扁桃腺の腫れる「扁桃腺肥大」の原因・治療【写真・画像あり】

花粉症・鼻炎のオススメ市販薬

扁桃腺の腫れる「扁桃腺肥大」の症状・原因・治療【写真・画像あり】

このページでは、

 

  • 扁桃腺肥大の原因と治療
  • 治療のポイント!

 

についてどこよりも分かりやすく説明します。

スポンサーリンク

扁桃腺肥大ってなに?

扁桃腺肥大とは、
その名の通り「扁桃腺が大きく膨らむ症状」です。

 

肥大すると、以下の画像のように咽頭(喉の奥のつきあたり)付近が見えなくなるほど大きくなり、いびきなどの原因に繋がります。

 


画像出展:http://ebiko326.blog50.fc2.com/blog-category-15.html

 

では、

 

「なぜ扁桃腺が大きくなるのか」

 

そして

 

「大きくなると、どのような弊害があるのか」

 

について、一つずつ説明しましょう。

スポンサーリンク

 扁桃腺肥大は何が原因?

扁桃腺肥大の原因は、大きく分けると3つです。

 

  • 身体の成長過程において、生理的に起きるタイプ
  • ウイルスや細菌の侵入によって、扁桃腺が腫れるタイプ
  • 遺伝や体質により、もともと肥大しているタイプ

 

 

 成長過程での肥大

扁桃腺は、外部からの異物を排除するための「免疫機能」を有する組織です。

 

そのため、扁桃腺は幼児(3歳ごろ)から活発的に活動し、免疫システムを完成させようと肥大し始めます。

 

一般的に大きさのピークは6歳を過ぎたあたりで迎え、その後徐々に小さくなります。

 

しかし、この時期に扁桃腺炎を繰り返し発症している場合は、大人になっても小さくならない場合があります

 

 

 扁桃腺炎による肥大

2つ目は、扁桃腺が炎症を起こす「扁桃腺炎」による肥大です。

 

詳しくは扁桃腺炎の症状・原因・治療で説明していますが、扁桃腺は、喉に侵入してきたウィルスを攻撃する主力の免疫であり、ウイルスの侵入を拒むために活性化し、炎症を起こすのです。

 

つまり、身体を守るために「自ら腫れている」のです。

 

このタイプは、風邪やインフルエンザに伴う症状ですので、それらの症状が治まれば、自然と腫れも引いていきます。

 

風邪が治ったあとも、肥大が続くようであれば、それは慢性扁桃腺炎の可能性があります。

 

慢性扁桃腺炎は、急性扁桃腺炎が慢性化したものですので、喉の痛みや喉の乾燥がありますが、急性と比べて症状が穏やか、もしくは症状が無いということもあります。

 

そのため「慢性扁桃腺炎で慢性的に腫れているだけ」なのか、「扁桃腺炎を繰り返す中で、大きく成長してしまった」のか、その判断は病院を受診しなければ難しいかもしれません。

 

参考!
急性扁桃腺炎と慢性扁桃腺炎【症状・原因・治療】

 

 

遺伝や体質による肥大

遺伝や体質によっては、常に扁桃腺が肥大している人もいます。

 

この場合は、少しの疲れや体調不良の他、風邪の菌が少し侵入しただけでも扁桃腺が反応し、肥大してしまいます。
こちらは慢性扁桃腺炎による症状と言えるでしょう。

 

 

 

では続いて、
「扁桃腺肥大による弊害と、治療法」について説明します。

スポンサーリンク

 扁桃腺肥大による問題と、治療法

こちらも、
上記タイプ別に説明しましょう。

 

 

 「成長過程での肥大」における問題と治療法

上記で説明した通り、成長過程にて大きくなるタイプの扁桃腺肥大は、基本的には問題ありません

 

しかし、大きくなりすぎることで気道が狭まり、「いびき」「睡眠時無呼吸症候群」に陥る可能性があります。

 

従って、万が一「呼吸がしにいくい」などの症状が出た場合は、治療が必要になることがあります。

 

治療としては、菌による炎症でもないため手術にて切除しますが、通常は大人になるにつれて小さくなるため、積極的に行うことは少ないでしょう。

 

 

 「扁桃腺炎による肥大」における問題と治療法

「扁桃腺炎による肥大」についても、上で説明しました通り、基本的には「一時的な腫れ」ですので、風邪やインフルエンザなどの病気が治るタイミングで、徐々に腫れも治まります。

 

