ごぼうの保存方法と冷凍保存!賞味期限や効能、赤い色の原因!食べ過ぎとおならの関係

ごぼうの保存方法と冷凍保存!
賞味期限や効能、赤い色の原因!食べ過ぎとおならの関係!

このページでは、

 

  • ごぼうの保存方法と冷凍保存の仕方!
  • ごぼうの賞味期限の目安!
  • ごぼうに期待される効能
  • 中心が赤くなるのはなぜ?
  • ごぼうを食べ過ぎたらどうなる?おならがでる?

 

という流れで、分かりやすく説明しています。

 

 

ごぼうの保存方法、賞味期限など

ごぼうは季節によっても保存方法や賞味期限が変わってきます。

 

本来の冬ごぼうであれば土付きのまま新聞紙にくるんでおけば室温で1ヶ月ほどは日持ちします。

 

しかし、夏場は湿気でごぼうが傷みやすいので土を洗い流して水気をよく拭き取り新聞紙にくるんで冷蔵庫の野菜室などに入れておけば1〜2週間程度が賞味期限の目安となります。

 

また家庭菜園などをやっている人の場合は土付きのままプランターに埋めると1ヶ月以上は日持ちします。

 

そして、洗いごぼうや新ごぼうとしてすでに切られている状態で売られているものは目安として冷蔵庫での保存で3〜5日程度になります。

 

この時くるむ新聞紙は霧吹きなどで湿らせて、立てた状態で保存するようにしましょう。

 

湿り気が飛ばないようにラップでくるんでおけば毎日霧吹きする手間が省けます。

 

食べやすい大きさに切ったごぼうは2〜4日程度と少し賞味期限が短くなります。

 

切った部分が多ければ多いほど傷みやすいというふうに覚えておいてください。

 

「ささがき」したごぼうはあく抜きのために薄い酢水につけることで日持ちするようになります。

 

この時は酢水ごとタッパなどに入れて冷蔵庫で保存するようにしましょう。

 

ただし、5日以内には使い切るようにしてください。

 

また栄養素は酢水に流れ出てしまうので、できるだけ早めに使い切ることをお勧めします。

 

きんぴらごぼうは完全に水分を飛ばした状態ならそのままでも5日ほど日持ちします。

 

大量に作った場合はタッパなどに入れて冷蔵庫で保管してください。

 

 

冷凍保存する場合

ごぼうはそのままでは冷凍保存に向いていません。

 

冷凍保存する場合は土をしっかりと洗い流し、調理しやすい大きさに切るかささがきにしておきます。

 

これを薄い酢水につけてアクを抜きます。

 

数時間つけておいてアクが抜けたらキッチンペーパーなどでよく水気を拭き取り、フリーザーバックな

 

どにいれて平らに並べ横向きにして冷凍保存します。

 

調理する際は解凍せずにそのままの状態で調理しましょう。

 

きんぴらようにささがきしておいたもの、筑前煮やお煮しめように小口切りにしたものなど調理別に下ごしらえをして冷凍しておくと便利です。

 

 

ごぼうの賞味期限は?

ごぼうの賞味期限切れの目安は、見た目や触った感じで次のような状態になっていると、もう食用には向いていないことになります。

 

  • スが入っている
  • スカスカになっている
  • 触ると全体的にフカフカと柔らかくなっている
  • 異臭がする
  • 滑(ぬめ)りがある
  • カビが生えている

 

 

ごぼうに期待される効能!

ごぼうには以下のような成分が含まれています。

 

  • 食物繊維
  • タンパク質
  • 脂質
  • 炭水化物
  • カルシウム:骨粗鬆症予防、血流改善
  • リン:代謝向上、エネルギー効率のアップ
  • 鉄分:鉄欠乏性貧血の予防
  • ナトリウム:筋肉や血管の動きを制御(ただし塩分過多にならないように注意)
  • カリウム:ナトリウムの排泄を促す効果(高血圧予防、動脈硬化症予防)
  • ビタミンA:免疫力向上効果
  • ビタミンB1、B2:細胞の再生を促す、免疫力を向上させる、代謝の向上
  • ナイアシン:細胞の再生を促す、粘膜を保護する効果
  • ビタミンC:抗酸化作用、アンチエイジング効果、美肌効果、免疫力の向上など
  • サポニン:以下参照

 

です。

 

比較的ビタミン類やミネラルも含まれていますが、なんといっても特筆すべきは「食物繊維」の量でしょう。

 

食物繊維の含有量としては日本で食べられている全野菜中でもトップクラスです。

 

すでに多くの人が知っているように食物繊維そのものには栄養はありません。

 

