花粉症の症状と時期、対策予防(食べ物・お茶・ワセリン・ヨーグルト・注射)

花粉症・鼻炎のオススメ市販薬

花粉症の症状と時期、対策予防のすべて!〜食べ物・お茶・ワセリン・ヨーグルト・注射治療など〜

 

はぁ、またこの季節がやってくるのか・・・

 

 

毎年2月が近づくと、憂鬱になる人も多いのではないでしょうか?

 

私もそんな一人であり、一年を通して鼻炎症状をわずらっていますが、特にスギ花粉がピークの時期(2〜4月)は本当に花粉症がひどくて憂鬱でした。

 

そのため、そんな方々のために

 

 

このページを見れば花粉症のすべてが分かるように、原因や対策、治療をわかりやすくまとめてみました。

 

※ぜひ「お気に入り」に登録し、繰り返し確認してください

 

 

実際に私は、当ページで紹介している予防対策によって、以前のような苦しみからは解放されました!

 

ということで、このページでは花粉症について

 

  • 花粉症はなぜおこる?(簡単なメカニズム)
  • 時期ごとの原因を知ろう!
  • 主な症状とは?
  • すぐ出来る対策・予防31選!
  • 食べちゃダメな食べ物とは?
  • 摂るべき食べ物!
  • ヨーグルトは効くの?
  • 摂るべきお茶!
  • 花粉症の検査は何科で受ける?どんな種類がある?
  • 手術や薬など、治療について!
  • 10年以上悩んだ私のオススメ対策ランキング!!
  • 花粉症に関するよくある質問!

 

どこよりもわかりやすく説明しています!

 

どれも花粉症と戦うために大切なことです。

 

できれば読み飛ばさずに最後までご覧いただき、「憂鬱な春」から「スッキリとした春」へと変えていきましょう!

 

ではまずは、
「花粉症とは何なのか?なぜおこるのか?」をわかりやすく説明します!

 

「花粉症」とは!?<症状について>

花粉症とは、国民病の一つにも数えらえているアレルギー性の病気であり、植物が飛散させる「花粉」が原因で発病します。

 

※厚生省の実態調査では、全国平均で15.6%(約6〜7人に1人)が花粉症と発表しています

 

アレルギー反応を引き起こす

 

  • 花粉
  • ダニ
  • ホコリ
  • 猫の毛

 

などを「アレルゲン」と言いますが、花粉症におけるアレルゲンはもちろん「花粉」です。

 

季節ごとでアレルゲンとなる花粉の種類には

 

  • スギ
  • イネ
  • ヒノキ

 

などなど色々ありますが、わたしのように「複数の種類にアレルギーを持つ人」の場合は、一年を通してアレルギー症状が起こる場合もあります

 

※時期ごとの花粉は後ほど説明します

 

花粉症の主な症状には

 

呼吸器の症状
  • くしゃみ
  • 鼻水
  • 鼻づまり
  • 鼻血
  • 痰にともなう咳

 

目の症状
  • 目のかゆみ
  • 目やに
  • 視力の低下
  • かすみ目
  • 涙目

 

その他の症状
  • 皮膚のかゆみ
  • 発赤
  • 喉の痛み
  • 頭痛

 

などがあります。

 

※花粉症による「喉の痛み」にお悩みの方は、花粉症で喉が痛い!咳が止まらない!花粉への対策・市販薬!もご覧ください。

 

※花粉症による「頭痛・熱」にお悩みの方は、花粉症で頭痛や微熱を発熱する?だるいし辛いし熱っぽい原因
もご覧ください。

 

 

また、花粉症は悪化させると

 

 

などを合併することもあります。

 

花粉症の症状は季節性ですが、上記の症状は一年を通して起こるので悪化させないようにすることが重要です。

 

 

花粉症の原因とは!?<簡単なメカニズム!>

花粉症などのアレルギー性疾患は、体内に入ってきた「アレルゲン」に対し免疫システムが過剰に反応して神経を刺激してしまうことで、くしゃみや鼻水、目の炎症などを引き起こします。

 

アレルギー体質の人は、普通の人よりも「免疫システム」と呼ばれる体の防御反応が過敏に反応しすぎるため、体内で「ヒスタミン」と呼ばれる物質が大量に放出され、上記のような症状を起こしやすくなるのです。

 

 

ヒスタミンってなに?

花粉症などの治療薬で「抗ヒスタミン剤」という言葉をテレビCMなどで聴いたことがある人も多いのではないでしょうか?

 

この「ヒスタミン」という物質が、粘膜を刺激して炎症を引き起こすのが「花粉症」です。

 

本来「ヒスタミン」とは、体内に侵入してきた異物を速やかに排除するために働く物質です。

 

ところが免疫システムが過剰反応すると、ヒスタミンが大量に放出されるため、粘膜への刺激が強くなりすぎて炎症を起こすようになります。

 

これが花粉症発症のメカニズムです。

 

後ほど紹介しますが、治療薬で使われている「抗ヒスタミン薬」は、このヒスタミンの働きを抑制する物質が配合されているのです。

 

 

花粉症はいつまで続く?時期ごとの原因!

花粉症はいつからいつまで続くのでしょうか?

 

答えは、人それぞれです。

 

先ほど説明したとおり、アレルギー反応を引き起こす植物は非常に多いのですが、色んな植物に反応してしまう人は一年を通して花粉症を発症します。

 

ちなみに筆者は通年タイプの花粉症を持っていますので、ほぼ毎日鼻水・鼻づまりがおきている状態でした。

 

では、時期(季節)ごとに原因となり得る植物を紹介していきましょう。

 

 

時期(季節)ごとの花粉の種類!

 

※各月ごとに、おおよその多い順に挙げていきます。

 

1月

  • ハンノキ
  • ヒノキ(1月下旬あたり)

 

 

2月

  • スギ(最盛期)
  • ハンノキ
  • ヒノキ
  • イネ

 

 

3月

  • スギ(最盛期)
  • ハンノキ(最盛期)
  • ヒノキ(最盛期)
  • イネ
  • ネズ

 

 

4月

  • スギ(最盛期)
  • ハンノキ(最盛期)
  • ヒノキ(最盛期)
  • シラカバ(東北〜北海道で最盛期)
  • イネ(関東地方で最盛期)
  • ネズ
  • コナラ
  • クリ
  • イチョウ
  • ケヤキ
  • マツ(4月中旬あたり)
  • ホソムギ(4月中旬あたり)

 

 

5月

  • ヒノキ(最盛期)
  • イネ(関東地方で最盛期)
  • シラカバ(東北〜北海道で最盛期)
  • ハンノキ
  • ネズ
  • コナラ
  • クリ
  • イチョウ
  • ケヤキ
  • マツ
  • オリーブ(5月中旬あたり)

 

 

6月

  • イネ(最盛期)
  • シラカバ(東北〜北海道で最盛期)
  • ハンノキ
  • ヒノキ
  • ネズ
  • コナラ
  • クリ
  • マツ
  • オリーブ

 

 

7月

  • イネ(最盛期)
  • マツ

 

 

8月

  • ブタクサ
  • ヨモギ(8月中旬あたり)
  • イネ

 

 

9月

  • ブタクサ(最盛期)
  • ヨモギ
  • カナムグラ(9月中旬あたり)

 

 

10月

  • ヨモギ(最盛期)
  • カナムグラ
  • ブタクサ

 

 

11月

  • カナムグラ
  • ヨモギ

 

 

12月

  • カナムグラ

 

 

なお、これ以外にも花粉であればアレルゲンになりうるので、十分な注意が必要です。

 

 

地域によっても飛散量が違う!

花粉は地域によって飛散量が違います。

 

■多い地域
・関東甲信越地方
・東北地方

 

■並〜やや多い地域
・近畿地方
・中国地方

 

■少ない地方
・九州地方(沖縄含む)
・四国地方
・北海道地方

 

そのため、花粉症状が強い人は、可能であれば「花粉が少ない地方」へと引っ越すのも一つの方法です。
(“転地療法”という名もあるほど、症状緩和に有効とされています。)

 

余談になりますが、花粉は世界中で飛び散っていますので、旅行に行くときは「その土地で花粉がピーク時期かどうか」を念のため確認しておいた方が良いでしょう。

 

たとえば花粉症として多いのが

 

  • スギ
  • イネ
  • ブタクサ

 

であり、日本で一番多いスギ花粉のピークは2〜4月です。

 

ヨーロッパではイネの飛散量が高いのですが、5〜7月が特にピークです。

 

アメリカではブタクサの飛散量が高く、8〜10月が特にピークです。

 

旅行を計画する際は、これらピークの時期を念のため考慮しておいた方が良いでしょう。

 

 

ハウスダストも花粉症の要因!

ここまでの説明のとおり、花粉症の原因はもちろん「花粉」です。

 

しかし、花粉症をひきおこしやすくなる要因として「ハウスダスト」があげられます。

 

ハウスダストとは、頭皮のフケやホコリ、ダニやカビ、細かい毛などさまざまな微細なゴミが混ざり合った物です。

 

これに触れることでアトピー症状がでたり、吸い込むことで喘息がでたりしますが、その結果「花粉症を起こしやすい体質」になってしまうのです。

 

そのため、花粉の時期以外でも、常に部屋を清潔にたもつことが大切です。

 

 

自律神経の乱れも花粉症の要因!

