蓄膿症・副鼻腔炎の膿を出す方法(治療方法)と自宅での治し方!

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蓄膿症・副鼻腔炎の膿を出す方法(治療方法)と自宅での治し方!

蓄膿症や副鼻腔炎では、「副鼻腔」と呼ばれる顔に存在する空洞に膿が溜まります。

 

そのため、これら「膿」を出し切ることが大切です。

 

ここでは、これまでの経験と知識をもとに

 

  • 自宅で出来る膿を出す方法
  • 病院での膿出し治療

 

についてまとめてみました。

 

ちなみに!〜副鼻腔炎と蓄膿症の違い〜

蓄膿症と副鼻腔炎という呼び名がありますが、基本的には同じと考えていても良いと思います。

副鼻腔炎は文字通り「副鼻腔」が炎症を起こす病気であり、さらに悪化して副鼻腔に膿が溜まった場合は「蓄膿症」と呼ばれることになります。

これは文字通りなので分かりやすいのですが、一方で

副鼻腔炎が3ヶ月続いたら、それは慢性副鼻腔炎(別名を蓄膿症と言う)

という考え方もあります。

副鼻腔炎であっても、すぐに黄色い膿の含まれる鼻水が出ることもあります(膿が出ているということ)ので、あまり呼称にはこだわる必要は無いというのが個人的な考えです。

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膿を出す方法(自宅での治し方)

まずは自宅で出来るものから紹介しましょう。

 

ただし蓄膿症の場合は原則、まずは病院に行ってください。

 

私のように長年引きずる人もいますが、多くの方は抗生物質の服用で良くなるとされています。

 

なので病院での治療に加え、自宅でもできるような方法を紹介します。

 

  • なた豆茶を飲む
  • 鼻腔内を洗う

 

このどちらかでしょう。

 

個人的には、奥のドロドロを排出してくれる「なた豆茶」を特にオススメしていますが、長くなるためここでは説明を省きます。

 

■なた豆茶をオススメしている理由
>>なた豆茶の効能・効果!蓄膿症(副鼻腔炎)・鼻炎・腎臓に◎!副作用なしで妊婦もOK<市販茶・サプリ>

 

■これまでの治療経験と、なた豆茶に行き着いた過程について
>>副鼻腔炎,蓄膿症,後鼻漏に効く市販薬と漢方!サプリは効く?

 

 

鼻うがいについて!

鼻うがいは副鼻腔炎だけでなく、風邪気味の場合や花粉の時期の鼻づまり解消に使われます。

 

ただし、これは慎重に行うようにしてください。

 

やり方を間違えると、鼻粘膜を傷つけ逆に症状を悪化させる原因になりかねないからです。

 

また、鼻づまりでよく眠れない、息苦しいなどの症状が慢性化している場合は、我慢しないで耳鼻科を受診するのが前提です。

 

自宅で行う鼻うがいは

 

  • そこまで症状がひどく無い人
  • 病院での治療が落ち着いて、自宅でのケアをする人

 

向けの方法になります。

 

なお、喉と鼻の間に絡まる膿や鼻水は解消できますが、副鼻腔までの効果はあまり期待できないのが正直なところです。

 

ただし、やらないよりはやった方が絶対に良いです。

 

 

鼻うがいのやり方

基本的な鼻うがいのやり方については、鼻水・鼻づまり・副鼻腔炎・後鼻漏には鼻うがい!やり方・効果・危険で詳しくまとめていますので、そちらをご覧ください。

 

なお、耳に水が入るとそこから中耳炎を起こす原因となるので十分に注意してください。

 

また生理食塩水を使う理由は、鼻粘膜が生理食塩水と同じ濃度のナトリウムを含んでいるためです。

 

鼻に水が入り「ツーン」とした痛みを感じるのは、通常の水にナトリウムが少ないからです。

 

したがって最も刺激が少ないのは生理食塩水であり、生理食塩水はドラッグストアや薬局でも購入することができます。

 

 

 

市販されている鼻洗浄グッズ

上記のとおり生理食塩水でも可能ですが、元から体液と近い濃度で作られている洗浄液もあるため、できればそのような市販品を使うと良いでしょう。

 

※食塩を濃く作ると鼻粘膜を痛めることにも繋がるため、市販品を使う方が安全だと思います

 

 

ハナノア(小林製薬)

洗浄器具と洗浄液のセットタイプがオススメです。

 

洗浄液には「生理食塩水」にプラスして「消毒成分(ベンザルコニウム塩化物)」が配合されているので、病原菌の殺菌作用もあります。

 

ミントの香りが付いており、使用後はさっぱりとして爽快な気分になります。

 

※15歳未満は使えません

 

 

 

 

ハナクリーンS(東京鼻科学研究所)

ハンディタイプで、洗浄器と専用洗浄剤(サーレS)を併用するのがオススメなタイプです。

 

容器を押す力で水圧をコントロールできます。

 

容器だけの販売なので、生理食塩水を自作するか、専用洗浄剤(サーレS)や生理食塩水を別途購入する必要性があります。

 

効果の面でみるとハナノアとの違いはそれほど無く、温水の用意の必要もありますが、15歳未満でも使用できます。

 

 

 

 

ナサリン

スウェーデンの医療機関によって開発された「鼻うがいキット」です。

 

