ムコダイン(カルボシステイン)とは?効能・効果・副作用|痰と鼻水web

花粉症・鼻炎のオススメ市販薬

ムコダイン(カルボシステイン)の効果・効能・副作用を知ろう!

このページでは、

 

  • ムコダインってなに?効果は?
  • ムコダインには本当に効果があるの?
  • 500mg/250mgなど、種類と違いについて
  • 市販薬はあるの?
  • ムコダインの副作用
  • 「痰」や「鼻水」にオススメの解消法!

 

についてどこよりもわかりやすく!説明します。

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ムコダインってなに?効果は?

 

あー!痰がつらい!!

 

鼻水や鼻づまりがつらい!

 

そんな時に病院で処方される薬のひとつに「ムコダイン」があります。

 

ムコダインとは、
「杏林製薬」が製造・販売している薬の名称です。

 

成分名は「カルボシステイン」といいますので、「カルボシステイン錠」と呼ばれることもあります。

 

名称はあまり難しく考える必要はなく、

 

カルボシステイン(錠) = ムコダイン

 

と捉えて頂いて問題ありません。

 

この薬は、主に去痰薬(痰を取る薬)として用いられることが多いほか、鼻水副鼻腔炎(蓄膿症)後鼻漏にも用いられます。

 

ではここから、
ムコダイン(カルボシステイン)に期待できる効果や副作用などを、わかりやすく説明していきましょう!

 

 

 ムコダインの効能を知ろう!

 

 

ムコダインの成分であるカルボシステインには、以下のような効能があります。

 

  1. 痰や膿、鼻汁の粘りを弱くする
  2. 副鼻腔の粘膜や、気管支の粘膜の荒れを修復し、粘膜自体の抵抗力を上げる。

 

では、それぞれ説明しましょう。

 

 

効果@ 痰や鼻水の粘りを弱くする

カルボシステインには
「気道粘液調整作用」と呼ばれるものがあります。

 

気道とは、「鼻から喉、そして肺に繋がる気管支までの道」を言いますが、それらから出される粘液、つまり、

 

「鼻水・痰、そしてそこで生み出される膿」

 

粘りを弱くする作用があります。

 

その作用により、

 

  • 喘息や気管支炎などでしつこく喉に絡まる「ネバッとした痰」を取る(去痰)
  • 鼻づまりの原因となる「ネバッとした鼻水」を和らげる
  • 副鼻腔炎(蓄膿症)で鼻に溜まる「ドロッとした膿」を排出する

 

などといった効果が得られます。

 

さらにここに、今から紹介する「効果A」が加わることで「粘液の排出」だけでなく、「修正」という作用を生み出します。

 

 効果A 粘膜正常化作用

気道には色々な粘膜があります。

 

例えば

 

  • 鼻の中には「鼻粘膜」
  • 副鼻腔(鼻と繋がっている ”頬や額にある空洞” )には「副鼻腔粘膜」
  • 気管支には「気管支粘膜」

 

などがあります。

 

花粉症や鼻炎で、鼻水や鼻づまりが続けば鼻粘膜が荒れてしまいますし、副鼻腔炎ではジワジワと副鼻腔の粘膜が荒れます。

 

粘膜が荒れていると、どうしても粘膜自体の抵抗力が下がってしまい、細菌やウイルスなどを侵入させやすくなってしまいます

 

そうした「粘膜の荒れ」を修復してくれる効果が、ムコダイン(カルボシステイン)にはあります。

 

 

 

では続いて、
「ムコダインは効くのか?」という点についてです。

 

ムコダインって効果あるの?

ここまでムコダインの効果を説明しましたが、ムコダインの作用は鼻や副鼻腔、気管支といった「気道」に非常に良い効果をもたらせてくれることが分かります。

 

では実際、どれくらいの人に効果があったのか?
販売元の「杏林製薬」が公表している臨床成績を見てみましょう。

 

 

成人の場合(978人が対象)

気管支喘息、慢性気管支炎、気管支拡張症、肺結核及び慢性副鼻腔炎を対象とした二重盲検比較試験において本剤の有用性が認められている。

  有効以上 やや有効以上
上気道炎 62.4 (58/93) 92.5 (86/93)
急性気管支炎 71.9 (105/146) 94.5 (138/146)
気管支喘息 51.6 (47/91) 86.8 (79/91)
慢性気管支炎 40.1 (83/207) 75.8 (157/207)
気管支拡張症 51.9 (40/77) 77.9 (60/77)
肺結核 29.5 (23/78) 69.2 (54/78)
慢性副鼻腔炎 46.9 (134/286) 93.0 (266/286)

引用元:http://www.kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/medicine/pdf/i_mucod_old.pdf

 

 

幼・小児の場合(578人が対象)

急性気管支炎、気管支喘息、滲出性中耳炎を対象とした二重盲検比較試験において本剤の有用性が認められている

  有効以上 やや有効以上
上気道炎 76.2 (48/63) 82.5 (52/63)
急性気管支炎 67.0 (59/88) 88.6 (78/88)
気管支喘息 64.1 (93/145) 83.4 (121/145)
慢性副鼻腔炎 56.8 (63/111) 90.1 (100/111)
滲出性中耳炎 52.4 (89/170) 74.1 (126/170)

引用元:http://www.kyorin-pharm.co.jp/prodinfo/medicine/pdf/i_mucod_old.pdf

 

 

この成績からわかることは?

