副鼻腔炎・蓄膿症の抗生物質(抗生剤)は本当に効くのか?! <クラリス・クラビット・ジスロマック・メイアクト・フロモックス>

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副鼻腔炎・蓄膿症の抗生物質(抗生剤)は本当に効くのか?!
<クラリス・クラビット・ジスロマック・メイアクト・フロモックス>

副鼻腔炎(蓄膿症)の時には、たいてい「抗生物質」が処方されると思います。

 

私の場合、初期の頃には効いたのですがその後再発、慢性化してからは長期服用もしましたが、結局治りきらなかった経験があります。

 

ここではそんな抗生物質(抗生剤)について

 

 

副鼻腔炎(蓄膿症)の時に処方される抗生物質と、種類の違いはあるのか?

 

服用し続けることに問題はあるのか?

 

抗生物質以外に選択肢はあるのか?

 

 

という話をわかりやすくまとめてみましたので、参考にしてみてください。

 

なお、私自身が治療のために溜め込んだ知識と経験から記事をまとめていますが、薬に関わる内容ですので、あくまでも参考程度にご覧ください!

 

※「抗生剤」という言葉は正式な言葉ではありませんので、本記事では「抗生物質」という言葉で統一しております。

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副鼻腔炎(蓄膿症)の時に処方される抗生物質と種類の違い!

鼻の調子が悪く、黄色い鼻水が出たり頬に痛みがある場合、「副鼻腔炎ですね」と診断されることが多いです。

 

ちなみに!〜副鼻腔炎と蓄膿症の違い〜

鼻の周りに8つある「副鼻腔」に炎症を起こすことを、一般的に「(急性)副鼻腔炎」と言います。

これが3ヶ月以上続く場合を「慢性副鼻腔炎」と言い、かつ “副鼻腔に膿が溜まっている” 場合はとりわけ「蓄膿症」と呼ばれます。

今現在は副鼻腔炎≒蓄膿症と表現されることが多いのですが、急性と慢性とでは抗生物質の使われ方が微妙に違うということは覚えておきましょう。

 

副鼻腔炎が引き起こされる原因としては、

 

  • 風邪やインフルエンザなどのウイルス性の病気
  • アレルギー性鼻炎(粘膜が腫れ続けることで細菌やウイルスに弱くなり、副鼻腔炎を発症しやすくなる)
  • 虫歯

 

などが挙げられ、「細菌の感染」が関わっています。

 

そして多くの場合に「抗生物質」が処方されます。

 

この抗生物質は多くの場合、「急性副鼻腔炎」なのか「慢性副鼻腔炎」なのかによって、処方される抗生物質に違いがあります

 

 

急性副鼻腔炎の場合は?

急性副鼻腔炎の多くは、

 

風邪やインフルエンザから延長

 

でおこることが多いです。そのため、細菌を殺菌するために抗生物質が選択されます。

 

なお、原因となっている菌によっては抗生物質が効かないケースも出てきますので、なるべく幅広い菌に効果がでる抗生物質が使われることが多いです。

 

 

ペニシリン系

古くから色々な感染症に使われてきた抗生物質です。

 

特に「グラム陽性菌」と呼ばれる菌に強い効果があるとされています。

 

ペニシリン系抗生物質には

 

  • ユナシン
  • サワシリン
  • ビクシリン
  • オーグメンチン

 

などがあります。

 

 

セフェム系

ペニシリン系に近い抗生物質とされています。

 

幅広い菌に有効で、かつ安全性や適応する症状も多いため、色々な診療科で処方されます。

 

ただし、セフェム系は第1世代〜第3世代に分類されることがあり、第1世代の場合は主に「グラム陽性菌」を中心とした効果となってしまいます。

 

セフェム系抗生物質には

 

  • ケフレックス
  • ケフラール
  • フロモックス
  • メイアクト
  • セフゾン
  • オラセフ

 

などがあります。

 

 

ニューキノロン系

腸からの吸収率が高く、その吸収力は90%以上とも言われます。

 

また、

 

  • 幅広い菌に有効であること
  • 組織への移行性が高い(標的となる “効いてほしい場所” に効く)こと

 

からも、使い勝手の良い抗生物質とされています。

 

ニューキノロン系の抗生物質には

 

  • クラビット
  • シプロキサン
  • アベロックス

 

などがあります。

 

 

 

以上が、
急性副鼻腔炎の場合に処方される抗生物質でした。

 

続いては、
慢性副鼻腔炎の時に処方される抗生物質についてです。

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慢性副鼻腔炎の場合は?