花粉症などのアレルギー症状は「免疫システムが過剰に反応してしまうことでおきる」と説明しました。

 

ではなぜ免疫システムが過剰に反応してしまうようになったのか?

 

その要因のひとつとして、「自律神経の乱れ」が考えられています。

 

自律神経とは「交感神経」「副交感神経」という2つの神経のことを言います。

 

  • 交感神経

    ⇒起きているときに働いている神経であり、身体を「動かすモード」にする神経

  • 副交感神経

    ⇒身体の疲れを修復するための神経であり、主に身体を「休めるモード」にする神経

 

これらは通常、バランスよく切り替わるのですが、

 

  • 睡眠不足、運動不足、多忙な仕事などによる「肉体的ストレス」
  • 失恋、将来への不安、仕事のノルマなどによる「精神的ストレス」

 

などなど、主にストレスが原因となり乱れが生じてしまいます。

 

そうなると、

 

  • 免疫機能の異常
  • うつ病
  • 不眠症
  • 胃痛
  • 慢性的な便秘

 

などさまざまな症状を引き起こします。

 

そのため、あまり関係なさそうに思えるストレスも間接的に花粉症の原因になっていると言えるのです。

 

 

 

では続いて、
「花粉症の対策と予防」について説明していきましょう。

 

花粉症の対策予防!

さてお待たせしました。

 

皆さまが知りたいであろう部分は、ずばりこの章でしょう。

 

ここからは、対策と予防を詳しく・わかりやすく説明していきますので、是非参考にしてみてください。

 

なお、

 

  • 対策:花粉症の症状を和らげる
  • 予防:普段からの心がけ

 

をあわせて紹介しますが、普段からの心がけは特に大切です。

 

出来る限り取り入れてみてください!

 

 

対策1:基本中の基本!マスクを正しく選ぶ!

花粉症対策として最も基本的なのは「アレルゲンを遠ざける」ということであり、物理的にシャットアウトできるマスクは必須品です。

 

マスクを正しく着けている場合、着けていない場合と比べておよそ80%もの花粉の付着を防ぐことが出来ます。

 

ところが、マスクは正しく使わなければ効果が出ないにも関わらず、これが出来てない人が非常に多いです。

 

100均で売ってる安いマスクをつけて「対策しているつもり」になっていませんか?

 

マスクは正しく選ばなければ、全く効果を発揮してくれません。

 

ではどう選べばいいのか?

 

まず、これは言うまでもない話ですが、マスクには

 

  • 家庭用
  • 医療用
  • 工業用

 

の3種類あるのですが、素材や形状、サイズが色々とある「家庭用」を大前提として選びましょう。

 

その次に考えるのが

 

「不織布マスク」か「ガーゼマスク」かという点ですが、花粉症の場合は「不織布マスク」がオススメです。

 

不織布マスクとは?

不織布は「ふしょくふ」と読みます。

 

花粉の時期、周りを見渡せば9割の人はコチラのタイプをつけているでしょう。

 


画像出典:http://www.mask-koujou.com/masuku/

 

<特徴>

  • 繊維がとても細かいため、微粒子も防げる
  • 通気性が優れている
  • 使い捨て出来る
  • プリーツ型・立体型などがあるが、正しく選ぶことで顔のフィット感が高く、花粉をしっかり遮断できる

 

ガーゼマスクとは?

口元に綿ガーゼを重ね合わせて使うマスクです。

 


画像出典:http://ec.midori-anzen.com/shop/g/g4028055200/

 

<特徴>

  • 通気性と保湿性、保温性が高い
  • 洗うことで繰り返し使用出来る

 

 

さらに不織布マスクには「プリーツ型」と「立体型」があるのですが、これは自分に合ったほうを選ぶ必要があります。

 

大前提として、マスクと顔の間に隙間を作らないということが一番大切です。

 

<プリーツ型>

画像出典:http://www.mask-koujou.com/masuku/

 

<立体型>

画像出典:http://www.cainz.com/shop/g/g4936695585224/

 

どちらが顔との隙間が出来にくいかと言うと、立体型のマスクです。

 

デザイン的に敬遠されがちですが、口紅移りも少ないですし、息苦しさも少ないです。

 

ただし、サイズ選びを間違うと違和感が出てしまい、結局「隙間」ができてしまいます。

 

花粉症対策の基本となるので、購入時にはしっかりとサイズ確認しましょう。

 

ちなみに眼鏡をかけている人は、市販の眼鏡クリーナーを使えば「くもり」もなくなりますので、積極的にマスクを使用しましょう!

 

 

 

対策2:寝るときだけは濡れマスクを!

寝るときにマスクをつけるのは有効なのですが、「濡れマスク」であればなおGOODです。

 

なぜなら、呼吸によって水蒸気を吸い込めるため、鼻粘膜を湿らせることが出来るからです。
(粘膜は湿っている方が炎症が起きにくいです)

 

ただし、鼻づまりがひどい場合は呼吸が苦しくなるため、状況に応じて取り入れてみてください。

 

 

 

対策3:ワセリンで鼻腔粘膜を花粉からガードしよう!

花粉によってクシャミや鼻水が出るのは、

 

鼻腔内の粘膜が花粉を異物として検知し、外に排出しようとする防御反応

 

です。

 

これは本来ありがたい機能ですが、

 

鼻腔粘膜が敏感すぎると必要以上に鼻水やクシャミが出ます。
(いわゆるアレルギー反応です)

 

そんな時に便利なのが、「ワセリン(保湿剤)」です。

 

▼ベビーワセリンが安くて使いやすいです▼

 

このワセリンを、3〜4時間おきに米粒大くらいの分量を左右の鼻の穴の中に塗りましょう。

 

こうすることで、ワセリンが花粉から鼻腔粘膜を守ってくれるため、アレルギー反応が出にくくなります。

 

1日4、5回塗れば症状は大分マシになりますので、チャレンジしてみましょう。

 

 

対策4:花粉用メガネを使おう!コンタクトは極力NG

デザインは少々格好悪いですが、花粉の時期だけは我慢しましょう。

 

たとえ100均の物であってもかけないよりは絶対マシですので、眼のかゆみがある方は必ずとりいれてください。

 

最近は「普段のメガネの上からかけられるタイプ」も販売されているので、使い分けてみましょう。

 

ちなみに楽天やアマゾンでも格安で販売されています。

 

 

また、コンタクトは極力避けましょう。

 

なぜならコンタクトを装着中は、目に入った異物(花粉やホコリ)を涙で洗い落とす機能が低下するため、花粉が目にとどまりやすいからです。

 

なお、メガネやコンタクトの着用有無にかかわらず、帰宅後はアイボンなどの洗眼液を使用し、目についた花粉を洗い流しましょう。

 

「アイボンAL」は目に付着したゴミを洗い流すだけでなく、炎症やかゆみを防ぐ「抗ヒスタミン剤」も含まれており、花粉の時期の強い見方です。

 

 

 

対策5:鼻かみ用ティッシュを使おう!

昨今、「鼻セレブ」などの鼻かみ用ティッシュが販売されていますが、通常のティッシュとの違いをご存知でしょうか?

 

その違いは、「繊維のキメ細やかさ」です。

 

通常のティッシュはキメが荒いため、鼻をかみつづけているとヒリヒリしてくるため、最悪な毎日を送ることになります。

 

※顔をゴシゴシとこすると、ティッシュの固さが分かるかと思います

 

そのため少し高いですが、花粉の時期だけは

 

  • 鼻セレブ
  • エリエール +ウォーター

 

あたりを使用し、少しでも快適な毎日を過ごせるように心がけましょう。

 

 

 

 

対策6:鼻うがいが結構効く!

鼻うがいとは、「鼻から水を吸って、鼻もしくは口から吐き出すうがい」です。

 

「えっ痛そう!」と思うかもしれませんが、きちんとした洗浄液は鼻の奥の成分濃度と同じなので、ツーンとした痛みがありません。

 

 

やり方はシンプルで、「あー」と言いながら鼻にプシューと吹き込みます。

 

するともう一方の鼻や口から洗浄液がでてくるため、吐き出して終わりです。

 

これで鼻の奥の方の花粉までかなりスッキリします。

 

ちなみに「食塩水を使った方法」もあるのですが、濃度調整が難しく、失敗するとツーンとしたり、粘膜を傷める可能性があるため、市販品をオススメしています。

 

ハナノアより少し高いですが、同じく鼻の奥まで洗浄できる「ハナクリーンS」は結構オススメです。

 

 

 

 

対策7:ホットタオルを鼻に置いてみよう!

おおよそ43度くらいに温めたタオルを、鼻の上においてみましょう。

 

あくまでも一時的な効果しかありませんが、鼻の内部が広がるため、鼻の通りがよくなります。

 

このとき、次に紹介する鼻炎のツボ「鼻通」「迎合」を温めてあげるのも良いです。

 

 

対策8:ツボを押そう!

花粉症による鼻炎症状・眼の症状に効くと言われるツボを紹介します。

 

どれも簡単なので今すぐトライしてみましょう!

