急性咽頭炎の症状・原因・治療!長引くのは慢性咽頭炎かも!

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咽頭炎(急性・慢性)の症状・原因・治療を知ろう!

このページでは、

 

  • 咽頭炎の「症状」とは!?
  • 「急性」「慢性」との違いは?
  • 症状の「見分け方」は?
  • 咽頭炎の「原因」は?
  • 咽頭炎の「治療方法」は?

 

についてどこよりも分かりやすく説明します。

 

咽頭炎とは!?

喉は、上咽頭・中咽頭・下咽頭の3つに分けて考えられます。

 

 

このうち、
「中咽頭・下咽頭」が炎症を起こすことを、「咽頭炎」と言います。

 

また、「上咽頭」が炎症を起こす場合は、「上咽頭炎」と呼ばれます。

 

※「上咽頭炎」も「咽頭炎」の一つですが、上咽頭炎だけは分けて説明されることが多いです

 

「鼻と喉の間あたりに違和感がある!痛い!」という方は、こちらのページにお進みください。

 

上咽頭炎(急性・慢性)の症状・原因・治療法を知ろう!

 

ちなみに!
「口を開けても喉に赤みがないのに痛い!」という時は、「下咽頭」の前面にある「喉頭」が炎症を起こしている可能性があります。
急性喉頭炎とは?症状・原因・治療と、慢性喉頭炎との違い!

 

では、
前置きが長くなりましたが、本題「咽頭炎の症状」から説明しましょう。

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咽頭炎の症状とは!

咽頭が炎症を起こすことによる一般的な症状は、

 

@喉の痛み
A頭痛
B発熱
C身体の倦怠感
D喉の渇き
E喉の違和感・異物感
F咳が出る・咳が続く
などなど・・・

 

です。

 

 急性と慢性、特殊タイプって何?

咽頭炎には「急性咽頭炎」「慢性咽頭炎」があります。

 

上記E・Fの症状があり、長引く場合は、慢性咽頭炎になっている可能性があります。

 

また咽頭炎の特殊タイプとして「咽頭特殊感染症」がありますが、そちらも上記症状が起こり得ますので、症状から判別するのは難しいと言われます。

 

しかし、おおよその見分け方はあります。

 

 咽頭炎は見分けられる?

では、
咽頭炎の種類ごとのおおよその見分け方をみてみましょう。

 

 

急性咽頭炎や慢性咽頭炎の場合

ほとんどの場合が、咽頭が赤く腫れあがるため、口を大きく開くと分かります。

 

また、既述の通り、慢性の場合は喉の違和感や不快感の他、咳も出ます。

 

 

 咽頭特殊感染症の場合

咽頭付近が白く病変したり、ただれたりします。

 

 

溶連菌感染の場合

こちらは上で説明していませんが、細菌感染のうち「溶連菌」が原因となる咽頭炎の場合は、「溶連菌性咽頭炎」と呼ばれます。

 

溶連菌性咽頭炎には、さらに細かい分類がありますが、一般的に多いのが「A郡溶血性レンサ球菌咽頭炎」と呼ばれているものです。

 

こちらの場合は、喉の著しい腫れ以外に、全身の発疹が現れることがあります。

 

ちなみに「A郡溶血性レンサ球菌咽頭炎」は子供に多く見られる病気ですが、大人も感染します。

 

「舌にツブツブが出来る、高熱、発疹」などの症状を伴う場合は、こちらをご確認ください。

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎ってなに?【症状・原因・治療】

 

 

ヘルパンギーナの場合

こちらも上で説明していませんが、5歳以下の小児の場合、夏場に流行する ”夏風邪” のひとつに「ヘルパンギーナ」と呼ばれる病気があります。

 

こちらの場合も、咽頭の腫れ以外に、咽頭周りの水ぶくれや、高熱などが特徴のため、比較的分かりやすいです。

 

ヘルパンギーナとは?症状・原因・感染経路・治療《写真有》

 

 

では続いて
「咽頭炎の原因」について説明しましょう。

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 咽頭炎の原因とは!?

咽頭炎は種類によって原因が異なります。
それぞれ見てみましょう。

 

 急性咽頭炎の原因

急性咽頭炎の場合は、咽頭へのウイルス・細菌感染がほとんどです。

 

そのほかにも、煙やガスなどの刺激により炎症を引き起こすこともあります。

 

また、鼻の病気(症状)である、「副鼻腔炎」や「後鼻漏」が原因になることもあります。

 

黄色い鼻水が出たり、喉に鼻水が流れ落ちてくる場合、これらを疑いましょう。

 

副鼻腔炎ってなに?【症状・原因・治療】

後鼻漏ってなに?【症状・原因・治療】

 

 

 慢性咽頭炎の原因

慢性咽頭炎の原因は、

 

  • 急性咽頭炎が長期間続いた場合
  • タバコの煙による刺激
  • 酒(アルコール)による刺激

 

がほとんです。

 

その他、急性咽頭炎と同様に、副鼻腔炎や後鼻漏が原因となることもあります。

 

 

咽頭特殊感染症の原因

「特殊感染」とは、特殊な病原菌が原因になっている感染のことです。

 

具体的には、

 

●梅毒
●クラミジア
●ジフテリア菌

 

などが挙げられます。

 

 溶連性感染やヘルパンギーナの原因

これらはそれぞれの症状紹介ページで説明するため、当ページでは割愛します。

 

A群溶血性レンサ球菌咽頭炎ってなに?【症状・原因・治療】

ヘルパンギーナとは?症状・原因・感染経路・治療《写真有》

 

 

では続いて、
「咽頭炎の治療」について説明しましょう。

 

 咽頭炎の治療とは!?

咽頭炎には以上の通り、いくつか種類があります。

 

そのため、その症状の原因にアプローチすることを考える必要があるのですが、基本は以下のような対処・治療をします。

 

  • うがいをする
  • タバコをやめる
  • アルコールをやめる
  • 解熱剤や鎮痛剤を使う
  • 抗生物質の投与(細菌感染の場合)
  • 特殊な病原体へのアプローチ

 

このほか、上記でも述べたとおり副鼻腔炎や後鼻漏が原因となっている場合もあるため、鼻の違和感もある方は、そちらへのアプローチも考えましょう。

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