レスタミンコーワ錠&レスタミンコーワクリーム(軟膏)とは? <ジフェンヒドラミン塩酸塩>

花粉症・鼻炎のオススメ市販薬

レスタミン錠・クリーム(軟膏)の違いと、効果・効能・副作用を分かりやすく説明!

このページでは、

 

  • レスタミンとはなんだろう?
  • 種類と違い、ジェネリック薬について
  • 効果と効能
  • 市販薬はあるの?
  • 服用方法は?
  • 副作用は?
  • 最後に!

 

についてどこよりもわかりやすく!まとめています。

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レスタミン(ジフェンヒドラミン塩酸塩)ってなに?

 

 

レスタミンという薬の名前をご存知の人も多いのではないでしょうか?

 

この「レスタミン」というのはお薬の名前であり、成分としてはジフェンヒドラミン塩酸塩と言います。

 

興和新薬株式会社が医療用に最初の薬を発売して以来、今日まで「レスタミン」という文字が色んな製品に付けられています。

 

似たような名前の薬で、同じような効果のあるセレスタミンという薬がありますが、成分は異なるものです。

 

レスタミンの商品は大きく分けて2種類

 

  • 飲み薬(レスタミンコーワ錠・糖衣錠)
  • 塗り薬(レスタミンコーワクリーム(軟膏))

 

に分けられます。

 

また、レスタミンを含む市販薬もありますので、そちらについてついても触れていきます!

 

なお、レスタミンは簡単に言うと、アレルギーを抑える効果のある薬ですが、飲み薬と塗り薬で効果や副作用も変わってきます

 

そこでここからは、レスタミンコーワ錠とレスタミンクリームを、それぞれ分けて説明していきましょう。

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それぞれの特徴と効果・副作用・飲み方!

まずはレスタミンコーワ錠から説明しましょう。

 

 

レスタミンコーワ錠とは?どんな効果がある?

1987年に発売され、ジフェンヒドラミン塩酸塩が一錠中に10mg入っているお薬です。

 

いわゆる錠剤の服用薬です。

 

 

 

表面がややザラザラしているのが錠剤です。

 

また、市販薬には「レスタミンコーワ糖衣錠」というのがありますが、「糖衣錠」とは、マーブルチョコレートの様に、周りやや固くがコーティングされているタイプの錠剤です。

 

 

※糖衣錠は表面がツルンとしています

 

 

このレスタミンは抗ヒスタミン薬といわれ、第一世代抗ヒスタミン薬に分類されています。

 

ちなみに第一世代抗ヒスタミン薬の副作用の一つである眠気を抑えたものを、第二世代抗ヒスタミン薬と言いますが、今では副作用の少なさから、第二世代の抗ヒスタミン薬が一般化してきています。

 

それにもかかわらず、現在でも、私たちがドラッグストアで手軽に買える痒み止めや風邪薬には大体、レスタミンが入っています。

 

第二世代抗ヒスタミン薬に押されながらも、まだまだ現役で活躍しているのがこのレスタミンです。

 

では、どのような効果があるのでしょうか?

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主な効果・効能は?

主な効果としては、
アレルギー症状の改善に対応します。

 

  • じんましん
  • 皮膚のかゆみや発赤
  • 鼻水・鼻づまり(アレルギー性鼻炎)
  • 目のかゆみ

 

などなど、枯草熱(花粉症)のような症状にも広く使用されています。

 

枯草熱とは? <余談です!>
19世紀、イギリスの農民が牧草を乾燥させていると、クシャミや鼻水流出など鼻炎のような症状が出て、熱があるような感じになったことから枯草熱と名付けられたとのことです。

当時はまだアレルギーの概念がありませんでした。

ただ、イギリスの学者がイネ科植物の花粉が原因であることを突き止め、「花粉症」という病名で呼ばれるようになりました。

その花粉症が、アレルギー反応と結び付けられるのはもう少し後のことでした。

 

 

種類は?

