副鼻腔炎・蓄膿症に良い食べ物13種と、悪化させる4種の食事!
このページでは、
- 副鼻腔炎・蓄膿症に良い13種類の食べ物
- 悪化させる可能性のある4種類の食べ物
について説明しています。
鼻の周りには8つの「副鼻腔」という空洞があります。
ここに何らかの原因で炎症を起こすのが「副鼻腔炎」ですが、それが3ヶ月以上継続しておき、かつ膿が溜まっている場合は「蓄膿症」と呼ばれます。
ただし、「副鼻腔炎≒蓄膿症」として扱われることが多いので、違いはあまり気にしなくても良いでしょう。
※悪化して蓄膿症になると、「抗生物質の種類が変わる」などの違いはあります
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副鼻腔炎・蓄膿症と食事は関係している!
蓄膿症や副鼻腔炎は「炎症性疾患」ですので、免疫力が低下すると症状がひどくなります。
したがって、食事でこうした病気をケアする場合には
「免疫力を上げる、もしくはサポートする食事」
を心がけると良い、という理屈になります。
免疫は、自律神経の働きや基礎代謝によって左右されます。
そこで、基本的には「“自律神経や基礎代謝を調整する”働きがある栄養素」を含んだ食事を摂取するのがポイントとなります。
そして、
- 鼻腔内(鼻の中)
- 副鼻腔内(鼻の周りにある8つの空洞)
も粘膜組織なので、粘膜を強化することも重要※となります。
※粘膜も免疫組織の一部であり、病原菌をキャッチして侵入を防ぐなど、非常に重要な役割を果たしています
では免疫力を上げる栄養素の他、副鼻腔炎に良いと言われる食事を紹介していきましょう。
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副鼻腔炎に効果的な食事&栄養素13種類!
ではここから、副鼻腔炎・蓄膿症に良いとされる食材や栄養素について説明していきましょう。
1.カナバニン、コンカナバリンAを含む食べ物
「副鼻腔炎や蓄膿症に良い食べ物」と言えば、何と言っても “なた豆” が有名です。
この「なた豆」には、
- カナバニン
- コンカナバリンA
という成分が含まれています。
カナバニンには「膿の排出」「抗炎症」などの効果が期待され、コンカナバリンAには「免疫改善」などが期待されています。
こうした理由から、なた豆は古くから「膿とりの妙薬」として用いられてきたという歴史があります。
さらになた豆には、後に説明する「サポニン」なども含まれていることから、まさに「副鼻腔炎(蓄膿症)のための豆」とも言えるのではないでしょうか。
ちなみに「豆」としては流通しておらず、「なた豆茶」として売られています。
私自身、長年蓄膿症に悩む中で、保険がきかない「本格的な漢方薬」なども使ってきましたが、最終的に行き着いたのが「なた豆茶」でした。
↓このような煎じ漢方を飲んでいました
そのため、なた豆茶は個人的にはかなりオススメです。
2.たんぱく質を含む食べ物
たんぱく質には体温を上げ、基礎代謝を促進させる作用があります。
これもまた「免疫力向上」には欠かせないことですので、良質のたんぱく質を摂るように心がけましょう。
たんぱく質を含む食べ物としては、
- 大豆
- 大豆加工食品
- 鳥のササミ肉
- 胸肉
- 赤身肉
- 白身魚
などがあります。
たんぱく質には「動物性」と「植物性」がありますが、脂肪分の高い食品は血流障害を起こし、症状を悪化させる可能性があるので、できるだけ植物性たんぱく質を摂取するようにしましょう。
そのため、肉や魚などの動物性のたんぱく質を摂る場合は、脂身の少ない部分を選ぶと良いでしょう。
3.ビタミンAを含む食べ物
ビタミンAは、粘膜を修復して強化してくれる栄養素です。
また抗炎症作用もあり、「慢性的な鼻炎」などの治療にも用いられている成分です。
ビタミンAを含む食べ物としては、
- 人参
- モロヘイヤ
- 赤ピーマン
- 小松菜
- パセリ
などがあり、比較的身近な野菜で手軽に補給できます。
4.ビタミンBを含む食べ物
ビタミンBは、細胞の再生を促す成分です。
炎症を起こしてしまった細胞は死滅して、次の細胞に入れ替わります。
しかし、蓄膿症や副鼻腔炎では炎症が長引いてしまうため、ビタミンBの作用で粘膜部の代謝を上げて、フレッシュで健康な細胞を作り出すことが効果的とされています。
