副鼻腔炎・蓄膿症に効く12のツボ!指圧とマッサージで効果UP!

副鼻腔炎・蓄膿症に効くツボ12選!指圧とマッサージで効果UP!

このページでは、

 

  • 副鼻腔炎(蓄膿症)のタイプによっては、ツボが効かないかも?
  • 副鼻腔炎に効くツボ(鼻筋にあるツボ)
  • 副鼻腔炎に効くツボ(それ以外のツボ)
  • アレルギーからくる副鼻腔炎に効くツボ
  • 副鼻腔炎に効くツボマッサージの方法!
  • ツボ以外にもある!副鼻腔炎の治し方!

 

という流れでわかりやすくまとめています!

 

ちなみに!

「副鼻腔炎と蓄膿症の違い」について簡単に触れておきます。

副鼻腔炎というのは、鼻の周りにある「副鼻腔(ふくびこう)」と呼ばれる空洞で炎症を起こすことです。

この状態が3ヶ月以上続くと「慢性副鼻腔炎」という呼び名になるのですが、この時に副鼻腔に膿が溜まっているものを「蓄膿症」と呼んだりします。

ただし今現在、副鼻腔炎≒蓄膿症として扱われていることが多いので、この2つの言葉の違いはあまり意識しないでも大丈夫だと思います。

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副鼻腔炎(蓄膿症)のタイプによっては、ツボ押しは効かないかも?

これから、副鼻腔炎・蓄膿症に良いと言われているツボをいくつか紹介しますが、そのほとんどが “鼻の症状に良い” と言われているツボです。

 

なぜなら、

 

  • 副鼻腔炎は慢性的な鼻炎が要因のひとつ

    ⇒鼻炎という要因を解消してあげる

  • 副鼻腔炎によって鼻づまりがおきる

    ⇒鼻づまりという症状を緩和してあげる

 

ということで、「鼻」へのアプローチが大前提です。

 

しかし、副鼻腔炎(蓄膿症)の種類によっては、鼻というよりは歯に主な原因があるタイプがあります。

 

それが「歯性上顎洞炎」です。

 

これは上の歯の「虫歯」や「歯周病」などが原因となり、上顎と隣接している上顎洞(副鼻腔のひとつ)に炎症を起こすものです。

 

このタイプでも「膿の含まれる鼻水が出る」など、鼻の症状もみられますが、そもそもの原因が歯にありますので、ここで紹介するツボはあまり効かない可能性があります。

 

もし今現在、

 

  • 鼻の症状
  • 頬の痛み(副鼻腔で炎症を起こしている)

 

以外に「歯の痛み」を強く感じるのであれば、耳鼻科や歯科医を早めに受診しましょう。

 

関連:歯性上顎洞炎をまとめてみた!

>>上顎洞炎(副鼻腔炎)の症状と治療!原因の3割は歯性上顎洞炎

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副鼻腔炎(蓄膿症)に効くツボと、マッサージ方法!

では前置きが長くなりましたが、ここからは主に副鼻腔炎の原因となっている「鼻」にアプローチするツボを紹介していきましょう!

 

まずは「鼻のライン」に沿って存在するツボからです。

 

副鼻腔炎・蓄膿症に効くツボ(鼻筋にあるツボ)

 

攅竹(さんちく)

 

眉の目頭に位置するツボであり、鼻炎だけでなく「目に良いツボ」としても有名です。

 

このツボを、両親指でグッと押し上げるように5秒×5回ほど押してあげましょう。

 

 

晴明(せいめい)

 

画像では少し分かりづらいですが、目頭のやや上に位置します。

 

ほぼ鼻筋ですが、厳密には「眼球を覆っている骨」です。

 

ここも鼻炎だけでなく、主に「目に良いツボ」として有名で、疲れ目や近視、白内障や緑内障などにも良いとされているツボです。

 

ここを鼻の方向へ(顔の内側へ)じんわりと押してあげましょう。

 

ここではあくまでも「鼻炎」に対して鼻どおりが良くなることを目的としていますが、「晴明」という漢字があらわしている通り、ツボへの指圧が正しければ視界が晴れ渡るような感覚になります。

 

 

鼻通(びつう)

 

鼻の両サイドにあるツボで、「鼻通」という名のとおり、鼻通りを良くするツボとして有名です。

 

ここを1分ほど押し揉むように刺激してあげましょう。

 

また、後ほど「マッサージ」として別途紹介しますが、ここを上下にこすりつつ、やや強めに刺激してあげるのも大変効果的です。

 

このマッサージでは吸い込む空気が温められますので、咳にも効果的とされています。

 

 

迎香(げいこう)

 

小鼻の付け根に位置するツボです。

 

鼻水や鼻づまりといった鼻炎症状だけでなく、嗅覚障害にも良いツボと言われています。

 

小鼻の方へ押す感覚(挟むような感覚)で、5秒×5回ほど押してあげましょう。

 

 

 

ここまでが「鼻筋に沿って存在するツボ」です。

 

これらは後ほど紹介する「副鼻腔炎・蓄膿症に効くマッサージ」の流れでも使われるツボなので、よく覚えておきましょう!