しかし、まれに扁桃腺の奥まで炎症が及ぶ「扁桃周囲炎」や、さらに悪化した「扁桃周囲膿瘍」にまで悪化することがあります。

 

参考!
扁桃周囲膿瘍と扁桃周囲炎の症状・原因・治療 

 

そのため、基本は抗生物質の投与による治療ですが、あまりに炎症が広がった場合は手術が必要になります。

 

※このタイプでは、元の大きさに戻る可能性が高いため、「呼吸に影響する」という理由だけでは、手術が選択されることは少ないでしょう

 

 

 「遺伝や体質による肥大」における問題と治療法

遺伝や体質で肥大している場合は、「扁桃腺炎」が繰り返しやすく、慢性扁桃腺炎へと繋がるので、「肥大すること」とは別の問題へと繋がります。

 

慢性扁桃腺炎では、喉の痛みなどはそれほど強くはありませんが、繰り返す中で腎臓に過度な負担が掛かり、腎炎などに繋がる場合があります

 

そのため、基本は抗生物質による殺菌治療ですが、場合によっては手術が必要となります。

 

 

いびきの原因となる!

 「成長過程での肥大」にて説明しましたが、「遺伝や体質タイプ」でも当てはまる話なので、再度簡単に説明します。

 

扁桃腺が肥大していると、気道の空気の流れが悪くなるため、いびきをかきやすくなります。

 

多少のいびきは問題ありませんが、大きないびきをかいているということは、それだけ気道が狭まっているということを意味しています。

 

場合によっては、「睡眠時無呼吸症候群」といって、睡眠や日常生活に大きな影響を与える場合もあります。

 

このような合併症をも引き起こすため、酷い場合は早めに病院を訪ねてみましょう。

 

■参考
>>いびきを治す方法!原因・治療と、枕など対策・防止グッズ!

 

 

 

では最後に、
「治療のポイント」について説明しましょう。

スポンサーリンク

 

治療のポイントとは?

当ページでは詳しく説明していませんが、扁桃腺炎が引き起こされる原因はさまざまです。

 

一時的な扁桃腺炎・扁桃腺肥大であれば問題ありませんが、思わぬ原因から扁桃腺炎が引き起こされ、繰り返している場合もあります。

 

市販の薬でも効果は期待できますので、まずは原因を知り、適切にアプローチしていきましょう。

 

そして、長引く場合は早めに病院を受診しましょう。

 

 

▼少しでも多くの方に届くよう、シェアして頂けますと幸いです!
このエントリーをはてなブックマークに追加



 


















関連ページ

扁桃腺炎の症状・原因・治療法
急性扁桃炎と慢性扁桃炎の【症状・原因・治療】について、画像付きでどこよりも分かりやすく説明しています。習慣性扁桃腺炎の場合や、扁桃腺肥大の場合は手術が必要になることもありますので注意が必要です。
扁桃腺炎の治療期間と自然治癒
扁桃腺炎はどれくらいで治療できるの?放っておいても自然治癒(完治)する?扁桃炎で気になる質問に、どこよりも分かりやすく説明します。
扁桃腺炎はうつるの?
よくある質問「急性扁桃炎・慢性扁桃炎は他人へうつるのか?」について、どこよりも分かりやすく説明します。扁桃腺炎にもさまざまな原因があるため、まずは原因を知ることが大切です!
扁桃腺炎に効く「市販薬」と「漢方薬」
扁桃腺炎に効く薬は、抗生物質などの処方薬だけではありません。市販薬や漢方薬でも効果は見込めますので、のどぬーるスプレーやイソジンをはじめ、おすすめの商品を紹介します。
扁桃腺炎の処方薬(抗生物質)の種類と違い
扁桃腺炎(扁桃炎)の際に処方される抗生物質(抗生剤・抗菌剤・抗ウイルス剤)を説明します。インフルエンザウイルスが原因の場合は、タミフルやリレンザなどが処方されます。
化膿性扁桃腺炎
化膿性扁桃腺炎と、扁桃腺炎って何が違うの?原因や症状は?喉の症状の一つ「化膿性扁桃炎」について分かりやすく説明します。
扁桃周囲炎・扁桃周囲膿瘍
扁桃腺炎が進行すると、扁桃腺周囲炎や、扁桃腺周囲膿瘍にまで悪化する場合があります。ここでは参考画像を元に、症状・原因・治療・手術について詳しく説明しています。

鼻の病気web【トップページ】 鼻くそがたまる理由 鼻くそを食べてしまう方へ 運営者情報