 

 

鼻づまりをやわらげるツボ「鼻通(びつう)」

小鼻の上のくぼんだところ(ちょうど骨と軟骨の境目付近)

 

びつう

 

 

鼻水を抑えるツボ「迎香(げいこう)」

小鼻脇の一番下、へこんでいる部分

 

げいこう

 

 

眼のかゆみを抑えるツボ「攅竹(さんちく)」

両眉の眉頭にあるくぼみです。

 

さんちく

 

 

これらのツボを、約30秒間ぐぅーッと強めに押してあげましょう。

 

 

対策9:市販薬を使おう!

年々、眠くなりにくい薬が販売されてはいますが、「全く眠くならない」という薬はありません。

 

また、花粉症の時期(2〜4月)は薬づけになるため、あまりオススメはできません。

 

しかし、鼻水・鼻づまり・目のかゆみで何にも集中できないのも問題ですので、その様な場合は市販薬に頼りましょう。

 

おすすめ関連ページ!
>>鼻炎(鼻水・鼻づまり)花粉症・風邪に効くおすすめ市販薬ランキング!

 

ちなみに、上記のページでは「目薬」を紹介していませんので、ここでオススメを紹介しておきます。

 

ズバリ、目のかゆみには「ロート アルガード クリアブロックZ」一択です。

 

色々使ってきましたが、「クリアブロックZ」の「マイルド」が個人的には良いです。

 

ただし清涼感が好きな方が多く、通常の「クリアブロックZ」の方が人気があるようで、花粉の時期はドラッグストアでは売切れていることが多いです。

 

※当サイトが調べた時点では、楽天・アマゾンともに通常タイプしかありませんでした

 

 

 

対策10:ガムなどで咀嚼を増やそう!

ガムやスルメなどを「噛む」ことで、顔全体の血流がよくなるため、鼻水・鼻づまり改善が期待できます。

 

また、「ストレスが自律神経を乱し免疫機能を低下させる」と説明しましたが、ガムの咀嚼によって脳内で「セロトニン」というリラックス効果のある物質が分泌されるというメリットもあります。

 

 

対策11:メントールの飴を舐めよう!

メントールとは、ハッカの葉に含まれる成分のひとつです。

 

この成分には、

 

  • アレルギーを抑える作用
  • 炎症を抑える作用
  • 血流の流れを良くする作用

 

があり、アレルギー性鼻炎にはうってつけの効能があります!

 

なぜ効くのか?という細かい点は、別ページでまとめています!

 

>>なぜ鼻水・鼻づまりにメントールが効果的?鼻の通りを良くする方法

 

 

対策12:ブリーズライトを使ってみよう!

鼻粘膜が腫れると、鼻づまりがおきて鼻呼吸できなくなります。

 

そんな時は、鼻腔を少しでも広げるため、ブリーズライトが役立ちます。

 

>>鼻水・鼻づまり解消「ブリーズライト」の効果と貼る位置!

 

 

 

対策13:家に花粉を持ち込まない!

外出先で身体についた花粉は、家の中で確実に舞い散っています。

 

そのため、家に入る前にはまず全身の花粉を出来るだけ取り除く必要があります。

 

このとき、バンバンと荒っぽく叩いてしまと、花粉が舞い散ったあげく、服の静電気でまた付着してしまう可能性があります。
(服の選び方も後ほど説明します)

 

そのため、出来れば粘着シートのコロコロや、衣類用のブラシを繊維にそって優しくかけてあげましょう。

 

また、カバンや靴、髪の毛などの花粉もしっかり落としてあげる必要があるのですが、多少濡れて問題ないものであれば、出来れば濡れティッシュで拭き取りましょう。

 

なお花粉は、無風の状態では30分ほどで落下してきますので、帰宅したら30分〜1時間後に掃除機をかけ、モップで拭き掃除をしておくと良いでしょう。

 

その他注意点として、あちこちに花粉が散乱する可能性があるため、上着は必ず所定の位置に置くクセをつけましょう

 

間違ってもベッドの上に投げ置くなどしてはいけませんよ

 

 

対策14:服の素材に気をつける!

花粉は非常に小さいため、繊維に一度付着すると、叩き落とそうにもなかなか落ちてくれません。

 

そのため、なるべく花粉が付着しにくい素材の服を着るのが鉄則です。

 

素材ごとの花粉の付着しやすさを、「綿」を基準に見てみると、

 

@ポリエステル
⇒0.6倍

Aナイロン
⇒0.6倍

B綿
⇒1倍

Cシルク
⇒1.5倍

Dウール
⇒約10倍

 

となっており、ポリエステルとナイロンが優れているように見えます。

 

ただしここで注意があります!

 

花粉は静電気によって引き寄せられてしまう性質があるのですが、

 

  • ポリエステルは、ナイロン、レーヨン、絹などに近づけると静電気が起きやすい
  • ナイロンは、ポリエステル、アクリルなどに近づけると静電気が起きやすい

 

というように、ポリエステルやナイロンを着る際にも、コーディネートには注意が必要です。

 

そのため、ツルツルした化学繊維の素材も良いのですが、出来れば「綿」を選ぶのが良いでしょう。

 

ある実験にて、デニムに付着した花粉が一番落としやすいというデータも出ているので、特に花粉の多い3〜4月はデニムスタイルが良いでしょう。

 

逆に、フワフワ・モコモコした素材、毛羽立った素材は花粉が付着しやすいため、出来れば避けましょう。

 

なお、面倒でもピークの時期だけは、安い物で問題ないので「静電気防止スプレー」を使用しましょう。

 

 

 

対策15:身体を冷やさない!

人間は、身体が冷えるとアレルギー反応が出やすくなります

 

花粉ピークの3〜4月は、若干暖かくなりつつも、夜は冷えることが多いです。

 

そのため、特に太い血管が通っている

 

  • お腹

 

は冷やさないように注意しましょう。

 

首であれば「マフラー・スカーフ」、足であれば「ストッキング・タイツ」を着用し、お腹も外気から守れるような服装にしましょう。

 

そして、素足や首元のあいてる服は極力避けましょう。

 

 

対策16:顔周りの髪の毛には気をつけよう!

髪の毛が静電気を発生しやすいことは、皆さんもご存知かと思います。

 

花粉は静電気で引き寄せられるため、髪が風でなびくと花粉はどんどん付着してしまいます。

 

そうすると、花粉が絡んだ髪の毛が顔周りにある場合は、鼻や喉から吸引しやすくなってしまいます。

 

そのため、ピークの時期は髪を

 

  • 髪を束ねる
  • 防止を被って髪の露出を減らす

 

などの対策が効果的です!

 

なお、バサバサに傷んでいる髪の毛ほど静電気がおきやすいため、しっかりとヘアケアをしてあげましょう。

 

なお、ヘアケアの段階で以下のような「静電気を除去できるブラシ」を使ってあげるとさらにGood!

 

 

 

対策17:帰宅後の洗顔&薄めメイクを心がけよう!

顔は一番露出している部分なので、どうしても花粉が付着しがちです。

 

そのため、帰宅後は真っ先に洗顔する習慣をつけましょう。

 

なお化粧品はべたつきやすいため、余計に花粉を付着させてしまいます。

 

そのため、花粉ピークの時期はなるべく薄化粧を心がけましょう。

 

 

対策18:カーテンをしっかり掃除しよう!

多くの人が見落としているのが「カーテンの掃除」です。

 

カーテンは外から吹き込んでくる花粉を全面でブロックしてくれますが、言い換えると「花粉でベタベタ」なわけです。

 

そしてカーテンが風になびくたび、花粉はまた近くに飛び散ります。

 

そのため、

 

  • 一年に一度は必ず洗う
  • コロコロを全面にかける
  • 掃除機をかける

 

などでしっかり掃除しましょう。

 

また、レースのカーテンは静電気を帯びやすいため、花粉をよりガードしてくれるのですが、その分掃除も大変です。

 

レースのカーテンであれば、今は格安で手に入るので、洗えない場合は資源ゴミとして廃棄し、新しいものを購入しましょう。

 

 

 

対策19:掃除は午前中にしよう!

花粉が多く飛び散る時間帯は

 

  • 午後12時〜午後3時
  • 夕方(日が落ちる時間帯)

 

と言われています。

 

つまり、窓をあけて掃除できるチャンスとしては「午前中」もしくは「夕日が完全に沈んだ夜(19時以降)」ですが、夜は近所迷惑にもなるため、朝一に掃除するのがベストです!

 

 

対策20:布団は外で干さない!

「天気が良い日は、布団を日光に当てて干したい!」という気持ちはわかりますが、花粉の時期は絶対NGです。

 

花粉の付着した布団で寝ようものなら、クシャミや鼻水が止まらなくなります。

 

花粉の時期は室内干しが基本ですが、布団の湿気をとり除くだけであれば、

 

  • 日のあたる窓際に干す(室内)
  • 扇風機の風を当てておく

 

だけでも十分です。

 

なお、「やっぱり外で干したい!」という方は、以下の「花粉ガード干し袋」が非常に便利です。

 

花粉やホコリをシャットアウトしつつも、風だけはしっかり通してくれる優れもので、アマゾンや楽天でも人気のアイテムです!