 

続いては
「鼻筋」以外に存在するツボについてです。

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副鼻腔炎に効くツボ(鼻筋以外のツボ)

 

印堂(いんどう)

 

眉間に位置するツボであり、鼻炎や副鼻腔炎(蓄膿症)に伴う鼻水や鼻づまりの他にも

 

  • 鼻血
  • 鼻にツーンとくる痛みの緩和
  • 頭痛
  • 質の良い眠りに誘う

 

などにも良いとされているツボです。

 

ここを30回ほど、グリグリとやや強めに刺激してあげましょう。

 

 

上星(じょうせい)

 

髪の生え際から、2センチほど上がった部分に位置するツボです。

 

ここは鼻水・鼻づまりのほか、頭痛や目の疲れにも良いとされているツボです。

 

ここを1分ほどグッグッと指圧してあげましょう。

 

 

合谷(ごうこく)

 

親指と人差し指の骨が交差する場所に位置しているツボです。

 

ここは実に多彩な効果があるツボで、「万能のツボ」とも言われています。

 

副鼻腔炎は花粉症により引き起こされることも多いですが、そのような「花粉症」の症状全般のほか、

 

  • 頭痛
  • 歯の痛み(歯性上顎洞炎にも効果的!)
  • 肩コリ
  • ニキビ
  • めまい
  • うつ
  • 風邪気味
  • 生理痛
  • 便秘・下痢

 

などにも良いとされています。

 

このツボをグーッと3秒押し込む、もしくはグリグリと円を描くように刺激してあげると効果的です。

 

 

外鼻(がいび)・内鼻(ないび)

 

このツボは文字では説明しにくい部分なので、画像を参考にしてください。

 

内鼻に関しては、耳の穴の内側にあります。

 

親指、または人差し指を耳の穴にいれ、膨らみを指先でつまむように揉むと刺激しやすいです。

 

ここを「痛気持ちいい」くらいの強さで3分ほどマッサージしてあげましょう。

 

化粧をしている場合は鼻筋はマッサージしにくいと思いますが、このツボであれば気兼ねなく押せるでしょう。

 

 

風池(ふうち)

 

後頭部の中心の髪の生え際あたりに凹みがあります。

 

その凹みと、耳の後ろの骨の凸を結んだライン、そのラインの丁度真ん中あたりに位置しています。

 

「頭が重いなぁ」と思ったときに、無意識にこのラインのツボを押している人も多いのではないでしょうか。

 

ここは鼻づまりなどの鼻炎症状の他、頭痛やめまい、目の疲れなども緩和されるツボとして有名です。

 

3秒グーッと押して、3秒休憩するという押し方で刺激してあげましょう。

 

なお、ここも後ほど紹介する「副鼻腔炎のツボマッサージ」の一連の流れで使うツボです。

 

 

 

副鼻腔炎(蓄膿症)は、アレルギー性鼻炎から発症することも多々あります。
(花粉症の時期は、副鼻腔炎に悩む人が増えます)

 

次に紹介するツボは、
鼻炎の中でも特に「アレルギーによるもの」に効果的なツボを紹介します。

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副鼻腔炎に効くツボ(鼻筋以外のツボ)

 

孔最(こうさい)

 

上の写真の左側の●に位置するツボです。

 

 

などに効果的なツボとして有名です。

 

1、2分間ゆっくりと押してあげましょう。

 

 

足三里(あしさんり)

 

このツボは「胃のツボ」「足の疲労のためのツボ」として有名なツボですが、実はアレルギーによる鼻炎や蕁麻疹にも効果があるとされているのです。

 

ここをググッと押し込むように刺激してあげましょう。

 

 

 

続いては、
副鼻腔炎・蓄膿症に効くツボマッサージの方法!を紹介します。

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副鼻腔炎・蓄膿症に効くツボマッサージの方法!

ここまでさまざまなツボを紹介してきましたが、副鼻腔炎・蓄膿症に効く方法として、ツボマッサージの流れを簡単に説明します。

 

  1. 首後ろのツボ「風池」あたりを揉みほぐしましょう(10秒間ほど)
  2. 両手の人差し指で、攅竹(眉頭)〜晴明(目頭付近)あたりを、鼻の骨をほぐすイメージで上下にさすってあげましょう
  3. 次に指を少し下へずらし、鼻通〜迎香あたりを上下に10回ほどさすってあげましょう
  4. 最後に、小鼻の横(鼻通あたり)を重点的にグルグルと円を描くように10秒ほどマッサージしてあげましょう

 

ツボは押すように刺激してあげるのも良いですが、副鼻腔炎(蓄膿症)や鼻炎の場合は、鼻筋をさすってあげるマッサージは特に効果的とされているため、ぜひチャレンジしてみてください。

 

ツボ以外にもある!副鼻腔炎(蓄膿症)の治し方!

筆者自身、慢性鼻炎や蓄膿症に15年以上苦しめられてきました。

 

そのため、当サイトでは自身の経験から蓄膿症や鼻炎のことを分かりやすくまとめていますので、ぜひ合わせてご確認ください!

 

特に以下の2記事では、これまでの治療体験も分かりやすくまとめていますのでオススメです。

 

 

 

また、自宅でのケアとして有名な「鼻うがい」に使う洗浄器のおすすめランキングもハナノア・ハナクリーンS(EX)・ナサリンを使い比べてみた!オススメ鼻洗浄器と使い方・コツ!でまとめています!

 

ぜひこれらも参考にしてみてください!

 

 

副鼻腔炎の基礎(種類や違いについて!)

  1. 急性副鼻腔炎の症状・原因・治療
  2. 慢性副鼻腔炎の症状・原因・治療!
  3. 好酸球性副鼻腔炎の症状・原因・治療!
  4. 副鼻腔真菌症の症状・原因・治療!
  5. 上顎洞炎(歯性上顎洞炎)の症状・原因・治療!

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