上でも少し触れましたが、
「レスタミンコーワ錠」と言ってもおおよそ3種類に分けられます。

 

 

■レスタミンコーワ錠10mg
⇒病院で処方されるタイプ

 

 

■レスタミンUコーワ錠
⇒市販薬の錠剤タイプ
(主成分の含有量は処方薬と同じです)

 

 

 

■レスタミンコーワ糖衣錠
⇒市販薬の糖衣錠タイプ
(主成分の含有量は処方薬と同じです)

 

 

 

 

なお、いずれの薬も「興和」から販売されているので、「コーワ」とう名前が付いています。


 

レスタミンコーワ錠(糖衣錠)の用法・用量

 

■レスタミンコーワ錠(処方薬)
成人では一日、3〜5錠を2〜3回に分けて飲みます。
3〜5錠とはジフェンヒドラミン塩酸塩が30〜50mgに相当します。
服用量は、年齢や症状によって量の増減をします。
なお、小児には飲ませないことが望ましいです。
特に新生児や低体重で生まれた乳児などが使用すると、興奮や痙攣など中枢神経系に乱れが起きる可能性があります。

 

 

■レスタミンUコーワ錠

年齢

1回に飲む量

1日服用する回数

15歳以上

3錠

3回

11〜14歳

2錠

3回

5〜10歳

1錠

3回

0〜4歳

服用してはいけません

 

 

 

■レスタミンコーワ糖衣錠 

年齢

1回に飲む量

1日服用する回数

15歳以上

3錠

3回

11〜14歳

2錠

3回

5〜10歳

1錠

3回

0〜4歳

服用してはいけません

 

※レスタミンコーワ錠と同様です。

 

 

副作用は?

後ほど詳しく説明しますが、主な副作用として

 

眠気口の渇き

 

が見られます。

 

その他の副作用としては

 

  • 倦怠感(だるさ)
  • めまい
  • 頭痛
  • 吐き気
  • 動悸
  • 目がかすれる
  • 発疹

 

などが見られる場合もあります。

 

このように、強い眠気が引き起こされる場合があるため、この薬を飲んだ後は、高所での作業や車の運転などは控えましょう。

 

注意!

・緑内障
・前立腺肥大症

の患者さんがレスタミンコーワ錠を飲むことはお勧めできませんが、やむなく飲んでしまった場合は、抗コリン作用のある薬との併用は絶対に避けてください。

 

 

 

ここまで
「レスタミンコーワ錠(飲み薬)」を紹介してきましたが、続いては「レスタミンコーワクリーム」を紹介しましょう。


 

レスタミンクリーム(軟膏)の特徴と効果・副作用・塗り方!

昔は、家の救急箱の中にはレスタミン軟膏(クリーム)がよく入っており、痒み止め虫刺されの薬として大活躍していました。

 

とはいえ、今でも市販の痒み止めには含まれていることもあります。

 

処方薬として販売された当時は、“医薬品の規格書” に「クリーム」という項目が無かったため、レスタミンコーワ軟膏という商品名でした。

 

その後、「レスタミンコーワクリーム1%」に販売名が変更されました。

 

なお市販薬としては、今でも「新レスタミンコーワ軟膏」が販売されています。

 

 

効果・効能は?

主な効果として

 

  • じんましん
  • 湿疹
  • かぶ
  • あせも

 

などによる皮膚のかゆみの他に、虫刺されによる痒みしもやけにも効果があります。

 

アトピー性皮膚炎が重症のときは、ステロイドが入った外用剤を使用しますが、症状が改善されたときには、効果が穏やかなレスタミンコーワクリームを使用することでステロイド軟膏の副作用を抑えることができます

 

そのため、レスタミンコーワクリームのような抗ヒスタミン薬の外用剤と、ステロイド外用剤をうまく組み合わせて使ってみましょう。

 

小児ストロフルスにも効果あり

添付資料には、小児ストロフルスにも効果があると記載されています。

小児ストロフルスとは、腕や足に赤いポツポツの丘疹ができてかゆくなる皮膚の病気です。

免疫機能が未熟な乳幼児に発生する病気であり、ノミやダニなどに刺されたあと、腕や足に丘疹がボツボツと出てきます。

これは、虫の唾液などが皮膚に付着することで発症しますが、これ唾液に対して過剰に免疫反応を起こしてしまうことが原因です。(いわゆるアレルギー)

しかし、5歳ぐらいになると、免疫機能も確立され、虫の唾液に対しても免疫ができてくるので発症率が急激に下がります。

 

なお、クリーム(軟膏)には錠剤のような眠気のような副作用はありません


 

種類は!?

