妊娠中の胃痛・胃もたれ・胸焼けと対策【妊婦の逆流性食道炎】

妊娠中の胃痛・胃もたれ・胸焼けの対策 〜つわりと逆流性食道炎〜

このページでは、

 

  • 妊娠中の胃痛や胃もたれ、胸焼けの原因
  • 妊娠中の「胃の症状」への5つの対策!

 

についてどこよりもわかりやすく!説明しています。


妊婦と胃の症状

 

胃がムカムカ・・・
胸焼けでチリチリ・・・

 

どうも妊娠してから胃の調子がおかしい、というアナタ。

 

食生活が大きく変わったわけでもないのに、そのような症状があらわれはじめた場合、それは恐らく ”つわり” 症状だと考えられます。

 

しかし、もしその症状が妊娠後期にも続くようであれば、もしかすると「逆流性食道炎」を患っている可能性もあります。

 

 

  • 妊娠してから逆流性食道炎の様な症状が出た!
  • 妊娠してから逆流性食道炎が酷くなった!

 

 

という話を聞くことがあるかと思いますが、それは本当に逆流性食道炎なのでしょうか?

 

 

そこでこのページでは、

 

  • ”つわり” と ”逆流性食道炎” の違い
  • 胃もたれ・胸焼け・胃痛など「胃の症状」への対策

 

を分かりやすく説明していきます!

 

なお、妊婦には「逆流性食道炎」を患いやすい条件が揃っています

 

そのため、「まだ妊娠初期だし ”つわり” っぽい!」という方も、是非最後までお読みいただくことをオススメします。

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”つわり” ってなに!?

ではまずは ”つわり” からです。

 

”つわり” というワードはよく耳にすると思いますが、「具体的には何なの?」という方も多いかと思いますので、簡単に ”つわり” を説明していきましょう。

 

 

「つわり」の症状とは?

「つわり」とは
妊娠初期に起こる消化器症状の一つです。

 

具体的にいうと

 

  • 胸焼け
  • 胃の不快感(むかつき)
  • ゲップ
  • 嚥下障害(食べ物が喉でつっかえてうまく飲み込めない)
  • 呑酸(横になったり前屈みになると酸っぱい液体が喉や口まで逆流してくる)
  • 腹部膨満感
  • 吐き気、嘔吐

 

など、胃〜胸にかけての不快な症状がおこります。

 

 

なぜ「つわり」がおこるの?

妊娠すると女性ホルモン(エストロゲンとプロゲステロン)の分泌量が一気に増えます。

 

すると、妊婦の体内では劇的な変化が起こります。

 

これは授かった小さな命を守ることを最優先させるために起こる「体内環境変化」です。

 

しかし、女性ホルモン分泌量の増加によってホルモンバランスが崩れてしまうため、以下のような症状があらわれる場合があります。

 

  • 風邪っぽい症状(鼻炎や喉の痛みなど)
  • 眠気
  • お腹が張る
  • 鼻血が出る
  • etc....

 

「つわり」は妊娠初期に起こる消化器症状の一つですが、この原因もやはり妊娠による急激なホルモンバランスの乱れに体調がついていけないことで起こると考えられています※。

 

※つわりのメカニズムは、未だにはっきりと解明されていません

 

 

では続いて
「逆流性食道炎の症状と原因」について説明します。

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逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)とは?

では続いて、
”つわり” と似ている「逆流性食道炎」を説明します。

 

まず、逆流性食道炎を簡単にいうと、

 

食べたものが完全に消化されないまま、胃酸とともに食道の入り口付近にまで逆流し、そこにとどまることで食道に炎症を起こす病気

 

です。

 

 

逆流性食道炎の症状は?

症状としては、
つわりで挙がったものに青字の症状が加わった程度です。

 

  • 胸焼け
  • 胃の不快感(むかつき)
  • ゲップ
  • 嚥下障害(食べ物が喉でつっかえてうまく飲み込めない)
  • 呑酸(横になったり前屈みになると酸っぱい液体が喉や口まで逆流してくる)
  • 腹部膨満感
  • 吐き気、嘔吐
  • 左脇腹付近の痛み
  • 咳や喘息のような症状
  • 喉の違和感
  • 声がかすれる

 

 

逆流性食道炎の原因は?

逆流性食道炎の原因としては、

 

  • ストレス
  • 胃酸過多(主にストレスが原因)
  • 胃炎、腸炎、便秘などの胃腸障害
  • 胃腸虚弱

 

などが挙げられます。

 

これらの原因により、

 

本来消化されるはずの食べ物が胃酸と一緒に食道側に逆流を起こし、食道の下部に留まり炎症を起こすことで、上記のような症状があらわれる

 

とされています。

 

 

 

では続いて、
「つわり」「逆流性食道炎」の見分け方を簡潔にまとめてみます!

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”つわり” と ”逆流性食道炎” の見分け方は?

これら2つを見分けることは出来るのでしょうか?

 

結論から先に述べると、

 

「つわり」と「逆流性食道炎」は、症状が出る時期で何となく区別できるが、はっきりと区別することは難しい

 

ということが言えます。

 

では、なぜ2つの区別が難しいのか、それぞれの

 

「症状」の観点
「原因」の観点

 

からもう少しだけ説明しましょう。

 

 

症状に違いが無い?!

