが多いです。

 

なお、厳密な「慢性副鼻腔炎」とは、

 

「熱・痛みが出ることがない、長期続く鼻づまり・鼻水」

 

とされていますが、これは気にしなくて良いです。

 

※詳しく知りたい方は、急性副鼻腔炎・慢性副鼻腔炎・蓄膿症の違いを知る!をご確認ください

 

いずれにしろ、

 

「副鼻腔に長期間、膿が溜まり炎症を起こしている」

 

という症状には違いありません。
 
したがって、

 

「3ヶ月以上続く副鼻腔炎」が慢性副鼻腔炎(蓄膿症)である 

 

という認識で問題ありません。

 

 

蓄膿症では吐き気などの「消化器症状」が出ることも!

先ほどの症状一覧では挙げていませんが、蓄膿症を患うと、「吐き気」や「食欲不振」といった消化器の症状が引き起こされることもあります。

 

これは、後鼻漏(鼻水が喉側へ流れ落ちる症状)や悪臭、異臭などの不快感から起こりやすくなるものです。

 

また、鼻づまりが長引くことで寝ている間の無呼吸状態が長くなる「睡眠時無呼吸症候群」を合併する可能性があります。

 

そうなると、寝ている間の窒息状態を解消しようとするため、睡眠時でも交感神経が優位に働き、そのことが原因で起こる自律神経の乱れから消化器症状が出やすくなります。

 

それ以外にも、蓄膿症では長期間にわたって鼻づまりや鼻水が続くため、イライラが増し、精神面からも症状があらわれる場合があります。

 

 

では続いて
「慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の原因」について説明しましょう。

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 慢性副鼻腔炎(蓄膿症)の原因!

副鼻腔炎とは、鼻、頬、額にある計8つの副鼻腔のいずれかが、何らかの原因で炎症を起こす事です。
(副鼻腔炎の基本はコチラ)

 

 

@上顎洞(じょうがくどう)
⇒鼻の両側(頬付近)

A篩骨洞(しこつどう)
⇒目頭の内側

B前頭洞(ぜんとうどう)
⇒眉間から眉上

C蝶形骨洞(ちょうけいこつどう)
⇒A篩骨洞のさらに奥深く

 

慢性副鼻腔炎の場合は、骨格などから、そもそも膿が溜まりやすいという原因がありその上で膿が長期溜まることで炎症が拡大し、その結果急性副鼻腔炎が長期化しやすいとされています。

 

さらに自然孔(鼻腔と副鼻腔の間)が、粘膜の炎症により閉じられてしまっているため 、「膿が出ていかず、その膿がさらに炎症を拡げる」という負のスパイラルに陥っているのです。

 

なお、アレルギー性鼻炎を患っている場合、慢性的に鼻の粘膜が腫れていることが多く、この炎症が副鼻腔まで広がって副鼻腔炎を引き起こすことも多々あります。

 

※アレルギー性鼻炎を患っている人の4割は蓄膿症を合併しているとも言われています

 

 

では次に、
慢性性副鼻腔炎の「治療」について説明しましょう!

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 慢性性副鼻腔炎(蓄膿症)の治療!

慢性副鼻腔炎の治療にも、
急性副鼻腔炎同様に以下の様なものがあります。

 

 

 抗生物質の長期服用!

急性副鼻腔炎の場合は、原因のほとんどが「菌による感染」ですので、抗生物質を処方されることが多いです。

 

しかし慢性副鼻腔炎の場合は、上記の通り膿が出られない状態が長期化している事が原因です。

 

とは言え、根本原因のほとんどは菌によるものであるため、マクロライド系抗菌薬を少量ずつ、長期に使用すると有効な場合があります。

 

なお、よく処方される薬(薬名)としては

 

  • クラリス
  • エリスロマイシン

 

が多いです。

 

ちなみに!

上で説明したとおり、慢性副鼻腔炎の原因のひとつとしてアレルギー性鼻炎が考えられます。

しかし原因がいずれにしろ、マクロライド系抗生物質は処方されます。

本来はアレルギー性の病気に抗生物質は投与されないのですが、例外的に副鼻腔炎に対する「マクロライド系抗生物質」に関しては保険適用となる治療法になります。

その理由は、マクロライド系抗生物質には「粘膜を保護し修復する作用」があるとされているからです。

副鼻腔炎は「粘膜が炎症をおこしている上に、副鼻腔内に膿がたまる病気」なので、粘膜修復力のあるこの抗生物質は、アレルギーを基礎疾患に持つ場合の治療法としても有効性が認められているのです。

 

■こちらも参考にしてみてください!
>>副鼻腔炎・蓄膿症の抗生物質(抗生剤)は本当に効くのか?!

