ハブ茶の効果・効能・副作用!肝臓に良いの?カフェイン無しで妊婦も飲んでOK?作り方や飲み方も紹介!
このページでは、あまり知られていない「ハブ茶」について、
期待される効果は?
副作用はあるのか?
作り方や飲み方は?
といった点について、どこよりも分かりやすく説明しています。
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- ハブ茶とは?
- ハブ茶に期待される効果・効能とは?
- 肝臓に良いって本当?
- 副作用もあるの?カフェインは含まれている?
- 作り方や飲み方!
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ハブ茶とは?
最近、健康茶としての知名度が急上昇しているハブ茶ですが、いったいハブ茶とはどのようなお茶なのでしょう?
ハブ茶は、「エビスグサ」と呼ばれる植物を乾燥させて煎じて飲むお茶のことを言います。
画像引用:http://www7b.biglobe.ne.jp/~inaka-kagami/habucha.html
皆さんは「ケツメイシ」と聞くと、恐らくあのバンドグループを思い出すと思います。
実はこのケツメイシは漢字で「決明子」と書き、エビスグサの種子を指しているんですね。
このエビスグサは、もともとは北米を原産地とする植物で、マメ科の一年草です。
成長すると80cm〜150cmほどになる「生命力の旺盛な植物」であり、漢方薬の原料(生薬)として珍重されていますが、日本では「ハブ茶」として長く親しまれてきました。
漢方・生薬・サプリなどに配合されている
「漢方薬」や「生薬」、あるいは「健康茶」としてのイメージが強いハブ茶ですが、実はアジアよりも中近東からアフリカにかけて「薬草(ハーブ)」として栽培されてきた歴史が長いのです。
「生薬」としては、シルクロードを渡って中国にもたらされたと考えられています。
日本には17世紀頃に伝来したと言われていますので、「歴史の長いハーブ」であることは間違いないようです。
現在は日本でも栽培されていますが、エビスグサが熱帯性のため「東北より西」で盛んに栽培されています。
10月頃に収穫期を迎え、全草を乾燥させた物が「ハブ茶」あるいは「決明子」として利用されます。
お茶としての利用法以外には、
- 生薬としてエキスを抽出される
- 乾燥のまま漢方薬の原料となる
- サプリメントなどに配合される
などの形で、私たちの健康増進に役立っています。
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ハブ茶に期待される効果と効能!
ハブ茶には様々な「効果・効能」があると言われていますが、特に有名なのは
- 目
- 肝臓
に良いということです。
なぜこれらに良いと言われるのか、その説明の前にまずは含まれている成分を簡単に紹介しましょう。
含まれる成分について
ビタミンA
- 眼精疲労
- 充血
- 疲れ目
- 視神経の緊張緩和(眼圧を下げるなど)
アントラキノン誘導体
- 整腸作用
- 便秘解消
- 美肌効果(肌荒れ予防)
- 血中コレステロール値の正常化
- 生活習慣病予防効果
- 血流促進作用
- 更年期障害の予防、改善(ホルモンバランスの正常化)
- 健胃作用
- 肝機能を正常化する作用
- 新陳代謝の活性化
この2つのメイン成分の効果・効能から分かるとおり、万能の民間薬として用いられてきたのがハブ茶なのです。
もともとはビタミンAが目に良いとされて重宝されてきましたが、今ではビタミンAと同等かそれ以上に「アントラキノン誘導体」の有用性が実証されています。
では「目や肝臓に良い」と言われる理由を、もう少し詳しく説明しましょう。
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目に良いと言われる理由
中国の明の時代に編纂された「本草綱目(ほんぞうこうもく)」には
- 眼精疲労
- 肩こりや便秘の緩和
によいと書かれています。
日本に伝わった時も
- 疲れ目、充血、眼精疲労、あるいはそこからくる頭痛や肩こり、吐き気の緩和
などの薬効があるとして紹介されています。
上の「成分」で紹介したとおり、これらはハブ茶に豊富に含まれている「ビタミンA」の作用によるものです。
今でも眼科で処方される眼精疲労治療薬である点眼液には「ビタミンA」が配合されていますので、「ビタミンAが目に良い」というのは現代医学でも証明されているということになりますね。
人間は脳が必要としている情報源として80%を視覚に頼っていると言われていますので、目に良い薬草は古来より珍重されてきたのだと思われます。
肝臓に良いと言われる理由
よく肝臓にトラブルを抱えている人には「ハブ茶」が良いと言われています。
これは成分の説明でも紹介している「アントラキノン誘導体」の作用によるものです。
ではこの「アントラキノン誘導体」とは一体、人体にどのように作用するのでしょうか?
