胸焼けとは?症状・原因と病気・薬による対処や改善法!

胸焼けとは?症状・原因と病気・薬による対処や改善法!

このページでは、

 

  • 胸焼けとは?
  • 胸焼けの原因
  • 原因となる様々な病気
  • 胸焼けの対処・改善方法!

 

についてわかりやすく!説明します。

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胸焼けとは?【症状】

胃腸に起こる不調としてもっとも代表的な症状が

 

「胸焼け」「胃もたれ」

 

であり、どちらも症状としては似ています。

 

「胸焼け」ではみぞおち付近に、「胃もたれ」では胃腸付近に

 

  • もやもや
  • ムカムカ
  • 重苦しい感じ

 

といった不快感が生じます。

 

部位こそ違えど、同じような不快感を同時に覚えることが多いため、この二つの症状を混同している人が多いのですが、部位も違いますし、発症するメカニズムに関しては「正反対」です。

 

 

「胸焼け」の特徴!

胸焼けでは、
胃酸が食道側へ流れてくることで、胃と食道のつなぎ目あたり炎症反応がおこります

 

「胸焼け」は単独の病名というよりは、症状を表現する言葉の一つです。

 

「焼ける」という言葉が象徴するように、炎症によって「チリチリ」と焼けるような ”痛みとも不快感とも取れる自覚症状” が起こります

 

この状態で炎症が治まり自然と消失していくことも多いのですが、長引くと「ムカムカ」「もやもや」という不快感に移行します。

 

また、胃酸が食道側に逆流してきた時に酸っぱい匂いが口までさかのぼってくる症状を「呑酸(どんさん)」と言いますが、胸焼けと高い確率で同時に起こります。

 

胸焼けの原因については後に説明していきますが、基本的には胃酸過多(胃酸が通常より増えた状態)の状態で起こりやすくなります

 

 

「胃もたれ」の特徴!

一方の胃もたれは、暴飲暴食などで胃腸が疲弊すると起こる症状で、胃酸の分泌量が不安定になると起こりやすくなります

 

「ムカムカ」や「重苦しい感じ」は胸焼けと共通しています。

 

しかし、胸焼けが “胃酸過多” になると起こりやすくなるのに対し、胃もたれは胃酸不足で胃腸に「未消化の食べ物が残っている感じ」がある場合でも起こります

 

胃もたれやムカムカの原因・症状・解消法<むかつきに効く薬やツボ>

 

 

 

では続いて
「胸焼けの原因」について説明しましょう。

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胸焼けの原因とは!?

上記のように「胃酸過多」の状態になると、些細な刺激や体の揺れなどによって胃酸が食道側に逆流していき、胃と食道の境界あたりで炎症を起こします。

 

胃酸過多とは?症状・原因・対処【出すぎた胃酸を抑える】

 

これが胸焼けが起こる主な原因です。

 

つまり胃酸過多を抑えることが根本解決に繋がります。

 

しかし、胸焼けは ”食道・胃・十二指腸の何かしらの病気” に伴って生じやすい自覚症状ですので、その「何かしらの病気」を完治させなければ胸焼けが断続的におこる可能性があります

 

この ”考えられる病気・原因” としては

 

  1. 逆流性食道炎
  2. 慢性胃炎
  3. 急性胃粘膜病変(急性胃炎)
  4. 胃潰瘍
  5. 食道潰瘍
  6. 食道狭窄
  7. 食道裂孔ヘルニア
  8. 横隔膜ヘルニア
  9. 過敏性腸症候群
  10. 神経性胃腸障害
  11. NUD(機能性胃腸症)
  12. 便秘
  13. 慢性的な下痢、軟便
  14. 妊娠

 

などが挙げられます。

 

ではここから、
一つずつ簡単に紹介しましょう。

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1.逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん)

逆流性食道炎とは、

 

食べたものが完全に消化されないまま、胃酸とともに食道の入り口付近にまで逆流し、そこにとどまることで食道に炎症を起こす病気

 

です。

 

胸焼けが起きる際に、最も原因となる病気です。

 

逆流性食道炎の症状・原因・治療!市販薬と漢方薬、食事で改善

 

 

2.慢性胃炎(まんせいいえん)

暴飲暴食やストレス、不規則な生活、生活習慣病などによって胃腸機能が低下し、胃粘膜が慢性的に炎症を起こす病気です。

 

胃酸過多になりやすく、呑酸(酸っぱい胃酸の匂いが口まで逆流してく状態)や逆流性食道炎を合併しやすい状態です。

 

 

3.急性胃炎(きゅうせいいえん)

慢性胃炎とほぼ同じような原因で起こるものですが、こちらは一時的な症状自然完治に向かうタイプをいいます。

 

一時的に胃腸器のを低下させる原因としては

 

  • アルコールの過剰摂取
  • ストレス
  • 暴飲暴食

 

などが挙げられます。

 

 

4.胃潰瘍(いかいよう)

ピロリ菌感染やストレスによって、胃粘膜に潰瘍ができる病気です。

 

胃粘膜部の病気なので胃酸過多になりやすく、胃もたれや胸焼けが高い頻度で起こります。

 

 

5.食道潰瘍(しょくどうかいよう)

熱いものや辛いものを食べたり、魚の小骨が刺さるなどして食道粘膜に傷がつくと、傷が治る過程で硬くなりそのまま潰瘍になることがあります。

 

潰瘍は炎症を伴いますので、食道と胃の境界付近で潰瘍が発生すると胸焼けの原因となります。

 