 

 

 

対策21:服やタオルを外に干さない!

布団と同じく、服やタオルなど、身体に付着するものを外に干すのは絶対NGです。

 

なお、静電気を防ぐ効果も期待できるため、できれば洗うタイミングで柔軟剤を使いましょう。

 

 

対策22:部屋を乾燥させない!

花粉は空気中の水分を吸収すると、すばやく落下していく性質があります。

 

逆に乾燥していると、いつまでもフワフワと浮遊し続けるため、体内に入り込みやすくなります。

 

そのため花粉の季節は、室内の湿度を50〜55%ほどに保てるように加湿器を使用しましょう。

 

加湿器がない場合は「濡れたタオルを頭もとに置く」だけでも全然違いますが、アマゾンなどで2000円くらいで購入できますので、少しでも快適に過ごせるよう購入されることをオススメします。

 

 

 

対策23:犬の散歩にも気をつけよう!

犬にかぎらず猫も同じことが言えますが、外出すると人間と同じで花粉をまとうことになります。

 

最近はイヌも花粉症になると言われているので、ペットへの花粉ケアも大切ですし、部屋に入れるときにも要注意です!

 

花粉は地面に溜まっているため、低い位置でフサフサと毛をなびかせている犬は特に花粉まみれになります

 

そのため、

 

  • ペット用の服を外で着せる、脱がす
  • ペットの服も、素材に気をつける(上で説明したものを参考に)
  • 外でブラッシングし、花粉をしっかり落とす
  • 昼の12時過ぎが花粉のピーク時間帯なので、午前中に散歩にいく
  • または、夕方は花粉が増える傾向にあるため、完全に日が落ちた夜間にいく

 

などの対策が有効です!

 

 

対策24:黄砂に気をつけよう!

花粉の時期は中国からの黄砂が飛来する時期でもあります。

 

黄砂などの汚染物質と花粉が反応すると、花粉のアレルギーパワーが格段に上がると言われています。

 

そのため、ニュースで黄砂の話題が流れた時は出来るだけ外出しないようにしましょう。

 

 

対策25:車を運転する人は、乗り降りに気をつけよう!

意外と見落としがちなポイントが、「車の乗り降り」です。

 

「黄砂の話」と似たような話になりますが、排気ガスにも有毒な化学物質が含まれています。

 

この化学物質も花粉と混じりあうと、より症状を悪化させる物質へ変わるため、できるだけ車内に入り込まないように

 

  • 車のドアはすばやく開け閉めする
  • 窓をあけた状態で喚起しない

 

という点に気をつけましょう。

 

 

対策26:禁煙しよう!

タバコの煙も有害物質の一つです。

 

事実、花粉症の症状が重い患者を調査した結果、もっとも重かったのが「喫煙者」だったという報告もあります。

 

化学物質は、鼻の中の粘膜を刺激するため症状が強くでる傾向にありますので、特に花粉の時期は禁煙を心がけましょう。

 

 

対策27:ビールを飲むのをやめよう!

アルコールを飲むと血の巡りがよくなりますが、それによって鼻粘膜がうっ血(血が停滞すること)をおこし、鼻のむくみに繋がります。

 

この「鼻のむくみ」によって鼻づまりが酷くなるのです。

 

また、アルコールを飲むと「アセトアルデヒド」と呼ばれる物質が作られるのですが、これがヒスタミンを放出させるため、症状を強くします

 

そのため、アルコール自体が花粉症にはあまりよくないのですが、特にダメなのが「ビール」です。

 

なぜならビールの原料である「麦」が花粉症の原因にもなる「イネ」であること、そしてビールが身体を冷やすものだからです。

 

※上で説明したとおり、身体の冷えは花粉症などのアレルギーを引き起こしやすくなります

 

どうしても飲みたい場合は、日本酒やホット赤ワインなどがオススメですが、ピークの時期はせいぜい1合ほどの摂取にとどめておきましょう

 

 

対策28:マイナスイオンは強い見方になるかも!

ストレス軽減に効果があるとされる「マイナスイオン」。

 

実は花粉症にも3つの観点から良いとされています。

 

  • 花粉症などのアレルギーを抑制する
  • 体内の活性酸素をとり除く(活性酸素は症状を引き起こす“ヒスタミン”の働きを促すとされている)
  • マイナスイオンは空気中の水分子と結合し、花粉をひきつけるため、落下させやすくする

 

そのため、加湿器を購入する際には、マイナスイオンを発生させられるものを選ぶのも良いでしょう。

 

 

 

対策29:室内で運動をしよう!

繰り返しになりますが、花粉症などのアレルギー疾患は、免疫システムの暴走です。

 

そのため、免疫システムをコントロールする「自律神経」が乱れると起こりやすくなると言われています。

 

「自律神経の乱れ」で起こる代表的な症状には、アレルギー以外にも

 

  • 女性の更年期障害
  • 自律神経失調症
  • うつ病、不眠症、統合失調症などの「精神疾患」
  • 胃痛、腸炎、慢性便秘などの「消化器症状」

 

などがありますが、これらの症状は

 

発症前から運動している人の方がかかりにくく、発症後も運動療法で改善が可能

 

とされています。

 

また、近年の研究で筋肉トレーニングは高齢者でも高い効果があることが実証されているので、花粉症が始まる前から運動習慣を身につけるようにしておきましょう。

 

最も理想的なのが「筋肉トレーニング」と言われていますが、それはなぜか?

 

これは体内の熱量のおよそ6割以上を筋肉が占めているからです。

 

つまり、筋肉を鍛えることで消費されるカロリーがアップし、血流が改善し自律神経の働きを調整してくれるということです。

 

ただし、運動に慣れていない人はウォーキングやラジオ体操など、軽めの負荷でスタートするのが良いでしょう。

 

 

対策30:湯船に浸かって温まろう!

「冷えが免疫システムの機能低下の要因のひとつであること」、また「ストレスが自律神経の乱れに繋がっていること」を説明しました。

 

リラックス効果の高いお風呂は、花粉症対策の一つとしても有効です。

 

このとき、「その日の花粉はその日のうちに」ということで、髪の毛や体に付着した花粉は、隅々までしっかりと洗い落としましょう。

 

また、お風呂に入るときには肩をまわす、腰を捻るなどなど、ストレッチすることをオススメします。

 

入浴すると血流が改善されますが、その際にストレッチすると体が非常にほぐれやすくなります。

 

そうなると、睡眠時にぐっすりと眠れるようになります。(睡眠の質が向上します)

 

こうなると、生活のリズムも整いますし、自律神経や免疫力の調整にもなり、結果的に花粉症の症状を和らげることに繋がります。

 

 

対策31:転地療法(てんちりょうほう)

「花粉症の原因」の章でもお話しましたが、花粉は地域によって飛散量が全然違います。

 

当たり前ですが、飛散量の少ない地域へうつり、花粉から逃れることが一番手っ取り早いです。

 

特に妊娠中などで「薬を飲めない」方は非常に辛いと思います。

 

花粉ピークの時期だけは、可能なかぎり少ない地域へ移るのが良いでしょう。

 

 

 

では続いて、
「花粉症対策にオススメの食べ物やお茶」を紹介しましょう!

 

花粉症対策に!オススメのお茶や食べ物!!

2000年ごろは、花粉症というとまだまだ「大人がかかる病気」でした。

 

ところが今となっては子どもの発症が急増しています。

 

その理由は、お菓子やファストフードを頻繁に摂る「高たんぱく・高脂質の食生活」が中心となりつつあるからです。

 

このような食生活によっても、「人間のもつ免疫システムが異常をきたし、アレルギー症状が引き起こされやすくなった」と考えられています。

 

ということで、本来は「身体に悪いものを摂らないようにする」をして頂きたいのですが、完全に排除することも難しいと思います。

 

そこでここからは、

 

  • なるべく避ける食事!
  • 花粉症に良い食べ物!
  • 花粉症にオススメのお茶!

 

を紹介しますので、なるべく心がけた食生活を送ってみましょう!

 

摂取を控えるべき物!

摂取すべき物の前に、「摂取を控えるべき物」をまずは紹介しておきます!

 

これも大切ですので、花粉症の時期だけでなく普段から心がけましょう。

 

 

身体を冷やす食材は、生は避けよう!

繰り返しになりますが、身体が冷えるとアレルギー症状を起こしやすくなりますので、なるべく冷えないように気をつける必要があります。

 

食べ物には身体を温める「温性食品」と、冷やす「冷性食品」がありますが、たとえば「ネギ」「ピーマン」などは温性で、「トマト」などが冷性にあたります。

 

基本的には、夏が旬の食材や、地上で育つものが冷性と考えると良いでしょう。

 

身体を冷やす、冷性食品

  • トマト
  • レタス
  • キャベツ
  • きゅうり
  • ナス
  • 豆腐
  • コンニャク
  • スイカ
  • オレンジ
  • りんご
  • あさり
  • たこ

 

なお、冷性食品を摂ってはいけないわけではありません。

 

体を冷やさないことが目的ですので、できるだけ「生」で食べることは避け、煮たり焼いたりすると良いでしょう。

 

 

アレルギーとなる食べ物は避けよう!