注射器型の洗浄器に、「専用の洗浄液」もしくは「生理食塩水」をセットし、詰まっている方の鼻に液剤を注入するようになっています。

 

洗浄器の先端にはシリコン製のチップが付いているので鼻にフィットし、液剤が逆流しない仕組みになっているので使いやすいでしょう。

 

上記のハナノアで上手く鼻うがいができなかった方は、こちらでチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

 

このように、鼻うがい用のグッズはドラッグストアや薬局、ネット通販などでも購入することができます。

 

 

では続いて
「病院での膿出し治療」についてです。

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膿を出す方法(病院での治療方法)

次に病院での「膿出し治療」についてです。

 

病院において「蓄膿症ですね」と確定診断された場合に、最も基本的な治療法は

 

薬物治療

 

になります。

 

これは

 

マクロライド系抗生物質(エリスロシン、ジスロマック、クラリスなど)

 

を投与して、服鼻腔内の炎症を鎮めていくという治療法です。

 

しかし、「マクロライド系抗生物質」は他の薬の効果を阻害する作用があるために禁忌も多く、蓄膿症のように長期投与が必要な場合は、副作用としての肝機能障害の可能性もあります。

 

そのため、膿の状態が多いケースでは膿を取り除く処置が行われることもあります。

 

この時に病院で行われるのは

 

  • 鼻腔内清掃
  • 副鼻腔洗浄

 

という治療法です。

 

 

 

鼻腔内清掃(びくうないせいそう)

吸引機で鼻腔内の膿や汚れを吸引した後、ネブライザーという器具を使って薬液(炎症止めのステロイドなど)を鼻腔から副鼻腔にかけて噴霧する治療法です。

 

超音波ネブライザーという噴霧機を使用することで「微細な霧」を発生させることができ、薬の浸透性を上げることができます。

 

これによって使用する薬剤の量が相対的に減り、治療効果を高めることができるので、副作用は少なくなります。

 

また細かい霧が副鼻腔の奥深くにまで届くため、薬物治療と合わせて行われることが多い治療法です。

 

 

 

副鼻腔洗浄

鼻腔内に微量の局所麻酔剤を噴霧し、マクロライド系抗生物質を混ぜた生理食塩水で鼻腔の中まで洗浄します。

 

服鼻腔内に溜まった膿まで綺麗に除去することができ、洗浄後はマクロライド系抗生物質の効果で炎症が静まり蓄膿予防効果に優れた治療法です。

 

ただし、一度でよくなるということはないので、何度か通院の上で受ける必要性があります。

 

マクロライド系抗生物質を使うため、内服治療では対処できない比較的重症例の時に実施されます。

 

この治療で症状が少し落ち着いたら内服治療に随時切り替わっていきます。

 

 

 

通院頻度は「鼻腔内清掃」も「副鼻腔洗浄」も週に1〜3回程度になりますが、重症度が高いほど通院頻度が上がることになります。

 

もしこれらの治療を行っても症状が改善しない場合は、外科手術の適用が検討されることになります。

 

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鼻はすすらない方が良い!

蓄膿症や慢性鼻炎などは、四六時中鼻水が出てくる病気です。

 

また嫌な臭いや顔面痛などを伴うため、非常に不快な思いをします。

 

さらに慢性的に鼻粘膜に負担がかかり弱まっている状態なので、風邪やインフルエンザのウイルスへの抵抗が弱ります。

 

そうでなくても鼻粘膜は常に外気と接しているところなので、様々なウィルスなどの病原菌が付着していることになります。

 

したがって鼻水が出てきたら、奥にすすらず、ただしくかむようにしましょう。

 

しかし、かみかたにもコツがあります。間違えた鼻のかみ方は鼓膜を傷つけたり、外耳炎や中耳炎、また鼻茸(鼻ポリープ)の原因となるので十分な注意が必要です。

 

外耳炎や中耳炎になる理由

鼻と耳と喉は繋がっています。
そのため、病原菌を含んだ鼻水をすすることで、耳側に侵入すると中耳炎などの障害を引き起こす可能性があります。

 

正しい鼻のかみ方について

  • 力任せにかまない
  • 鼻をかむ時は片方ずつ
  • 中途半端にかまずに出きるまでかむ
  • 鼻を無理にほじらないようにする

 

これらの点に注意して、ただしく鼻をかむようにしてください。

 

 

まとめ!

いかがでしたでしょうか?

 

蓄膿症や副鼻腔炎は、私たちが考えているより厄介な病気なので、基本的には一度耳鼻科で適切な治療を受けた方が良いでしょう。

 

なお、筆者も長年「蓄膿症+後鼻漏」をわずらっていた身ですが、保険適応外の漢方やお茶などを使い、解決しました。

 

副鼻腔炎(蓄膿症)や、後鼻漏(鼻水が喉に流れる症状)は、酷くなるとそれだけ治療に時間がかかりますので、以下ページも参考にして少しでも早く解決して頂ければ幸いです。

 

■オススメの薬やお茶、治療体験談など
副鼻腔炎,蓄膿症,後鼻漏に効く市販薬と漢方!サプリは効く?

 

■なた豆茶をオススメする理由
なた豆茶の効能・効果!蓄膿症(副鼻腔炎)・鼻炎・腎臓に◎!副作用なしで妊婦もOK<市販茶・サプリ>

 

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