 

6.食道狭窄(しょくどうきょうさく)

なんらかの原因で食道の一部が狭くなり、食べ物がスムーズに胃に落ちて行きにくくなることで炎症が起こる病気です。

 

この場合の ”なんらかの原因” としては

 

  • 感染症
  • 食道潰瘍
  • ストレス
  • 肥満
  • 心肥大(スポーツ心臓)
  • 花粉症
  • 気管支喘息

 

などが考えられます。

 

 

7.食道裂孔ヘルニア(しょくどうれっこうへるにあ)

熱いものを飲食した時の刺激や、先の尖った魚や鳥の骨を食べた時に食道の一部が裂け、粘膜が外側にめくれてしまう病気です。

 

吐血や下血を起こす他、場合によっては命に危険が及ぶ場合があるので緊急手術が適用されることもあります。

 

 

8.横隔膜ヘルニア(おうかくまくへるにあ)

ヘルニアとは日本語で「嵌頓(かんとん)」といい、組織が本来収まっているはずの部位から飛び出している状態を意味しています。

 

したがって「横隔膜ヘルニア」とは、横隔膜が肺側に飛び出してしまっている状態です。

 

肺(気管)と食道は非常に近いため、横隔膜や肺に起こった炎症が食道側にも浸潤する場合があります。

 

 

9.過敏性腸症候群(かびんせいちょうしょうこうぐん)

ウィルスや雑菌、あるいは自己免疫性疾患などによって「腸運動が過敏となり、慢性的な下痢を起こす病気」です。

 

※自己免疫性疾患とは、本来体を守ってくれるはずの免疫が異常暴走を起こし、健康な細胞まで異物とみなし攻撃してしまう病気です。

 

腸の機能が低下すると小腸の吸収機能が低下し、胃酸の状態が不安定となり、胸焼けが起こりやすくなります。

 

 

10.神経性胃腸障害(しんけいせいいちょうしょうがい)

ストレスによる胃腸障害です。

 

胸焼け以外にも胃もたれや腹痛などの症状があります。

 

 

11.NUD(機能性胃腸症)

胸焼けや胃のもたれなど具体的な症状があるものの、胃カメラなどの検査を行っても特に炎症や潰瘍などの病変がない原因不明の病気です。

 

現在ではNUDの原因として
以下のようなことが考えられています。

 

・ストレス
・活動初期のピロリ菌感染症
・加齢
・妊娠
など。

 

 

12.便秘(べんぴ)

慢性的な便秘は侮れない病気です。

 

3日以上便が出ない日が恒常的に続くと慢性便秘と診断されます。

 

便の腸内での腐敗が進むと毒性の強いメタンガスを発生し、それが胃側に充満すると胃酸過多や胃粘膜病変を起こしやすくなります。

 

 

13.慢性的な下痢、軟便

下痢や軟便は腸機能の低下によって引き起こされる障害です。

 

腸機能は胃と連動しているため、腸が弱ると胃も弱り、胃酸過多を起こしやすくなります。

 

 

14.妊娠

妊娠は病気ではありませんが、

 

  • ホルモンバランスの乱れ(つわりが代表的)
  • 妊娠時ストレス(マタニティーブルー)

 

によるストレス性胃炎お腹の膨らみによって胃が圧迫され、胃酸が逆流しやすい状態にあります。

 

妊娠中の胃痛・胃もたれ・胸焼けと対策【妊婦の逆流性食道炎】

 

 

 

では続いて
「胸焼けの対処、改善方法」について説明しましょう!


胸焼けの対処と改善方法

胸焼けの一番効果的な対処方法としては、

 

結論から言うと「胃酸を薄める」ということです。

 

胸焼けの原因となる「胃酸」は強い酸性を示す液体です。

 

胃の内部は、胃壁が胃酸の影響を受けないように特別な分泌液で守られていますが、食道側はそうではありません。

 

そのため、身体の構造上は胃酸が逆流しないようになっていますが、胃酸の逆流が起こると影響を受けやすいのです。

 

したがって、まず胃酸を薄めるということが最善の対処法です。

 

一般的には牛乳を飲むと良いと言われていますが、これは胃酸を薄めると同時に牛乳のタンパク質で膜を作り、食道と胃の接合部を保護する目的もあります。

 

牛乳がない場合でも、水を飲むことで胃酸を薄め接合部付近の胃液を洗い流すには有効です。

 

また、市販の「胃酸を抑える胃薬」を使うのも効果的です。

 

胸焼けには以下の2種類がオススメです。

 

 

パンシロンキュアSP錠

胃の症状全般に効きますが、
胃の痛みや胸焼けに特にオススメなのがこちらの「パンシロンキュアSP錠」です。

 

この薬には、

 

●胃酸の分泌を抑える
●胃酸を中和する
●炎症部を修復する

 

という3つの作用成分が配合されており、胸焼けや胃の痛みにベストな胃薬です。

 

 

 

太田胃散

こちらも胃の症状全般に効くロングセラーの胃薬です。

 

胃酸過多の他、「飲みすぎ」の後にもピッタリなお薬です。

 

 

 

 

なお、もし頻繁に胸焼けや胃の不調を感じる方は、「胃潰瘍」や「胃がん」の可能性もありますので、まずは消化器内科を受診して胃カメラ検査を受けることをオススメします。

 

当サイトでは「胃の病気」についてわかりやすくまとめています。

 

あわせて以下もご確認ください!


 

胃の症状を分かりやすく説明します!

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