ビタミンBを含む食べ物としては
- 豆類
- ぬか漬け
- 玄米
- 豚肉(赤身肉を推奨)
- レバー
- 卵
などが挙げられます。
5.ビタミンCを含む食べ物
細胞を傷つけ免疫力下げる物質の一つに「活性酸素」があります。
これはストレスを感じると体内で合成される成分であり、本来は免疫機能の一部なのですが、過剰に生成されると健康な細胞まで攻撃してしまいます。
ビタミンCには高い抗酸化力があり、活性酸素を除去する作用に優れています。
また新陳代謝を活性化させる作用もあるので、粘膜部の組織の再生修復にも効果的です。
なお、ビタミンCを豊富に含む食べ物としては
- レモン
- いちご
- ほうれん草
- 小松菜
- ブロッコリー
などが挙げられます。
6.ビタミンEを含む食べ物
ビタミンC同様に、非常に優れた抗酸化作用があります。
また免疫力を高めるビタミンとしても知られています。
ビタミンEを多く含む食べ物としては
- ナッツ類
- ゴマ
- 大豆
- アボカド
などがあります。
7.ムチンを含む食べ物
山芋などに含まれている粘り気の成分で、粘膜を構成する成分の一種です。
ムチンを適量摂ることで、副鼻腔内の粘膜組織が速やかに修復されていくと考えられています。
ムチンを多く含む食べ物には、
- モロヘイヤ
- オクラ
- 納豆
- レンコン
などがあります。
山芋にもムチンが含まれていますが、“ヒスタミン” も含まれているため、あまり良くありません。
※ヒスタミンがNGな理由は後ほど説明しています
8.サポニンを含む食べ物
サポニンはとても優れた健康効果のある物質で、
- 免疫力の向上
- 脂肪代謝の促進
- 血中コレステロール値の調整
- 抗ストレス作用
- 血流改善効果
- 代謝促進作用
などが確認されています。
このサポニンを多く含む食べ物としては
- ごぼう
- 大豆
- 高麗人参
などがあります。
9.ショウガオールを含む食べ物
ショウガの辛味の主成分で、体を温める効果に優れています。
また解毒や代謝の促進、食欲増進、血流改善効果なども確認されています。
免疫力を高めるには、深部体温を37度前後に維持する必要性があります。
ところが蓄膿症や副鼻腔炎のような炎症性疾患を抱えている人は、慢性的な炎症により体温が安定せず、体調が不安定になりがちです。
寒気を感じた時はショウガオールなど、「体を温める成分」を積極的に摂取しましょう。
10.食物繊維を含む食べ物
人の免疫力の6割は「腸」に依存していると言われています。
先ほど紹介したビタミンEも、腸に蓄えられ必要に応じて消費されていきます。
したがって、便秘や下痢などの消化器障害を起こすと免疫力が低下しがちになります。
食物繊維をしっかりと摂って、腸内環境を改善しましょう。
なお、食物繊維を多く含む食べ物としては、
- ごぼう
- キノコ類
- 豆類
- 海藻類
などが挙げられます。
11.乳酸菌、酵母類を含む食べ物
乳酸菌や酵母類は「善玉菌」と呼ばれ、腸内環境を改善するために必要な栄養素です。
※上で紹介の通り、免疫は腸内環境に依存していると言われています
乳酸菌、酵母類を含む食事としては
- 甘酒
- 乳酸菌飲料
- ヨーグルト
- 納豆
- 漬物
- 干物
などが挙げられます。
12.カルシウムを含む食べ物
カルシウムが欠乏すると、神経や血液の流れに影響します。
そのため、外的な刺激に過敏となり、アレルギーや蓄膿症を起こしやすくなります。
また、
■カルシウムの吸収を助けるには
⇒クエン酸、リジンなど
■体内での働きをサポートするには
⇒マグネシウムなど
の成分も重要になります。
なお、カルシウムは小魚、牛乳などに多いイメージですが、
- 小松菜
- 春菊
- オクラ
- ほうれん草
などにも豊富に含まれています。
13.善玉コレステロールを含む食べ物
「オレイン酸」「リノール酸」のような良質な善玉コレステロールは、血液中の悪玉コレステロールの代謝を促し、血流を改善させ免疫力を向上させてくれます。
- オリーブオイル
- 紅花油
- ダイズ油
- ごま油
などに含まれています。
では続いて、
これらの食材を使った簡単なレシピを紹介しましょう。
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免疫力を上げる簡単なメニュー!