アントラキノン誘導体は「誘導体」という言葉からもわかる通り、「アントラキノン」という物質を作り出すための酵素です。
「アントラセン」という物質から「アントラキノン」という物質を合成する際に働きます。
アントラキノン誘導体が生物の体内で作用すると、主に腸の活動を活発にして便を柔らかくすることがわかっています。
ハブ茶の原料でもあるエビスグサ以外にも、アントラキノン誘導体を多く含む植物は下剤でも知られる「センナ」であり、高い便秘改善効果があります。
ただし、摂りすぎは腹痛や下痢などの症状を招くので注意が必要です。
このちょっとした毒性が肝臓を刺激して、肝機能を改善するのではないかと考えられています。
肝臓とは人体の化学工場と言われる臓器で、非常に重要な役割をいくつも持っていますが、その一つに「解毒」があります。
「医薬品」には必ず副作用という「毒としての作用」がありますが、それを起こさないように解毒しているのが肝臓の役割なのです。
したがって薬を過剰投与すると、解毒作用をフルパワーで行い続けることになり、その結果「薬剤性肝炎」という病気を招きやすくなるのです。
しかし、ちょっとした毒素は逆に肝臓を活性化させ、解毒機能を高めてくれます。
少しケースが違いますが、予防接種(ワクチン)もこれと同じような原理を用いています。
つまり、弱毒化したウィルスをあえて取り込むことで、免疫システムがその型を認識して抗体を作り出すのですが、その際も肝臓は関与しています。
つまり人体に悪影響を及ぼさない程度の毒素を少し取り込むことで肝機能が向上するということがわかっているのです。
ハブ茶と併用してセンナを含んだ便秘薬などを服用すると、アントラキノン誘導体の過剰摂取を招く可能性がありますが、通常お茶として飲むだけなら適度な弱毒性であり、肝臓機能が改善していくことになるのです。
その他の効果・効能
その他の効果・効能として、
- 二日酔い防止
- 口内炎の改善
- 喘息改善
- 食欲増進
- 神経痛やリウマチの予防
などにも良いとされています。
では続いて
「ハブ茶の副作用」についてです。
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ハブ茶の副作用とカフェインの有無、妊婦は飲んで良いのか?
ハブ茶の原料であるエビスグサにはカフェインが含まれていませんので、お子さんからお年寄りまで安心して飲むことができます。
また薬ではなく、あくまでも健康茶ですので基本的に副作用はありません。
ただし、妊婦の場合は注意が必要です。
その理由はすでに説明している「アントラキノン誘導体」がもつ便秘改善効果です。
これによって腹痛や下痢を起こすと、早産や流産の可能性が出てきます。
(下剤全てが悪いわけでなく、種類によります。処方される下剤であれば問題ないでしょう)
したがって、妊娠中は飲まないほうが無難でしょう。
妊娠中の便秘改善は、基本的にはストレッチや乳酸菌を使って腸内環境を整える事を優先させましょう。
ハブ茶の作り方と飲み方!
用意するもの
- 沸騰したお湯1リットル
- ハブ茶大さじ1(またはティーパック1)
耐熱容器に上記の材料を入れ、5分ほど蒸らせば出来上がりです。あとはお好みの温度で飲むようにしてください。
ハブ茶はドラッグストアなどでも販売されていますが、アマゾンでは以下の商品が人気のようです。
独特の青臭さがあるので、苦手な人は5分したら茶漉しで漉すか、ティーパックを取り出してそれ以上味が濃くならないようにしましょう。
冷やしても飲めるため、多めに作って冷蔵庫で保存しておけば数日は保存がききます。
またハブ茶はドクダミやプーアル茶とブレンドしても美味しく飲めるので、お好みのブレンドを色々と試してみると良いでしょう。
ハブ茶について〜まとめ〜
いかがでしたでしょうか?
ハブ茶は目や肝臓だけでなく、色んな点で健康に優れたお茶と言えます。
あくまでお茶であり副作用も基本的にはありませんので、是非日々の生活に取り入れてみてください。
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