ここまでの説明の通り、
つわりも逆流性食道炎も、どちらも消化器症状を伴うため見極めるのが難しいです。

 

たとえば「胃もたれ・胸焼け・胃の痛み」などは、つわりであっても逆流性食道炎であってもみられます。

 

なお、「逆流性食道炎の症状」の中で青字で特有の症状をあらわしましたが、厳密にはそれらも妊娠時の症状としてありえることです。

 

例えば「喉の違和感・痛み」は、胃酸がこみあげてくることで起こり得ますが、これは妊娠時にも有り得ます。

 

また、そもそも妊娠時は風邪っぽい症状が出ることがあり、喉の痛みも伴います。

 

そのため、これら2つの違いを強いて挙げるとすると、吐き気・嘔吐は「つわり」の方が酷いといった程度です。

 

つまり症状から2つを区別することは非常に難しいのです。


 

原因から区別することは出来ないの?

「逆流性食道炎の主な原因」としては、ストレスや胃腸炎などから引き起こされると説明しました。

 

では、「つわり」はどうかというと、実はまだ原因が究明されていない症状なのです。

 

なぜ究明されていないかと言うと、

 

”つわり” は妊娠の兆候として、受精の有無を調べるためのサインとして捉えられることが多く、「つわりが ”病気の症状” として考えられてこなかった」

 

というのが研究不足の原因だと考えられています。

 

ただし、現在「つわり」の原因として

 

  • 妊娠によってホルモンバランスが一時的に大きく崩れ、自律神経の働きに狂いが生じ、消化器症状が現われる
  • 胎児の成長によって胃腸が圧迫され、胃腸の機能不全が起こり逆流性食道炎と似たような症状をきたす

 

という二つのことが有力視されています。

 

また、マタニティブルーによってストレス性の消化器症状が起こり、逆流性食道炎と同じような症状をきたすという説もあります。

 

これも、「逆流性食道炎が "ストレスが要因の病気"」ということを考えれば十分に有り得ることです。

 

 

つまり!?

つまり、

 

  • 妊娠前は逆流性食道炎を患ってなかった
  • 嘔吐や吐き気が激しい

 

という場合は、単につわりである可能性が高いでしょう。
(妊娠初期 〜 中期におけるお話です)

 

また、つわりは程度の差こそあれ、妊婦には高頻度で起こる症状ですから、回避することは難しいと言われます。

 

逆に、上でも説明しました通り、妊娠後期に近づいても上記症状が続く場合、逆流性食道炎である可能性も有り得ます。

 

なぜなら

 

妊娠中は逆流性食道炎が起きやすい条件が揃う

 

からです。

 

 

では次に、
「逆流性食道炎が妊婦に起こりやすい原因」について説明しましょう。


 なぜ妊婦は逆流性食道炎を引き起こすの?

逆流性食道炎は、上で説明した通り、

 

本来消化されるはずの食べ物が胃酸と一緒に食道側に逆流を起こし、食道の下部に留まり炎症を起こすことで、引き起こされる

 

とされています。

 

ではなぜ逆流が引き起こされるかと言うと、大きくは

 

@ 「下部食道括約筋」の機能低下
A 胃液の分泌量が増加

 

の2つが挙げられます。

 

そして上記2つは、妊娠中に引き起こされやすい条件なのです。

 

妊娠すると、乳児の成長とともに子宮は大きく膨れ上がります。

 

子宮の膨張は胃を圧迫し、胃の圧迫は下部食道括約筋をゆるめてしまうのです。

 

また、妊娠中はホルモンバランスが崩れるため、胃の消化機能が弱まります。

 

しかしそれでは消化に時間がかかってしまうため、胃酸を多く分泌しようとしてしまうのです。

 

これらのことから、

 

妊娠中は「逆流性食道炎が引き起こされる原因」が揃ってしまう

 

のです。

 

 

では最後に、
「つわりや逆流性食道炎への対策」を説明しましょう。


”つわり” も ”逆流性食道炎” も対策は同じ!?

ここまでの説明の通り、
”つわり” はホルモンバランスの乱れが原因と考えられているため、避けられません

 

また、妊娠してから「逆流性食道炎」を患ったとしても、それは妊娠中のみの症状であると考えられます。

 

※もともと逆流性食道炎の方は、根本的に治すことを考えなければいけませんので、逆流性食道炎の症状・原因・診断検査・治療をご確認ください

 

 

つまり、妊娠中はつわりや逆流性食道炎を避けることは難しいのですが、食事の仕方や普段の体勢を心がけることで、症状を軽減させることはできます。

 

胃腸症状への対策!
  1. 一回の食事の量を減らし、回数を増やすことで胃腸にかかる負担を軽減させる
  2. 食事中の水分摂取を控えめにすることで、消化液を薄めないようにする(薄まると消化が遅れてしまいます)
  3. 食べた後はなるべく動かずに、胃腸に十分な血液を送るようにする
  4. 少し上半身を起こしたような状態で横になることで呑酸を予防する(食後2時間は横にならない)
  5. 胸焼けが激しい場合は、牛乳か水を飲む(胃酸を薄められる上に、牛乳の場合は胃の壁に膜を作ることができる)

 

なお、妊娠中の服用は胎児へ影響する可能性があるため独断での「市販胃薬の服用」は避けるようにしてください。

 

症状がひどい場合は、かかりつけの先生に相談して、症状にあわせた薬を処方してもらうことが大切です。

 


 

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