クリームタイプは、4種類あります。

 

■レスタミンコーワクリーム1%
⇒処方薬であり、興和から販売されているものです。

 

 

■ジフェンヒドラミンクリーム1%「タイヨー」
⇒テバ製薬から販売されている処方薬であり、上記レスタミンコーワクリームと違いはありません。

 

 

■新レスタミンコーワ軟膏
⇒興和から販売されている市販薬です。

 

 

 

■レスタミンコーワパウダークリーム
⇒パウダーが含まれているタイプです。
パウダーが含まれることで爽やかな塗り心地となっています。

 

 

 

塗り方(用法)は?

いずれも1日数回、患部に塗りこむように使用します。

 

なお、炎症しており液が染み出しているような皮膚症状の場合、それに適応する他の外用剤で症状を軽減させます。

 

その後痒みなどがあらわれた場合は、症状軽減のためにレスタミンクリームを使用するようにしましょう。

 

 

副作用は?

副作用の報告は非常に少なく、わずかな報告例として

 

  • 発赤
  • 腫れ
  • 痒み

 

といった過敏症のような副作用があります。

 

 

 

さて最後に、先ほど深く触れなかった点である

 

  • 「どうやってアレルギーに作用するのか?」
  • 「コーワ錠はなぜ眠くなりやすいのか?」

 

という点に分かりやすく説明しますが、そんな深い話は聞きたくない!という方は、以下の参考記事をご覧ください。

 


 

どうやってアレルギーに作用するの?

ここまで、

 

レスタミンコーワはヒスタミンの働きを制御し、アレルギーを抑えます

 

というざっくりとしたお話で説明してきました。

 

でも、

 

  • そもそもアレルギーはなぜおきるの?
  • なぜレスタミンがそれを鎮められるの?

 

という方もいらっしゃるかと思いますので、それらの観点でもう少し詳しく説明しましょう。

 

 

アレルギーはなぜおこる?

そもそもアレルギーはどうしておきるのでしょうか?

 

アレルギーは、免疫反応と深い関係があります

 

免疫反応とは、体内に侵入した細菌やウイルス、がん細胞を排除しようとする身体の反応であり、人間が生きていくために非常に重要なものです。

 

その免疫反応が

 

  • 花粉
  • ハウスダスト
  • 食べ物

 

などに対しても過剰におきることをアレルギーといいます。

 

細菌など「有害な物質」を排除しようとするのは、人間にとっては大変ありがたいことです。

 

しかし、アレルギーは「食べ物など本来人間にとっては無害なものまで排除しようとする」迷惑な反応なのです。

 

鼻水やクシャミ、かゆみ、喘息など、人間にとって不快な症状をもたらします。


 

レスタミンはT型アレルギーに効果がある

アレルギーの種類はT〜X型の5種類あります。

 

ちなみに重篤になりやすいアナフィラキシーショックもT型アレルギーです。

 

T型アレルギーは、アレルゲンに触れた後、すぐに症状に出てしまうため「即時型アレルギー」ともいわれています。

 

このアレルギーは科学的にいうと、血液中のIgE抗体アレルゲンと結合することから始まります。

 

IgE抗体とアレルゲン、あまり耳慣れない言葉ですが、アレルギーを理解するためには必要不可欠な言葉なので、ここで説明しておきましょう。

 

 

アレルゲンとは?

アレルゲンは、日本語で「抗原」といいます。

 

抗原とは、アレルギーを引き起こす起こす物質のことです。

 

花粉やハウスダストなどを吸い込むと、アレルギー性鼻炎のような症状が出るのであれば、花粉やハウスダストが抗原というわけです。

 

 

IgE抗体とは?