皆さんは自分自身が、どんな食べ物に対してアレルギー反応を起こすか把握されていますでしょうか。

 

知らずしらずの間に「アレルギー反応を起こす食べ物」を摂取し、花粉症の症状がより強くでている場合もあります。

 

アレルゲンとして有名なのが

 

  • 牛乳

 

といった「乳製品・鶏類」ですが、ほかにも

 

  • 豚肉
  • 豆類(豆腐などの大豆が特に多い)
  • 甲殻類(えびなど)
  • 砂糖

 

などもアレルギーとしては有名です。

 

色々な対策を取っていたとしても、アレルゲンを摂取していては本末転倒です

 

病院で簡単に調べられますので、ある程度把握しておくことをオススメします。

 

 

砂糖は控えめに!

「砂糖は体に良く無い」というのは皆さん何となく認識していると思います。

 

なぜなら砂糖は「エンプティカロリー」と呼ばれ、栄養素が全く無いにも関わらず、カロリーが高いからです。

 

また、炭水化物を代謝するためはビタミンB1が必要なのですが、砂糖の処理にもビタミンB群を消費するため、肥満などの病気を引き起こしやすくします。

 

(エンプティカロリーは、炭水化物より優先的に消費される性質があるため、炭水化物や脂質のカロリーが消費されずに体に蓄積していきます)

 

その他、悪玉菌の増殖につながるなど「体内の栄養素を奪い去り、免疫力を低下させる悪の調味料」なのです。

 

そしてこの免疫力の低下によって、花粉症が引き起こされやすくなります。

 

もちろん砂糖を完全に断ち切ることは難しいですが、甘いものを欲する場合は、ハチミツなどを代用する機会を増やしてみると良いでしょう。

 

 

植物油よりオリーブオイルがオススメ!

植物油には「リノール酸」という脂肪酸が含まれています。

 

この脂肪酸は、悪玉コレステロールを減らしてくれるというメリットがある反面、善玉コレステロールも減らします

 

善玉コレステロールは免疫に繋がるため、免疫システムの機能低下に繋がります。

 

さらに、

 

  • 血液をドロドロにする
  • 炎症を悪化させる

 

なども挙げられるため、花粉症の人(アレルギー性疾患をもつ人)には良くありません。

 

その反面、オリーブオイルには善玉コレステロールを減らす作用がないため、免疫力を気にすべき「花粉症患者」に良いとされているのです。

 

 

 

では続いて
「花粉症対策に摂るべき食べ物」について紹介しましょう。

 

 

花粉症対策となる食事!〜食べ物編〜

お待たせしました。

 

上で紹介した「避けるべき食べ物」ももちろん心がけて頂きたいのですが、ここからは「積極的に摂るべき食べ物」を紹介していきましょう!

 

 

青魚

サバやサンマ、イワシなどの青魚には「EPA」「DHA」といった必須脂肪酸が含まれています。

 

これらの成分には

 

  • 悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす(免疫力向上に繋がる)
  • 「ヒスタミン」とどうようにアレルギー症状を引き起こす「ロイコトリエン」を、放出しにくくなる
  • 血液をサラサラにする
  • 血管の弾力性をたもつ

 

といった効果が期待できるのです。

 

なお、この成分は魚の脂分に多く含まれているといわれているため、寿司や刺身などで、極力脂を落とさないように食べるのが理想です。

 

 

鮭(サケ)

鮭にも青魚同量にEPAやDHAが含まれているのですが、それに加えて免疫システムに作用してくれる「ビタミンB6」も豊富に含んでいます。

 

 

レバー

レバーにはビタミンB群が豊富に含まれています。

 

中でもビタミンB2は「粘膜保護」の機能があるため、花粉症で荒れた鼻腔粘膜のダメージを和らげてくれます。

 

さらに、血流をよくするビタミンB12は全身のストレス緩和にも役立ちます。

 

 

シソ

昔から生薬としても使われてきたシソは、高い殺菌作用があるとされています。

 

また、シソの葉にはフラボノイドと呼ばれる成分が含まれており「抗アレルギー作用」があることも判明しました。

 

 

レンコン

レンコンには「ムチン」「ポリフェノール」といった有効成分が含まれています。

 

これらの成分は、アレルギーの症状を緩和しつつ、免疫力を向上させるのに役立つとされています。

 

ちなみにレンコンを切る際にネバネバとしますが、あれは「ムチン」によるものであり、粘膜保護に役立つ成分です。

 

 

納豆

納豆にも「ムチン」が含まれています。

 

また、植物性のたんぱく質が主成分なため、粘膜の修復や免疫改善にも良いです。

 

その上、ナットウキナーゼに「免疫細胞の暴走を抑える効果がある」とも言われているのです。

 

 

牡蠣(カキ)

カキにはグリコーゲンが含まれており、自然治癒力の向上に役立ちます。

 

また豊富に含まれる「亜鉛」は、粘膜の強化にもつながります。

 

 

人参(ニンジン)

ニンジンにはβカロテン(ビタミンA)がたっぷり含まれています。

 

ビタミンAは体内の活性酸素をとりのぞき、免疫システムを正しくしてくれます。

 

なお、ビタミンAは脂溶性のビタミンですので、油で炒めてあげると吸収力がアップします

 

 

パセリ

ニンジンと同様にβカロテン(ビタミンA)が含まれています。

 

また、実はビタミンやミネラル、食物繊維もたっぷり含まれており、栄養価が高い野菜と言えるのです。

 

 

たまねぎ

たまねぎには酸化アリルという成分が含まれており、免疫システムの正常化および粘膜の回復に役立ちます。

 

また、ヨーロッパでは花粉症対策として認められているという「ケルセチン」とよばれる成分も含んでいます。

 

この成分は鼻・眼・喉の炎症に効果的とされています。

 

 

しょうが

「生姜が体に良い」ということは、ほとんどの方が知っているでしょう。

 

しかし、実は花粉症にも良いと言われているのです。

 

花粉症というのは異物を追い出すために「白血球」が活発に活動してしまうことで起こります。
(難しくなるため、ヒスタミンなどとの細かい関わりについては省きます)

 

その活発な白血球を抑える効果が生姜にはあるとされています。

 

体を温めるためにも、生姜湯として摂ることをオススメしますが、刺激物でもあるため、摂りすぎには注意しましょう

 

 

にんにく

ニンニクには

 

  • 殺菌効果
  • 疲労回復
  • 滋養強壮
  • 血液をサラサラにする
  • 新陳代謝を高める

 

といった効果があります。

 

とくに新陳代謝を高めることは、免疫システムを正しくすることに繋がります。

 

 

ワサビ

ワサビにも、免疫活性化に役立つ成分が含まれています。

 

殺菌作用やビタミンCが豊富に含まれています。

 

ただし、こちらも刺激物となるため、摂りすぎには注意しましょう。

 

 

大根の葉

大根自体にもビタミンCや鉄分などが含まれています。

 

しかし、大根の葉にはビタミンCはもちろんのこと、免疫バランスを整える上で期待できる「ビタミンA」も含まれています。

 

 

キノコ類

キノコに含まれる「βグルカン」には、免疫システムを正常化する効果があるとされています。

 

高価なキノコでなくとも、まいたけやエノキにも含まれていますので、積極的に食卓に取り入れましょう。

 

 

セロリ

セロリにはビタミンA、Cといった免疫に関わる成分が含まれているだけでなく、「セネリン」と呼ばれる成分が含まれています。

 

これは精神バランスを安定させる効果があるとされているため、ストレスの緩和にも役立ちます。

 

 

バナナ

バナナには免疫を整える「ポリフェノール」が含まれています。

 

ただし「冷性食品」にあたりますので、食べ過ぎには注意しましょう。

 

 

りんご

りんごに含まれる「ペクチン」には、抗ヒスタミン効果があるとされています。

 

ヒスタミンとは、アレルギーを引き起こす際に放出される物質であり、粘膜を攻撃する物質ですので、ヒスタミンをブロックできるということは、花粉症に効果があると言えるのです。

 

 

グレープフルーツ

こちらにも「ペクチン」が含まれています。

 

また、グレープフルーツには「ナリンジン」と呼ばれる苦味成分が含まれていますが、この成分はストレスの緩和に役立つとされています。

 

 

じゃばら

あまり聞きなれないですが、ゆずのような柑橘類のフルーツです。

 

和歌山の北山村と呼ばれる地域でとれる果物ですが、「フラボロイド」と呼ばれる成分が他の柑橘類より圧倒的に高いのです。

 

フラボノイドにはヒスタミンの抑制効果があるとされており、研究が進められています。

 

 

 

玄米

玄米には食物繊維やカルシウム、ビタミンB2などがたっぷりと含まれています。

 

これらの栄養素によって体質改善や疲労回復に繋がるとされています。

 

 

ピーナツの皮

何気なく捨ててしまっている「ピーナツの皮」。

 

じつはこの皮には、「プロアントシアニジン」という強い抗酸化成分を含んでいるため、花粉症による目や鼻の症状を和らげてくれるのです。

 

 

 

では続いて、
「花粉症にヨーグルトは効くのか?」という点について説明しましょう!

