寒暖差アレルギーの症状は鼻水やかゆみなど!治療・薬・対策
このページでは、
●寒暖差アレルギーの症状・原因・予防対策・治療薬
についてどこよりもわかりやすく!説明しています。
寒暖差アレルギーってなに??
寒暖差アレルギーとは、その名の通り急激な温度差によってアレルギー症状がでる病気です。
近年、エアコンの普及や異常気象などが原因で、患者数は増加傾向にあると言われています。
なお、”温度差アレルギー” や ”気温差アレルギー” と呼ばれることもあります。
どんな症状がでるの?
寒暖差アレルギーによる
具体的なアレルギー症状としては
などが挙げられます。
なお、寒暖差による鼻炎症状に関しては、「血管運動性鼻炎」という名前がつけられています。
原因はなに!?
発病のメカニズムはシンプルです。
急激な温度変化によって自律神経の体温調整機能などが追いつかず、防御システムが過剰に反応することで、アレルギー症状として発現すると考えられています。
したがって、暖かい部屋から急に寒い屋外や廊下に出た時や、逆に寒い屋外から急に暖かい屋内に入った時などに症状が出ます。
寒暖差アレルギーは、近年になり、患者数が増えたことなどで注目を集めるようになった病気です。
しかし、健康な人でも
- 急に寒いところに行くと鼻水が出る
- 冬場の入浴時に湯船に浸かると赤い発疹のような物が出る、一時的な痒みを覚える
などの一時的な症状が見られることがあり、その原理は寒暖差アレルギーと同じです。
こうした状態が日常化し、温度差の刺激で強いアレルギー反応が出てしまうのが「寒暖差アレルギー」です。
では続いて、
「寒暖差アレルギーの予防対策」について説明しましょう!
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予防と対策とは!?
上で説明しました通り、アレルギー症状を起こす原因は「温度差」です。
つまり、できるだけ温度差を少なくすることが、最大の予防対策となります。
では、具体的な予防対策方法を紹介しましょう。
適切な温度にする
エアコンなどの冷暖房器具の温度を、適切な設定温度に保ちましょう。
(外部との温度差を±5度以内にする)
なおエアコンの風は、直接身体に当たらないようにしましょう。
適切な湿度にする
空気が乾燥すると粘膜のバリヤー機能が弱まるため、部屋の湿度には注意しましょう。
(加湿器等を適切に使う)
また、あわせて保湿対策も十分に行いましょう。
入浴前のに温度差を下げる
入浴時は脱衣所に小型の電気ヒーターを設置し、シャワー等で浴室内に十分に湯気を充満させ、温度差をできるだけ少なくしてから入浴しましょう。
入浴後の温度差を下げる
水滴や汗が気化する時に体温が奪われ、アレルギー症状が出やすくなります。
そのため、まず浴室内で体の水分を十分に拭き取り、体が冷えないうちに衣服を着ることで、急激な温度差を避けることが出来ます。
衣類による対策
野外と屋内の体感温度差は、衣類によって適切に調整できます。
また、
●上着は前開きで簡単に温度調整ができるものを選ぶ
●夏場でも露出の多い薄着は避ける
(直接肌が空気に触れることで寒暖差を直に感じてしまいます)
などもポイントです。
トイレに気をつける
冬場のトイレは非常に冷えやすいです。
そのため、小型のヒーターを設置したり便座にシートを敷くなどの防寒対策も効果的です。
上記以外にも、生活習慣の見直しや、睡眠不足にならないようにするなども、自律神経の乱れを正すには重要な対策になります。
では続いて、
「治療・治療薬」について紹介しましょう!
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寒暖差アレルギーの治療とは?
寒暖差アレルギーの治療では、
一般的に投薬による対症療法がメインとなります。
では、症状別に治療薬を紹介しましょう。
抗アレルギー薬
アレルギー症状全般を治める薬です。
抗アレルギー薬では、
●キプレス
●インタール(内服用)
●ケタス
などがあります。
ステロイド治療薬
主に皮膚症状に対して処方されます。
主な薬として、
●テルモベート軟膏
●ロコイド軟膏
●リンデロン
などがあります。
抗ヒスタミン剤
主に鼻炎症状に対して処方されます。
主な薬として、
●ザジデン
●アレグラ
●トリルダン
などがあります。
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去痰剤
しつこい痰を切りやすくする薬です。
主な薬として、
●ムコソルバン
●ムコダイン
などがあります。
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鎮咳剤
こちらは咳を鎮める薬です。
主な薬として、
●リン酸コデインシロップ
●メジコン
●フラベリック
などがあります。
点眼薬
こちらは目の充血や痒みを取る目薬です。
主な薬として、
●ザジデン点眼用
●リボスチン
●ケタス(点眼用)
などがあります。
最後に、
寒暖差アレルギーはまだまだ知名度が低い病気です。
鼻炎症状や皮膚症状が出るにも関わらず、アレルギー検査では「異常なし」といった場合には、この ”寒暖差アレルギー” の可能性も疑ってみましょう。
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