上記であげたような食材を使って簡単にできる、「免疫力を上げるためのメニュー」を紹介しましょう。
小松菜のおひたしの胡麻和え
小松菜を軽く茹で、いりゴマを軽く潰してまぶします。
ゴマと一緒に砕いたピーナツを和えるのもオススメです。
豆乳鍋
鳥の胸肉や白身魚、野菜類、豆腐、人参などお好みの食材を、昆布だしと豆乳を合わせた出汁で鍋仕立てにします。
味付けはお好みで塩、味噌、などを使うと良いでしょう。
ゴマだれなどを後でつけるスタイルでも、免疫力アップにつながります。
モロヘイヤとオクラと納豆
モロヘイヤは軽く湯がいて包丁で叩き粘りを出しておきます。
オクラも軽く湯がいて産毛を取り食べ易い大きさに切ります。
これらを納豆に混ぜてご飯のお供に。
では次に、
副鼻腔炎(蓄膿症)を悪化させる可能性のある4種類の食事について説明しましょう。
副鼻腔炎(蓄膿症)を悪化させる可能性のある4種類の食事
ここからは、副鼻腔炎・蓄膿症にあまり好ましくない、4種類の食事について紹介しましょう。
NG@:動物性たんぱく質
上で説明のとおり、たんぱく質は「植物性」をなるべく摂取するようにしましょう。
- 牛肉
- 豚肉
- ハム
- チーズ
- ベーコン
- ハンバーグ
- ソーセージ
などの肉類は、特に脂身の多い部分は避けるようにしてください。
理由も上で述べたとおりですが、脂肪分の高い食品は血流障害を起こし、症状を悪化させる可能性があるので、できるだけ植物性たんぱく質を摂取するようにしましょう。
NGA:甘いもの
甘い物である
- 洋菓子
- チョコレート
- 菓子パン
などは出来れば避けた方が良いです。
※NGとなる理由は後ほど説明します
NGB:スナック菓子
油を多用していたり、カロリーが高いものが多いため、好ましくありません。
※理由は後ほど説明します
NGC:ヒスタミンを含む食材
ヒスタミンを含む
- お酒
- 青身魚(さんま、イワシ、サバなど)
- マグロ、エビ、カニなどの甲殻類
- アワビ
- 卵白
- 豚肉
- 里芋
- トマト
- ビール
などは出来る限り摂取を少なくしましょう。
※理由は後ほど説明します
甘いもの、スナック菓子、ヒスタミンを含む食材がNGな理由
「甘いもの」や「スナック菓子」などの、糖質や脂質が多いものを食べると、体の中で「ヒスタミン」という成分が合成されます。
「ヒスタミン」は本来は “アレルゲンを検知して脳に外敵が侵入してきたことを知らせる物質” なのですが、過剰につくられると免疫系が暴走してアレルギーを悪化させてしまいます。
アレルギー治療薬に「抗ヒスタミン薬」が多いのは、このヒスタミンの作用を抑制するための薬なのです。
蓄膿症や副鼻腔炎はアレルギー由来のケースも多いため、甘いものやスナック菓子、ヒスタミンを多く含む食材はできるだけ避けたほうが良いとされています。
以上が蓄膿症や副鼻腔炎によくないとされている食材や料理ですが、基本的にはバランスよく食べた方が良いので、卵や肉類などは少なめに摂取しても良いでしょう。
また、好きなものを我慢しすぎるのもストレスになり、免疫力を低下させて症状を進行させる可能性もあります。
あくまでも「適量」を楽しむ程度で上手に病気と向き合いましょう。
個人的には「なた豆茶」がオススメ
「良い食べ物・悪い食べ物」を一通り説明してきましたが、冒頭で説明のとおり、個人的には「なた豆」を使った「なた豆茶」が圧倒的にオススメだと思っています。
なた豆には古くから様々な健康機能があることが知られており、そのうちの一つに排膿・抗炎症作用があることが解明されています。
《以下、刀豆ナタマメ協会HPより》
なた豆に含まれる有効成分の一つに、カナバニンがあります。〜中略〜
カナバニンには優れた排膿作用と抗炎症作用、血液や体液の浄化作用、血行促進作用があることが解明されています。
〜中略〜
なた豆のカナバニンは、このような諸悪の根源の膿生産にストップをかけてくれるうえに、排除までしてくれます。
※「刀豆ナタマメ協会」
(http://www.natamame.org/kagoshima/power.html/)より引用
この「排膿」によって、鼻の奥の臭いドロドロをスッキリとさせます。
さらに
〜前略〜なた豆から発見されたコンカナバリンAという成分の免疫改善作用です。
花粉症はアレルギー疾患の一種で、免疫の誤作動によって発症します。
なた豆は、この免疫の誤作動を正しくする働きがあると考えられます。
※「刀豆ナタマメ協会」
(http://www.natamame.org/benefit/hay-fever.html)より引用
とあるように、免疫とアレルギー性鼻炎(花粉症もアレルギーのひとつ)は関係しています。
そしてアレルギーによる慢性的な鼻炎も「蓄膿症の原因のひとつ」ですので、免疫を整える作用も「鼻のムズムズ・ドロドロに効く理由の一つ」ということになります。
つまり
- 蓄膿症によるドロドロ
- 蓄膿症の元となる慢性鼻炎
のいずれにも良い働きをしてくれるのです。
では実際に「なた豆」をそのまま食べるのか?と言うとそうではなく、粒サプリやお茶として売られています。
粒サプリとお茶の違いは?