 

花粉症対策とヨーグルト

「花粉症はヨーグルトに効く」なんて事を聞いたことがある方も多いと思います。

 

実際に、花粉症対策にむけて開発された「KW乳酸菌」を含むヨーグルトも販売されています。

 

ここからは、

 

  • そもそもなぜヨーグルトが良いと言われるのか?
  • 効果のあると言われるヨーグルトについて
  • 効果が出るまでにどれくらいかかるのか?
  • 実際に食べてみてどう思ったか?

 

を説明します。

 

結論から言うと、

 

ヨーグルトによる花粉症対策は、個人的にはあまりオススメできない

 

ため、興味がない方は飛ばしていただいてもかまいません!

 

 

ヨーグルトがなぜ良いと言われるの?

これは、ヨーグルトに「乳酸菌」が含まれているからです。

 

繰り返しになりますが、アレルギーは「免疫システムの異常反応」と言えます。

 

もう少し詳しく言うと、

 

「Th1」「Th2」と呼ばれる2種類の免疫細胞のバランスが崩れたとき、アレルギー反応がおきる

 

と言われているのです。

 

そして、数ある乳酸菌のうち、数種類の乳酸菌にはこのバランスを整える効果があると発表されているのです。

 

 

効果のあるといわれるヨーグルト

普通のヨーグルトに含まれている乳酸菌では、腸に届く前に死滅してしまうため、効果が出ないとされています。

 

では「効果のあるといわれる乳酸菌」を含むヨーグルトはどれか?

 

@明治 LG21ヨーグルト

こちらには、文字通り「LG21」という乳酸菌が含まれています。

 

この乳酸菌は腸内環境を整えることができ、アレルギーにも効果が期待できるとされています。

 

 

A小岩井 KW乳酸菌ヨーグルト

こちらには「KW乳酸菌」が含まれています。

 

この乳酸菌は、花粉症状やアトピー症状を和らげることを目的に開発されています。

 

 

B明治 R-1ヨーグルト

こちらには「1073R-1」と呼ばれる乳酸菌が含まれています。

 

主にインフルエンザ予防に効果があるとされていますが、免疫力の向上も見込める乳酸菌です。

 

有名どころではこの3つです。

 

 

すぐに効果がでるのか?

ヨーグルトは、少なくとも花粉の時期の1ヶ月以上前から始めた方が良いとされており、効果が出る期間も人によってまちまちです。

 

免疫システムを正常化することが目的ですので、イメージ的には「体質改善」にあたります。

 

そのため、すぐには効果が出ませんし、人それぞれ「どの乳酸菌が合うかわからない」ため、長期戦を覚悟でヨーグルトを食べましょう。

 

 

実際に食べてみてどうだったか?

「ヨーグルトはあまりオススメできない」と結論から書いている通り、個人的にはまったく効果がありませんでした

 

周りにいる何人かの花粉症の知人を見る限り、ヨーグルトで体質改善できた人をまだ見たことがありません。

 

「ヨーグルトに含まれる乳酸菌によってバランスを整える」というのは、理屈的には間違ってないとは思います。

 

ただし、うえでも書いたとおり「人それぞれ合う乳酸菌が違う」という点もありますし、どれくらいの期間食べれば良いのか、という点もまちまちです。

 

上で紹介した3種類のヨーグルトはそれぞれ1年は食べてみましたが、全く効果はありませんでした。

 

なお、ヨーグルトなどの乳酸菌は、

 

  • アレルギーを持っている
  • 乳糖不耐症(乳製品に含まれる“乳糖”が消化できず、下痢をしてしまう)

 

という人が多いため、食べる前に念のため確認しておいたが方がいいかもしれません。

 

※実際に、花粉症対策のためにヨーグルトを食べ始めてから、症状が強くなってしまった知人がいます

 

 

 

ということで、「花粉症対策とヨーグルト」についてでした。

 

 

続いては、
「花粉症にオススメのお茶」について説明しましょう。

 

 

花粉症対策にオススメのお茶!

個人的に花粉対策に一番良いと思うのが「お茶」です。

 

なぜなら長年悩んだ慢性鼻炎から解放されたのが、お茶だったからです。

 

そのため、2016年現時点では、個人的には一番良いという結論に至っています。

 

ではなぜお茶が良かったのか?

 

もちろん「実感度が高かったから」というのが答えですが、お茶のような水分の方が、成分が腸から吸収されやすいという特徴があるからだと考えます。

 

漢方薬においても、粉よりも煎じ薬の方が薬効が高いですが、これも同じ事が言えるでしょう。

 

ということで、私が実際に今飲んでいるお茶をふくめ、花粉症に良いと言われるお茶を紹介しましょう。

 

 

甜茶(てんちゃ)

「耳鼻咽頭科臨床学会」においても、抗アレルギーに良いと報告されているお茶です。

 

甜茶には独自の「甜茶ポリフェノール」が含まれているのですが、これがヒスタミンの分泌を抑えてくれると言われているのです。

 

つまり、花粉症だけでなくハウスダストによる鼻炎、目のかゆみなどにも良いです。

 

甜茶は10種類以上飲んできましたが、今も飲んでいる「すーすー茶」と呼ばれるお茶がオススメです。

 

 

えぞ式すーすー茶について

私が今現在も飲み続けているお茶です。

 

約10年、鼻水・鼻づまりに悩まされ、薬漬けだった毎日から抜け出せたとにかくオススメの商品ですので、こんな商品もあるんだなということだけでも知っておくと良いかと思います。

 

たかが「お茶」と思っていましたが、個人的には大当たりの商品です。

 

実感度が高く、私と同じく鼻水・鼻づまりに悩む方には是非オススメしたいです。

 

なぜならこのお茶は「実際の身体の変化・実感」に着目した方法で商品開発されているからです。

 

 

 

このお茶は、甜茶をメインにつくられたお茶ですので、もちろん薬と同じ成分でありませんが、アレルギー反応の元となる「ヒスタミン」を抑える働きを持つお茶です。

 

市販で売られている鼻炎薬も、ヒスタミンを抑えるように作用します。

 

ただし、お茶の場合は、薬ではないため眠気を引き起こすことはありません

 

個人的には、

 

●一切眠くならない
●薬漬けから解放される

 

この2点が重要だと考えており、このお茶を飲み続けている一番の理由です。

 

もちろん、アナタのグズグズ・ズルズルにも絶対効く、と言える魔法の様なものでは無いですが、「実際の身体の変化・実感」に着目した方法で商品開発がされている点が評価できるポイントであり、私も実感しています。

 

値段としても1ヶ月2800円、毎日わずか90円ほどとかなり安いため、試されても損はしない商品だと思いました。

 

ちなみに商品に満足できなかった場合は、購入後25日以内であれば飲み切ったとしても全額返金してくれる保証も付いており、お試し気分で購入出来るところも良心的です。

 

毎日ペットボトルのお茶やお水を買うくらいであれば、個人的にはこちらをおすすめします。

 

なお、定期コースなどもありますが、まずは「単品で申し込み」がオススメです。
※実際、私をはじめ定期コースで続けている人がほとんどの様ですが、まずは単品でお試しください

 

※3月〜4月は通常の5倍以上売れるようですので、欠品する可能性がございます。

 

<参照>
公式HP:「えぞ式すーすー茶」

 

 

緑茶

緑茶にはカテキンが含まれていますが、このカテキンが「抗酸化作用」をもっており、免疫力を高めるのに役立ちます。

 

ただしカフェインが含まれるため、飲みすぎには注意が必要になります。

 

なお、うえで紹介した甜茶「すーすー茶」を飲む前に飲んでいたお茶を紹介しておきます。

 

白井田七。茶(しらいでんしちちゃ)

「白井田七。茶」もズルズルがすっきりすると有名なお茶です。

 

費用は「すーすー茶」と同様に、毎日100円程度です。

 

こちらの商品は、良質な茶葉にポリフェノールの一種「カテキン」がたっぷり含まれており、ズルズル・ムズムズが気になる方にオススメです。

 

特別「鼻のグズグズ」だけに的を絞ったものではなく、品質の高いお茶で身体を強くしようという狙いです。

 

その品質の高さから、日本で1番最初に有機JAS認証を取得しており、無印良品やテレビ朝日を始めとした様々なメディアから取材を受けています。

 

こちらも定期コースなどもありますが、まずは「通常購入」をおすすめします。

 

私は「すーすー茶」へと移行しましたが、こちらも依然としてオススメです。

 

<参照>
公式HP:「白井田七。茶」

 

 

ドクダミ茶

個人的にはあまり効果を感じませんでしたが、ドクダミ茶も花粉症への効果があるとされています。

 

昔から薬草のひとつとして使われてきた歴史があり、鼻づまりの他にも

 

  • 熱をさげる効果
  • 炎症を抑える効果
  • 利尿作用

 

などがあるとされています。

 

なお、個人的に実感できる商品はありませんでした。

 

 

ルイボス茶

健康茶の一つであり、南アフリカでのみ栽培されています。

 

ミネラルだけでなく、フラボノイド(ポリフェノールの一種)が含まれていることから、抗炎症作用が期待されています。

 

「不老長寿のお茶」とも呼ばれているようですが、個人的には効果を感じられませんでした。

 