血液中にあって、免役に関与しているタンパク質です。

 

通常では微量程度ですが、アレルギー反応を起こすと IgE抗体が増えてきます。

 

 

アレルギーの出る流れ

免役システムの中で重要な役割を持つ

 

「肥満細胞」

 

という細胞があります。

 

ここにIgE抗体が結合します。

 

この「IgE抗体が結合した肥満細胞」「花粉などのアレルゲン」がさらに結合すると、肥満細胞の中からヒスタミンという化学伝達物質が飛び出してきます。

 

この「ヒスタミン」こそが、アレルギ―をひきおこす一番の犯人です。

 

そして、ヒスタミン以外にも

 

「ヒスタミン受容体」

 

という、“ヒスタミンを受け入れるかぎ穴のような物質(たんぱく質)” があります。

 

そこにヒスタミンがカチッとはまることで、不快なアレルギー症状が引き起こされるのです。

 

 

ここでレスタミンが登場する!

ここでやっとレスタミンが登場します。

 

レスタミンはヒスタミンがかぎ穴にはまらないよう、レスタミン自身がかぎ穴に潜り込みます

 

かぎ穴にはまることができなくなったヒスタミは作動できなくなり、アレルギー症状は出現しなくなるというわけです。

 

 

 

以上が、
レスタミンがアレルギー反応に効く大まかな流れです。

 

続いては、
なぜレスタミンは眠くなるのか?という点について説明しましょう。


 

なぜレスタミンは眠くなるの?

かゆみを抑えたり、鼻づまりを改善する、といった薬は眠くなるのが当たり前でした。

 

そのため、眠気は我慢しなくてはと考えていた人も多かったと思われます。

 

しかしそれも第二世代抗ヒスタミン薬 が一般化される中で、徐々に改善されています。

 

とはいえ、レスタミンは初期の頃の抗ヒスタミン薬「第一世代ヒスタミン薬」ですので眠気がすごいです。

 

ではなぜ、眠気が強いのでしょうか?

 

それはヒスタミンの持つ性質に大きな原因があります。

 

じつは、ヒスタミンは

 

脳の覚醒(脳の睡眠)

 

に関与しています。

 

脳の中に入りこむところに関所があり、これを「血液脳関門」といいます。

 

簡単に言うと、脳の入り口に「入って良いですよ / ダメですよ」という検問みたいなものがあるイメージです。

 

この関所は、物質の脂溶性が高いほど、通過しやすいのです。

 

レスタミンのような第一世代の薬は、脂溶性が高い化学構造になっているために、脳の奥まで入りこみヒスタミンの働きを抑え込みます

 

このように、「脳の覚醒を受け持つヒスタミン」を不活化させるため、眠気が強く出てしまうのです。

 

そこで、“眠気の問題を解消しよう!” と、脂溶性が低い化学構造の抗ヒスタミン薬が開発されました。

 

関所を通過しにくくした結果、眠気を抑えながらも、アレルギー症状の改善に効果のある抗ヒスタミン薬ができあがりました。

 

そしてこれが、第二世代抗ヒスタミン薬と呼ばれるようになったのです。


 

最後に!

説明の通り、レスタミンコーワは第一世代の抗ヒスタミン剤です。

 

飲み薬としては、副作用の少ない第二世代の抗ヒスタミン剤が処方されることが多くなり、レスタミンコーワ錠が処方されることは少なくなってきました。

 

最近では、市販薬でも第二世代の抗ヒスタミン剤があり、効果が見込めるものがたくさん出てきています

 

例えば、アレジオンアレグラも元々は処方薬でした。

 

筆者は通年鼻炎・蓄膿症であることから、それら市販薬についても多くを試し、副作用や効果を比較してきました。

 

鼻炎(鼻水,鼻づまり)花粉症,風邪に効くおすすめ市販薬ランキング

 

また、薬に頼らない対処法もわかりやすくまとめています。

 

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