吸収されずに便と一緒に排泄されていきます。

 

食物繊維には「水溶性」と「不溶性」があります。

 

水溶性の食物繊維には

 

  • 血中のコレステロールを調整する
  • 食後の血糖値の上昇を抑える
  • 腸内の善玉菌を増やす

 

などの作用が知られています。

 

水溶性食物繊維は水を含むとゲル状になり、コレステロールや糖質を吸着してそのまま排泄されるので、こうした効果が期待できるのです。

 

一方の不溶性食物繊維の方は

 

  • 水分を吸って便のかさを増やし排便を促す
  • 有害物質を取り込んで排泄し、大腸ガンの予防効果などが期待されている

 

という効果があります。

 

どちらも便秘を予防し腸内環境をよくするという点では効果があります。

 

ごぼうにはこの水溶性食物繊維と不溶性食物繊維の両方がバランスよく含まれているのです。

 

ただし、潰瘍性大腸炎やクローン病、神経性大腸炎などで激しい下痢を起こしやすい人は不溶性食物繊維を摂ることで下痢が悪化する可能性があるため、ごぼうは控えた方がいいと言われています。

 

 

ごぼうの中心が赤くなるのはなぜ?食べられるの?

ごぼうを切ったら中心部分が赤くなっていたということがありませんか?

 

え?カビでも生えた?と一瞬ぞっとした人も多いのではないでしょうか。

 

しかしこれはごぼうに含まれているサポニンという成分が鉄と反応した色なのです。

 

サポニンは大豆や朝鮮人参などに含まれている成分で次のような効果があります。

 

  • コレステロールを下げる作用
  • 肥満防止
  • 血流改善
  • 免疫力を高める効果
  • 肝機能向上
  • 咳や痰を鎮める効果

 

など非常に多彩な健康作用を持っています。

 

それにごぼうにはもともと鉄分が含まれているので切ったごぼうをしばらく置いておくとサポニンと鉄分とが反応し赤くなるのです。

 

これ自体は毒でもなんでもありませんので普通に調理して食べることができます。

 

ごぼうの中の成分は育成された土壌によって変わってきます。

 

切ったごぼうの中心が赤いということはしっかりとサポニンが含まれているという証なので安心して食べてください。

 

 

ごぼうとおならの因果関係

ごぼうを食べるとおならが出る・・・そんな話を聞いたことはありませんか?

 

これは食物繊維がしっかりと働いているからといえます。

 

不溶性食物繊維は腸のなかで塊を形成し、腸壁を刺激しながら移動します。

 

この時腸が刺激されることでおならが出やすくなるのです。

 

また水溶性の食物繊維には善玉菌を増やす働きがあり、これによっても腸が活性化して善玉菌が活動することで炭酸ガスを出します。

 

このガスが腸壁を刺激しておならとなってでてきます。

 

便秘が解消しても善玉菌の活動が活発ならおならが出やすくなりますが、善玉菌のだす炭酸ガスは無臭なので匂いはそれほど気になりませんので悪しからず。

 

 

ごぼうを食べ過ぎるとどうなるの?

とても健康に良いというイメージのごぼうですが食べ過ぎるとどうなるのでしょう?

 

?何事も一つの食材に偏って食べ過ぎるというのは好ましい傾向ではありません。

 

これはごぼうも同じです。

 

これまでにも説明してきた通りごぼうには食物繊維が豊富に含まれています。

 

適度な量の食物繊維は便通をよくし腸内環境を整えてくれますが、不溶性食物線を取りすぎると腸内の水分を吸収しすぎて逆に便が硬くなり、便通が悪くなるリスクが高まります。

 

この時同時に

 

  • 腹部膨満感
  • 腹痛
  • 食欲不振

 

などの症状が起こりやすくなります。

 

また、水分が失われてカチカチになった便は排便時に直腸や肛門を傷つけ時疾患になるリスクが高まってしまいます。

 

さらにごぼうに含まれているサポニンですが、こちらも過剰摂取すると毒性を示すという特徴があります。

 

サポニンも適量を取っている分には非常に高い健康作用があるのですが、摂取しすぎると

 

  • 細胞膜を破壊する
  • 赤血球を破壊する
  • 蕁麻疹が出る

 

などの副作用を持ちます。

 

ただし、通常食事で摂取する程度の量であれば全く問題はありません。

 

食物繊維は日本人には不足しがちな成分と言われています。

 

特に50代以降の男性は大腸がんへのリスクが上昇すると言われていますので、毎日少量でもいいからごぼうを食べて腸内環境を良くするように心がけると良いでしょう。


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