上記の成績を見ていただくとわかりますが、「有効以上」としてはやや低いものも見られますが、平均して8〜9割の患者において「やや有効以上」という結果が出ています。

 

そのため、大きな変化はみられずとも、多少なりの改善は見込めますので、処方されたお薬はしっかりと服用するようにしましょう。

 

 

 

では続いて
「ムコダインの種類」について説明しましょう!

 

 

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ムコダインには種類があるの?

ムコダインは計4種類あります。

 

  1. ムコダイン錠500mg
  2. ムコダイン錠250mg
  3. ムコダインDS50%
  4. ムコダインシロップ5%

 

これらの違いは?と言うと、

 

 

ムコダイン錠500mgとムコダイン錠250mg

500mgと250mgの違いは単純に容量の違いですが、常用量としては1回500mgとされており、250mgの場合は2錠服用することになります。

 

効果としては同じ物ですが、服用量を調整する際には250mgが良いでしょう。

 

《成人の場合》
通常、1回500mgを1日3回、服用します。

 

《幼児・小児の場合》
当サイトが調べた限り、小児の場合については、いずれにも記載がないため、調整し難い錠剤は処方されないものだと考えられます。

 

いずれの場合も、年齢・症状により増減されますので、必ず医者より指示された服用量・服用方法に従いましょう。

 

 

ムコダインDS50%について

こちらは細粒タイプのムコダインです。
水に溶かして飲むか、水と一緒に飲み込みます。

 

《成人の場合》
通常、1回1包(主成分としては500mg)を1日3回、水に混ぜて服用します。

 

《幼児・小児の場合》
通常、幼児・小児は1回 0.02g/体重1キロあたり を1日3回、水に混ぜて服用します。
(主成分としては、10mg/kg)

 

※いずれの場合も、年齢・症状により増減されますので、必ず医者より指示された服用量・服用方法に従いましょう。

 

 

 ムコダインシロップ5%

こちらはシロップタイプのムコダインです。
通常は、成人ではなく小児・幼児に処方されるものです。

 

《幼児・小児の場合》
通常、幼児・小児は1回 0.2mg/体重1キロあたり を1日3回、服用します。
(主成分としては、10mg/kg)

 

年齢・症状により増減されますので、必ず医者より指示された服用量・服用方法に従いましょう。

 

 

 

その他、ジェネリック医薬品としては

 

  • シスダイン(テバ製薬)
  • C-チステン(鶴原製薬)
  • クインスロン (辰巳製薬)
  • ルボラボン(コーアイセイ)

 

などがあります。
※それぞれ錠剤・シロップ・細粒などありますが、詳しくはかかりつけの医師にご確認ください

 

では続いて、
「ムコダインは市販されてるの?」について説明しましょう!

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 ムコダインの市販薬はある?

ムコダインは市販されておりません。

 

しかし、ムコダインの成分である「カルボシステイン」を主成分とした商品は販売されております。

 

病院へ通う時間がない方は、まずはこれら市販品から試されても良いでしょう。

 

 

去痰CB錠

こちらはL-カルボシステインの他に、もう一種の成分「ブロムヘキシン塩酸塩」を含む去痰薬です。

 

ブロムヘキシン塩酸塩は、痰をサラサラに薄めることで喉から出しやすくする効果があります。

 

《参考:アマゾン価格》
30錠 ⇒ 661円

 

 

 

ストナ去痰カプセル

こちらも上の「去痰CB錠」と同じ成分が同量配合されています。

 

成分量や用法・用量も変わらないところを考えると、去痰CB錠よりもこちらの方が値段が高いです。

 

《参考:アマゾン価格》
18カプセル ⇒ 661円

 

 

 

 

ムコダインの副作用を知ろう!