 

はとむぎ茶

はと麦茶に「ヨクイニン」が含まれており、

 

  • 炎症を抑える作用
  • 痛みを取り除く作用
  • 利尿作用

 

があるとされています。

 

また東方医学では、花粉症は「体内に汚い水分が溜まっている状態」とされています。

 

ヨクイニンはこの汚い水分を、体から排出する作用があります。

 

はと麦茶も色々と飲んでみましたが、個人的にオススメ商品は特にありません。

 

 

ヨモギ茶

ヨモギの葉は

 

  • 殺菌力
  • 炎症を抑える力

 

が強いことから、傷口を癒す薬草として使われてきました。

 

また、「アレルギー体質の改善」や「血液をサラサラにする効果」もあわせ持っていると言われています。

 

なお、私がヨモギに対して花粉症を発症するため、飲んだことがなく、その実感度は分かりかねます。

 

 

 

ということで、花粉症に良いお茶を紹介しました。

 

なお私は、お茶と出会う前に数々の花粉症対策をしてきました。

 

そして、最終的には「保健適応外の漢方煎じ薬」を飲んでいました。

 

▼飲んでいた漢方煎じ薬▼

 

しかし、お茶を飲み始めてからは煎じ薬を飲む必要がなくなりました。

 

もちろん絶対に効くものではありませんが、私の経験から、お茶はオススメです。

 

 

では続いて、
「花粉症の検査」について説明しましょう。

 

花粉症は何科で検査する?検査の内容は?

花粉症で悩みつつも、病院へ行ったことがない方も多いでしょう。

 

私の経験上、病院ではアレグラなどの「抗ヒスタミン剤」をもらうくらいですが、

 

まずは自分がどの植物の花粉に対して、アレルギーを発症しているのかを確認する

 

意味で、病院を受診しましょう。

 

「何科を受診さればいいのか?」という点に関しては

 

  • 耳鼻科
  • 耳鼻咽頭科

 

のどちらかを受診すれば良いです。

 

なお、耳鼻科では以下のようなことを確認されます。

 

  • 花粉症が起きる時期
  • 症状の内容
  • 普段の食生活
  • 鼻水の色や状態(ネバネバ、サラサラなど)
  • 鼻茸(鼻の中にできるキノコ状のポリープ)の有無
  • 鼻の骨の歪みの有無
  • などなど・・・

 

 

花粉症の検査内容

「検査で痛いことをされるのかな?怖いな・・・」という方もいらっしゃるかと思いますので、耳鼻科での検査内容を簡単に説明しましょう。

 

 

鼻水の検査(鼻汁検査)

鼻水は医学的には「鼻汁」と言います。

 

綿棒を鼻の中に入れて鼻水を採取し、好酸球(白血球の一種)の有無を調べます。

 

この値が高い場合、何らかのアレルギーによるものだと考えます。

 

 

血液検査

一般的に行われる血液検査と変わりません。

 

この血液検査によって、

 

  • どの種類の花粉にアレルギー反応をおこしているのか
  • ダニやカビへの反応
  • 食べ物への反応

 

が調べられます。

 

 

X線検査やCT検査をする場合もある

副鼻腔炎(蓄膿症)などが疑われる場合は、これらの検査が行われる場合があります。

 

蓄膿症とは、鼻の周りにある「副鼻腔」に膿が溜まる症状で、

 

  • 鼻や頬に痛みを感じる
  • 黄色や緑色の鼻水がでる
  • 鼻水がネバネバしている
  • 鼻水が臭い

 

などの特徴があります。

 

 

 

 

では続いて
「花粉症の治療」について説明しましょう。

 

花粉症の治療とは!?

では花粉症だと判断されれば、どのような治療を行うのでしょうか。

 

ほとんどの場合は「投薬治療」になります。

 

投薬治療

投薬治療とは

 

  • 飲み薬(抗ヒスタミン剤)
  • 点鼻薬
  • ステロイド点眼薬

 

による治療です。

 

薬には色んな種類があるため、人それぞれ処方される種類は違うと思いますが、これらはほぼ間違いなく処方されます。

 

※関する詳しい説明をすると長くなるため、興味がある方は病院で処方される薬をご覧ください。

 

 

漢方について

病院で漢方を処方してもらうこともできます。

 

その場合は、主に

 

  • 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)
  • 麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう)
  • 葛根湯加川キュウ辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい)
  • 苓甘姜味辛夏仁湯(りょうかんきょうみしんげにんとう)
  • 辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)

 

などの種類が処方されます。

 

※これらの違いは鼻水,鼻づまり,副鼻腔炎,後鼻漏の漢方薬|種類と効果の違いをご覧ください。

 

ただし、これらは効かないことも多く、私の場合は「保健適応外の漢方煎じ薬」を飲んでいました。

 

漢方煎じ薬のデメリットとして、

 

  • 部屋にニオイがつく
  • とてもニガイ
  • お金が掛かる

 

などのデメリットもありますが、人それぞれの症状によって生薬を配合するため、私にはとても効きました。

 

※興味がある方は、お近くの「漢方薬局」をお尋ねください

 

 

注射治療

注射をつかった治療は、大きく2種類に分けられます。

 

 

減感作療法(げんかんさりょうほう)

この治療法では、アレルゲンである花粉(現在認められているのはスギ花粉のみ)を希釈したものを、注射で少しずつ定期的に体内に打ち込んでいきます。

 

これにより、「時間をかけてアレルゲンに体を慣れさせる」治療法です。

 

将来的には飲み薬も承認される方向で調整が行なわれているため、注射のために通院する負担が減るのではないかと期待されています。

 

治療には長い期間が必要で、1年〜5年かけてアレルゲンに体を慣れさせていきます

 

 

ホルモン補充療法

これはストレスによってホルモンバランスが乱れている場合に行われます。

 

男性ホルモンは交感神経、女性ホルモンは副交感神経にそれぞれ作用して活性化させます。

 

自律神経はこの交感神経と副交感神経のスイッチングがうまくいかないことが原因で乱れを起こします。

 

そのため、直接体内に性ホルモンを補充することで、自律神経の調整を行います。

 

これも「減感作療法」と同様に、長いスパンでの治療となります。

 

 

その他の注射

その他の注射治療としては、

 

  • ステロイド剤の注射
  • 抗アレルギー薬の注射

 

などもあります。

 

しかし現在では、副作用の多さから投薬治療が一般的とされています。
(ステロイド剤も抗アレルギー剤も、内服薬があります)

 

そのため、注射による治療は減感作療法かホルモン補充療法が多いようです。

 

しかし注射療法では、どちらも投与した患者の50%程度しか効果がないというリスクもあります。

 

 

 

注射療法の他には、
手術としてのアプローチもあります。

 

 

花粉症の手術

花粉症にる症状が強い場合は、

 

  • 日帰り手術
  • 入院手術

 

が行われる場合もあります。

 

 

「日帰り手術」はどんな手術?

花粉症の症状がひどく

 

  • 内服薬・点鼻薬がまったく効かない
  • 色んな条件から、なかなか通勤できない
  • 薬の副作用が強くでてしまう

 

などの場合は、日帰り手術という方法もあります。

 

ただし日帰り手術の場合は、再発の可能性が高いため、積極的におこなわない先生も多いです。

 

手術には大きくわけて2種類ありますが、どちらも粘膜を削ることが目的です。

 

@レーザーによる手術

多くの耳鼻科で行われているのがこちらの「医療用レーザーで鼻腔粘膜を焼く手術」です。

 

一時的に「ヒスタミンによる刺激」に対して反応しないようにすることで、鼻炎症状を抑えます。

 

 

A超音波メスによる手術

超音波メスを使うため、レーザー手術よりは痛みも出血も少ないとされています。

 

 

 

どちらも保健が適応されるため、一万円以下で手術できます。

 

ただし、効果は数年(2〜5年)で消失し、再発するリスクは非常に高いです。

 

再発した場合は、手術した粘膜組織が肥厚(分厚くなること)して呼吸がしづらくなり、より状態が悪化してしまう可能性もあるのです。

 

また、手術によって肥厚した粘膜部が気道狭窄を起こすので、

 

  • いびき
  • 口呼吸、ドライマウス(口臭や歯周病へのリスクになります)
  • 睡眠時無呼吸症候群
  • 蓄膿症(慢性副鼻腔炎)

 

などをわずらう可能性が高くなると言われています。

 

 

 

「入院手術」はどんな手術?