 

 

排膿薬の服用

治療の一手法としてムコダイン(カルボシステイン)などの去痰・排膿薬が用いられることもあります。

 

ムコダインは膿の排出を助けるほか、荒れた副鼻腔内の粘膜を修復する作用を持ちます。

 

ムコダイン(カルボシステイン)とは?効能・効果・副作用

 

 

鼻水の吸引とネブライザー療法

鼻水を吸引した後に、霧状にした抗菌薬を鼻から吸い込みます。

 

自然孔(鼻腔と副鼻腔の間)を開くために、まずは血管収縮薬を噴きかけます。

 

自然孔が開けば、次にネブライザー治療(抗菌薬を鼻から吸引する)を行います。

 

 

 膿の洗浄(排膿洗浄)

膿を吸出し、副鼻腔をキレイに洗浄する方法で、以下の2種類あります。

 

下記以外にも、「ヤミックカーテル」を使う方法もありましたが、ロシアの医療器具として開発されたため、現在は日本では薬事法の関係から輸入出来ないようです。

 

 

 プレッツ置換法

最初に鼻腔内をきれいに吸引しておきます。
まずは仰向けになり、頭を後ろにそらす姿勢をとります。
その状態で、一方の鼻を押さえて、生理食塩水もしくは薬液を鼻に流し込みます。
液を流し込んだ方に「(わかりやすく言うと)スポイトのようなもの」を入れ、空気を吸い出します。
(その際に、声を出すことで息を止めています)
吸引を止めると、空気が抜かれた副鼻腔に、一気に空気と薬液が流れ込みます。
これを繰り返すことで、薬液と膿が徐々に吸い出されてきます。

 

 

 穿刺洗浄

上顎洞(頬の副鼻腔)の膿取りに使用される方法としてメジャーです。
鼻腔と上顎洞の間にある薄い壁に針を刺し、膿を吸引します。
吸引後は内部を水で洗浄し、抗菌薬を上顎洞内に吹きかけます。

 

 

 手術を受ける

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)では、抗生物質の長期投与で効果を見込めず、他の対処を用いても繰り返し再発してしまう場合、手術を考えます。

 

排膿洗浄(特に穿刺洗浄)は苦痛をともなうにも関わらず、再発も多いと言われており、手術に踏み切る方が少なくないです。

 

手術に関しては別ページで詳しく説明しております。

 

副鼻腔炎の手術内容や費用を知ろう!

 

 

 家庭内治療をする

「鼻うがい」は、副鼻腔炎にも有効とされています!
副鼻腔炎には鼻うがい!やり方と効果!

 

また、市販薬でも「副鼻腔炎(蓄膿症)に効く」と人気の商品があります。
急性・慢性副鼻腔炎,蓄膿症,後鼻漏に効く市販薬と漢方効果

 

なお、慢性的な副鼻腔炎の治療は、漢方薬の得意分野でもあります。
【漢方薬の種類と使い分け】副鼻腔炎(蓄膿症)治療!

 

 

 

では続いて、
蓄膿症(慢性副鼻腔炎)は完治するのか?について説明します。


蓄膿症は完治するの?

蓄膿症は現在、薬物療法だけでも日常生活に支障がない程度にまでは、回復させることが可能とされています。

 

しかし、治療には長期間かかるうえに、症状を軽減させているだけであり、完治しているわけではありません。

 

そのため、薬を中止すると再発する可能性は残ります
(とは言え、抗生物質の長期間投与も、腸内の良い菌をも殺してしまうため、あまり良くないのです)

 

また、手術を受けた場合についても同様です。

 

内視鏡手術にせよ根本手術にせよ、粘膜を切除したり切開するという行為は、術後に傷が残ります

 

するとその部分が肥厚(分厚くなること)して、自然孔の通り道が狭くなり、再び膿が溜まりやすくなる可能性があるのです。

 

したがって蓄膿症の予後(治療の経過)については

 

日常生活に支障がないレベルにまでは回復可能だけれども、完治は非常に困難

 

というのが現状です。

 

 

では続いて、
慢性副鼻腔炎の治療期間について説明します。

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治療期間は?自然治癒はする?

蓄膿症(慢性副鼻腔炎)の場合、自然治癒は難しい状況にあると言えます

 

そもそも自然治癒するのであれば、慢性化することなく急性副鼻腔炎の時点で自然治癒している、と考えられます。

 

一般的に、数週間〜3ヶ月を目処に、投薬治療や鼻腔内洗浄を続けます。

 

それでも効果が見込めない場合は、既述のとおり内視鏡手術を考えます。

 

ちなみに!子どもは自然治癒する可能性も!

「小児のときに発症した感染やアレルギー」による蓄膿症の場合は、成長するに従って

 

  • 粘膜の持つ免疫機能が成熟する
  • 自然孔の機能が確立する
  • 副鼻腔がしっかりと形成される

 

ということが理由で自然治癒する可能性はあります。

小さい子供が常に鼻水を垂らしているのは、上記3つの要因がまだ未成熟なために起こる生理的な蓄膿症状態と言えます。

したがって小さい子供であれば、病的な蓄膿症であっても成長するにしたがって要因が改善し、完治することは十分に考えられるという理屈になります。

 

 

 その症状、本当に慢性副鼻腔炎!?

副鼻腔炎は大きく分けて4種類に分類されます。

 

それぞれ原因も治療も異なるため、他の症状も合わせてご確認ください。

 

副鼻腔炎(蓄膿症),後鼻漏にオススメの市販薬ランキング!

 

 

副鼻腔炎の基礎(種類や違いについて!)
  1. 急性副鼻腔炎の症状・原因・治療!
  2. 慢性副鼻腔炎の症状・原因・治療(当ページ)
  3. 好酸球性副鼻腔炎の症状・原因・治療!
  4. 副鼻腔真菌症の症状・原因・治療!
  5. 上顎洞炎(歯性上顎洞炎)の症状・原因・治療!

 

<あわせてご確認下さい!>


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