ムコダインは、服用量の差はあれども乳幼児から高齢者まで幅広く処方される、安全性の高い薬と言われています。

 

そのため、基本的に大きな副作用が出る事はまれだと考えられますが、服用量や服用期間によっても、その可能性は左右されますので注意しましょう。

 

また、以下にあげる副作用は一般的に報告が挙がっているものですが、何よりも大切な事は、「飲む人の体質に合っているか」だと考えられます。

 

「ちょっとひどくなってるかな?」と思い当たる場合は、無理に続けずにお医者さんに相談しましょう。

 

では「副作用」について紹介します。

 

 

重い副作用

まずは特に重い副作用についてです。

 

肝機能障害や黄疸

《肝機能障害の初期症状》
・身体のだるさ
・吐き気
・皮膚が黄色くなる
・発熱
・食欲が無くなる
など

 

 

皮膚粘膜眼症候群・中毒性表皮壊死症

《皮膚粘膜眼症候群の初期症状》
・高熱
・目が充血する
・めやにが出る
・喉が痛くなる
・皮膚が広範囲に赤くなる
・目が開けにくくなる
など 

 

 

アナフィラキシー様症状

《症状》
・じんましん
・皮膚が赤くなる
・まぶたが腫れる
・喘息のような呼吸音
・血圧が低下する
など

 

 

副作用

一般的な副作用としては、

 

  • 食欲が無くなる
  • 下痢・腹痛
  • 皮膚発疹

 

などが報告されています。

 

 

以下の方は服用を避けましょう!

以下の方は、
服用を避ける、もしくは細心の注意の上服用しましょう。

 

妊娠されている方(妊婦)
安全性が確立されていないため、服用しない事が望ましいでしょう。

 

肝障害
肝臓の機能が悪化する可能性がありますので、服用しない事が望ましいでしょう。

 

心障害
類薬(処方や効果が似ている薬)で、心不全患者に悪影響があったとの報告がありますので、服用しない事が望ましいでしょう。

 

 

痰や鼻水をスッキリさせるオススメの解消法!

ムコダインを使う方というのは、ほとんどの場合が「痰」もしくは「鼻水」に悩んでいる方だと思われます。

 

この方法は、ある意味その2つに共通している方法ですので、ここで説明しておきます。

 

筆者(私)の父親が長年、しつこい「痰絡み」に悩んでいたのですが、それが急にスッキリとした方法であり、私の鼻がスッキリした話でもあります。

 

私自身、10年以上「鼻炎症状」を患っており、保険適応外の治療なども経験しましたが、最終的に行き着いたのが「お茶」でした。

 

↓保険適応外の漢方薬治療

 

10年以上、ほぼ毎日「鼻炎薬・漢方薬」を飲んでいた私からすると、これはすごい発見でした。

 

甜茶(てんちゃ)をメインとした「すーすー茶」というお茶で、主に「鼻の症状」にアプローチするお茶です。

 

これで私の長年の鼻の悩みは解決されました。

 

これを毎日飲んでいるのですが、ある日私の父が「甘くて美味しい」と言いながら、勝手に飲み始めました。

 

※甜茶には自然な甘みがあります

 

するとなぜか、「カァーッ!ペッ!」という、昔から見せられていた光景を見ることが無くなりました。

 

「特に何もしてないけど、取れたみたい」と父親は言っておりましたが、「なぜだろう」と色々調べた結果、恐らく「すーすー茶」が役立っている事に気付きました。

 

別ページ「痰が切れない!喉に絡む痰の出し方や、去痰薬で出す方法!」の “痰を出しやすくする食事” の章でも紹介していますが、甜茶は痰もスッキリできるお茶です。

 

それに加え、すーすー茶には「赤シソ」も含まれていることから、非常に痰にも適したお茶だということが分かりました。

 

※シソは「紫蘇葉」として漢方でも使われており、痰をスッキリさせると言われています

 

販売会社は「すーすー茶」という名前をつけ、私のように「鼻炎に悩む人」をターゲットとして販売していることから、まったく「痰」に関する説明はないのですが、偶然にも「痰絡みにも良いお茶」という事に気付きました。

 

皆さまの痰絡みにも良いとは言い切れませんが、20年以上聞かされてきた「痰を吐き出す音」が無くなったくらいなので、スッキリする可能性はあると思います。

 

また私自身も10年以上鼻炎に悩み続けていましたが、それも解消できたため、鼻炎にももちろん良いと思います。

 

飲み切ったとしても25日以内であれば返金してもらえる「保証制度」もありますので、安いですし一度試してみるのも良いかと思い、紹介させて頂きました。

 

参照:『えぞ式すーすー茶』公式HP
https://www.susucha.jp

 

 

鼻水や痰、副鼻腔炎を治すポイント!

当ページをご覧ということは、
恐らく「鼻水・鼻づまり・痰・副鼻腔炎・後鼻漏」などの症状にお困りかと思われます。

 

ここで紹介したムコダイン(カルボシステイン)は病院でも処方されることが多く、ある程度の効果は見込めます。

 

しかしやはり薬に頼るだけでなく、根本原因を知り根本から解決していくとが何よりも大切です。

 

まずは今の症状の原因がどこにあるのか、それを知ることから始めましょう!

 

 

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