お茶の方が吸収率が高いです。
漢方の葛根湯のように「●●湯」と付くタイプも水分にした方が吸収率が高いのですが、一般的に水分の方が胃腸で成分が吸収されやすいです。
実際私の場合は、漢方もなた豆茶も「煎じ」「お茶」の方が実感度が高いです。
私はこれまで20種類以上のなた豆茶を飲んできましたが、実感度には結構な違いがあったため、実感度と値段をもとに「これは良かった!」と思える商品をランキング形式で紹介しましょう。
「京都やまちや」の “美撰なたまめ茶” は、販売から3年半で65万袋売れる大ヒットとなった なた豆茶 です。
これはもう、私の中で圧倒的にNo1.のスッキリ感。
販売会社の「京都やまちや」は、なた豆を使用した歯磨きやマウスウォッシュなども販売しており、なたまめへのこだわりも感じます。
美撰なたまめ茶は、この「なた豆」をたっぷり感じられることはもちろんのこと、
- カルシウム
- マグネシウム
- リン
- 鉄
- カリウム
など、現代人に不足しがちな栄養分もたっぷりと補給できます。
その上、毎日100円以下と低価格な点も評価が高いです。
また「より実感度を高めるための飲み方」も同封されており、飲み方に迷うこともありません。
ちなみに「定期購入(通常より10%引き)」しか出来ないのですが、1回目を受け取り、2回目から受け取らなくても大丈夫(休止OK)なので、とりあえず定期購入で購入し、止めたい人は電話もしくはメール1本でOK。
そのため実質「単品購入」と変わりません。
ただし「3か月毎3箱コース」は「3回受け取り」の縛りがあるため、コースの選択にご注意ください!
なおアマゾンや楽天の「通販サイト」では購入できません。
今まで様々な「なたまめ茶」を飲んできたのですが、「抜群に実感度が高い」という点より、“グズグズ・ドロッとした嫌な臭い・鼻から喉へのネバネバ” にお困りの方には是非最初にお試し頂きたいと思えるお茶です。
鼻から喉へのムズムズ ドロッとしたニオイ への実感度 |
|
---|---|
価格 (コストパフォーマンス) |
公式HP:美撰なたまめ茶
2つ目のオススメは、「みつばちロード社」から販売されいてる伝統爽快なたまめ茶です。
実感度で言えば、まずまずと言ったところ。
初回だけは一か月分が1680円であり、美撰なたまめ茶よりも少しだけ安いです。
こちらは楽天では売られていますが、「定期購入」か「まとめ買い」しか出来ないため、公式で買うのが一番安いです。
正直、基本的には「美撰なたまめ茶」を選んでおけばOKだと思いますが、「1円でも安い方が良い」という方はコチラを選んでも良いでしょう。
鼻から喉へのムズムズ ドロッとしたニオイ への実感度 |
|
---|---|
価格 (コストパフォーマンス) |
公式HP:伝統爽快なたまめ茶
繰り返しとなりますが、もしあなたが “なたまめ茶を飲んだことがない” のであれば、実感度が圧倒的に高い『美撰 なたまめ茶』を選んでおけばとりあえず間違いないです。
一方、もしも「なた美撰なたまめ茶が微妙だったんだよなぁ」ということがあれば、伝統爽快なたまめ茶がオススメです。
薬ではないため「絶対に良い!」とは言い切れませんが、私の様にかなりスッキリする可能性も十分あります。
そのため、選択肢の一つとして参考にして頂ければ幸いです。
さいごに!
副鼻腔炎・蓄膿症は、放置すればするほど治りが悪くなると言われています。
筆者自身、通年型の慢性鼻炎から
- 蓄膿症
- 後鼻漏(鼻水が喉に流れる症状)
を発症しましたが、これらの症状を抑えるのに10年以上戦ってきました。
人それぞれ状態が違うので、何がベストな対処かは分かりませんが、筆者には最終的になた豆茶がベストでした。
当サイトでは、自身の経験を元に「蓄膿症・副鼻腔炎の情報」をまとめていますので、ぜひ合わせてご確認ください!
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