入院手術は主に

 

  • 下鼻甲介粘膜切除術(かびこうかいねんまくせつじょじゅつ)
  • 鼻中隔矯正術(びちゅうかくきょうせいじゅつ)

 

の2種類がありますが、骨の成長が止まっていない「20歳以下の人」は受けられません。

 

@下鼻甲介粘膜切除術(かびこうかいねんまくせつじょじゅつ)

特に「鼻づまり」がひどい場合におこなわれる手術です。

 

下鼻甲介とは、鼻内部における「外側の骨」です。

 

下の画像は「真正面から鼻を見た場合」ですが、下鼻甲介を覆っている粘膜が腫れると、右側の図のようになってしまいます。

 


画像引用:http://www.asahikawa-med.ac.jp/hospital/oto/mame/mame9-3.html

 

そこで、「この下鼻甲介を骨ごと切除してしまい、気道を確保しよう」というのが、この手術の狙いです。

 

これにより鼻づまりは大きく改善しますが、鼻の奥の方の粘膜は残されるため、鼻水やクシャミはでます(以前よりはマシになります)。

 

 

A鼻中隔矯正術(びちゅうかくきょうせいじゅつ)

鼻に指をいれてみると、左右を隔てている壁があることがわかるかと思います。

 


画像引用:http://www.asahikawa-med.ac.jp/hospital/oto/mame/mame9-3.html

 

これを「鼻中隔」と言うのですが、これが「生まれつき」や「外からの圧力」などで曲がっていると、鼻づまりを起こす原因となります。

 

そのため、鼻中隔の一部分を切除し、骨をまっすぐにすることで気道を確保する手術です。

 

 

 

では最後に、
「いろいろ試した結果、本当に良かったものランキング」を紹介しましょう!

 

 

これはやってよかった!花粉症へのおすすめランキング!

ここまでお読みいただきありがとうございます。

 

ですが、

 

対策が多すぎでどれが良いのかわからない!

 

という方も多いと思います。

 

そこで、私の経験から「これは良かった!」と思えるものをランキング形式にしてみました。

 

是非これを参考に、日々の生活に取り入れてみて下さい!

 

 

オススメNo.1:「すーすー茶」

オススメのお茶の中でも紹介しましたが、私の中で間違いなくNo1のオススメです。

 

10年間薬を飲み続けていましたが、そんな薬漬けの毎日から抜け出せたのはこのお茶のお陰です。

 

甜茶だけでなく、クマザサ、赤シソなど「鼻に良い成分」がメインに含まれていますが、目のかゆみもかなりスッキリしました。

 

返金制度もありますので、「花粉症で鼻がズルズルする、目がかゆくて仕方が無い」という方は、是非とりいれてみてください。

 

<参照>
公式HP:「えぞ式すーすー茶」

 

 

オススメNo.2:漢方煎じ薬

これは上であまり説明していませんでしたが、効果としては高かったためオススメです。

 

一般的に多い漢方薬といえば、

 

 

このようなツムラの薬を思い浮かべると思いますが、漢方煎じ薬は

 

 

このような薬です。

 

主に漢方薬局で保険適応外で処方してもらいます。

 

値段も高いですし、デメリットも多いですが、顆粒(粉)タイプより全然効いたのでオススメです。

 

※これも「薬」には違いありませんので、上記「すーすー茶」の方がオススメではあります

 

 

オススメNo.3:鼻うがい!

「鼻うがい」で鼻水が止まるわけではありませんが、鼻の奥深くまで洗えるため、かなりスッキリします。

 

花粉症から蓄膿症へと悪化する場合がありますが、そのような場合は膿を含んだ黄色い鼻水がドロドロ出たりします。

 

蓄膿症になっていないか確認する手段の一つとしても、活用してみてください。

 

※洗浄液を使えばあの「ツーン」とした痛みはありませんよ!

 

 

 

オススメNo.4:白井田七。茶

オススメの「緑茶」として紹介しました。

 

静岡の良質な茶葉を使ったこのお茶は、免疫力向上に一役買ってくれます。

 

そのため鼻炎だけでなく、体調そのものが良くなりました。

 

こちらも高いものではありませんので、オススメです。

 

<参照>
公式HP:「白井田七。茶」

 

 

オススメNo.5:ワセリンを鼻に塗る!

塗りすぎると気持ち悪いですし、少ないとあまり効果が見られません。

 

また、さじ加減が難しいですし、ちょこちょこと塗りなおすのも面倒ではありますが、わりと効果のある方法です。

 

 

 

オススメNo.6:ホットタオルを鼻に置く

これも根本的な解決にはなりませんが、すぐに実践できる方法ですのでオススメです。

 

一時的に鼻づまりを緩和することが出来るので、眠る際は非常に助かります。

 

ブリーズライトもオススメですが、お金を掛けたくない方はホットタオルで乗り切りましょう。

 

 

 

オススメNo.7:花粉から逃れる

これは、一時的に北海道や九州に引っ越すという「転地療法」だけを意味しているわけではありません。

 

上で挙げた

 

  • 家に花粉を持ち込まない
  • ペットの花粉を落としてあげる
  • カーテンを掃除する
  • 部屋の湿度を上げる

 

などなど、「花粉を遠ざける意識をしましょう」という意味です。

 

花粉の量はパッと見ではわかりませんが、小さな意識の積み重ねで症状は変わってきます。

 

 

花粉症に関するよくある質問!

ここで、花粉症に関するよくある質問に答えたいと思います!

 

 

Q1. 去年よりも花粉症の症状が和らいでいるのですが、治ったのでしょうか?

残念ながら、基本的に花粉症が自然に治ることはありません。

 

上で紹介した「減感作療法(スギ花粉を希釈したものを注射し、長年かけて少しずつ慣れさせるもの)」が唯一完治を目指せるものですが、他の方法では完治は難しいです。

 

症状が和らいだのは、「花粉の飛散量が少ない」という理由からであり、飛散量が多い年はまた酷くなるでしょう。

 

ちなみに、スギ花粉は「飛散量の少なかった翌年は、飛散量が多くなる」という統計がありますので、油断は禁物です。

 

なお「基本的に治らない」と書きましたが、歳をとるにつれて症状が和らぐことがあります。

 

これは歳をとることで免疫反応が弱くなってしまい、同時に花粉に対するアレルギー反応も弱くなった場合です。
(つまり、風邪の菌などへ抵抗する力も弱まっていると言えます)

 

 

Q2. 風邪なのか、花粉症なのかわからない!

花粉症の場合でも、喉が痛くなったり、微熱、咳出るなどの症状があらわれる場合があります。

 

そのため、風邪との違いが分かりにくい場合があるのですが、大きな違いとして

 

花粉症の場合
  • 鼻水が透明でサラサラしている
  • 朝と夜が酷くなりやすい
  • 目がかゆくなる場合がある

風邪の場合
  • 最初は透明だが、徐々に黄色でネバネバの鼻水に変わっていく
  • 全身がだるい

 

ということが挙げられます。

 

ただし上でも挙げたとおり、花粉でも咳や喉の痛み、微熱が出る場合がありますので、主に見るべき点は鼻水の状態です。

 

 

 

Q3. 風邪薬の効能に「鼻炎」とあるので、風邪薬でもいい?

一般的な風邪薬は「総合感冒薬」と言われ、鼻炎以外にも

 

  • 解熱効果
  • 咳や痰を鎮める効果
  • 身体の痛みを抑える効果

 

などがあります。

 

そのため、鼻以外の問題ない部分にまで薬が作用してしまうため、副作用が出やすくなります。

 

したがって、できれば鼻炎に特化した商品を選びましょう。

 

 

 

Q4. 花粉症は遺伝するの?

花粉症に限らずアレルギー体質は遺伝要因が大きいとされています。

 

実際両親が花粉症をもっている場合は、子供には6〜8割くらいの割合で遺伝すると言われています。

 

そのため、子どものためにも「アレルゲンを遠ざける」「アレルゲンに強くなる食生活をする」など、ここで挙げた内容を一つでも多く取り入れて頂ければと思います。

 

 

まとめ〜花粉症の対策と予防〜

非常に長くなりましたが、いかがでしたでしょうか。

 

色々と説明しましたが、2016年現在、「唯一の根本的な療法」と言われているのが

 

減感作療法(スギ花粉を希釈したものを注射し、長年かけて少しずつ慣れさせるもの)

 

です。

 

ただしこれも、長いスパン(3〜5年)かかりますし、花粉症への有効率も50%ほどと言われています。

 

追記:シダトレン(舌下免疫療法)について

シダトレン(舌下免疫療法)は、舌の裏にスギの花粉液を垂らして花粉に慣れさせる「根治治療」です。

2014年から保険適応にもなっていますが、こちらも治療期間は2〜5年とされております。

有効率としては、「症状が多少軽くなる」という人をあわせて約8割くらいには何らかの効果があるとされています。

>>シダトレン(舌下免疫療法)は花粉症に効果ある!?副作用や費用、飲み忘れた場合の対処

 

また、「処方薬(抗ヒスタミン剤)でアレルギー症状を抑えるのが主流」ではありますが、免疫システムの機能そのものを正しくするわけではなく、あくまでも症状を緩和するのが目的です。

 

さらに、ヨーグルトなどの乳酸菌によって「免疫バランスをピシっと整えて、アレルギー反応を起こさないようにする」ことが出来れば話は簡単ですが、実際にそれで克服できた人を私は見たことがありません。

 

このように、現実問題「今の医療では根本的解決は難しい」ということを、10年以上痛感してきました。

 

そのため、色々な対策をとってきた結果、上で挙げた対策に行き着きました。

 

皆さまが、出来るだけ薬を飲むことなく、快適に過ごすことが出来れば幸いです。

 

非常に長くなりましたが、ここまでお読みいただきましてありがとうございました。

 

▼少しでも多くの方に届くよう、シェアして頂けますと幸いです!
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