慢性副鼻腔炎の場合も、原因となっている菌を検査し、その菌に合った抗生物質が処方されます。

 

しかし「急性」の場合との大きな違いとして、

 

マクロライド系の抗生物質を、少量で長期間投与する

 

という方法がとられる場合があります。

 

「耐性菌を作ってしまう」という理由から、一般的には抗生物質の長期投与は良くないとされています。

 

※一度耐性菌がうまれると、違う種類の薬を飲んでも抵抗性がつきやすくなります(多剤耐性菌がうまれやすくなる)

 

では、マクロライド系の抗生物質を長期に投与する理由はなぜか?

 

それは、この方法によって

 

  • 副鼻腔内にある“上皮細胞”“鼻腺細胞”にアプローチし、水をつくり出す働きを抑制する
  • 粘液の元となる成分の生成を抑えることで、粘液の過剰な分泌を抑制する
  • アレルギーの反応に関わる「サイトコカイン」という物質の過剰な分泌を抑制する

 

という効果が期待でき、かつ適応量の半分くらいの量を飲むため、胃を荒らす(悪くする)人も少ないという理由からです。

 

そのため、慢性副鼻腔炎の場合にはこの方法が選択されることがあります。

 

なお、マクロライド系の抗生物質には

 

  • クラリス
  • クラリシッド
  • ルリッド
  • ジスロマック

 

などがあります。

 

 

 

では続いて
「抗生物質を服用し続けることに問題はあるのか?」という点についてです。

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副鼻腔炎の時、抗生物質の長期服用は問題あるの?

以上のとおり、急性であっても慢性であっても、基本的に誰しも抗生物質は投与されると思います。

 

では次に、これを飲み続けることに問題はあるのか?という点についてです。

 

まず、症状にもよりますが、急性の場合は1週間程度飲みきるだけで治ることも多いです。

 

この時に、中途半端に飲むのを止めたりしてしまうと、私のように慢性副鼻腔炎へと移行してしまう危険性があるので、必ず処方された分は飲みきりましょう

 

ただ、インターネットを見ていると「4ヶ月以上飲み続けているが、大丈夫でしょうか。」という声がチラホラありました。

 

これは、上で挙げた「マクロライド系抗生物質の少量・長期投与」であるならば良いと思いますが、それ以外の抗生物質の場合は耐性菌の心配もあるため、好ましくは無いでしょう。

 

これは先生の方針や考え方にもよるところになるとは思いますが、「先生が言ってるから大丈夫」という考えには、私は首をかしげます。

 

私の息子がニキビに悩んでいた頃、皮膚科で3ヶ月ほど連続でミノマイシン(テトラサイクリン系)をもらっていたことがありました。

 

なかなかニキビが治らず精神的にも滅入っていたため抗生物質に頼っていましたが、他の皮膚科に連れて行くと「それは良くないね。」と言われました。

 

それ以外になかなか選択肢が無いのも現状ですが、だからと言って「安易に抗生物質を飲ませ続けるのも良くない」ということを、それをキッカケに知りました。

 

これは副鼻腔炎でも同じでしょう。なかなか治らず「本当にこの治療で良いのか?」と疑問に思ったときは、念のために他の病院でも一応診てもらうのが良いと個人的には思っています。

 

なおこれは、一概に抗生物質が身体に悪いと言いたいわけではなく、「薬は使い方によっては毒にもなる可能性があるということは、認識しておいた方が良いでしょう」というお話です。

 

 

 

では続いて
「抗生物質以外に選択肢は無いのか?」という点についてです。


 

副鼻腔炎(蓄膿症)治療、抗生物質以外の選択肢は?

「抗生物質」のイメージは決して良いものでは無いため、「副鼻腔炎の治療に他に選択肢は無いの?」と探している方も多いでしょう。

 

私自身がその一人でした。

 

初期の抗生物質は飲みきったものの再発してしまい、その後しばらく病院に行かないなどの中途半端な治療をしてしまったため、慢性副鼻腔炎へと悪化した一人です。

 

慢性副鼻腔炎へと悪化してからは、上でも説明した「マクロライド系抗生物質の長期投与」を3ヶ月ほど行いましたが、結局再発してしまい、その際には先生に「これ以上の抗生物質の服用は嫌だ」と伝えました。

 

すると「漢方薬」を処方されましたが、これも症状には特に変化なし。

 

並行して「鼻うがい」や「ネブライザー治療(薬を蒸気にして吸い込む治療)」も続けましたが、どれも私には効果がありませんでした。

 

ちなみに!!

鼻うがいによって根本的に解決出来るかは疑問ではありますが、鼻うがいには一定の効果が見込めると思われます。(私の場合はダメでしたが・・・)

鼻うがい(鼻洗浄)は、市販の鼻洗浄器を使うと非常にスムーズに行えますので、はじめは安い物でも良いと思うので、とりあえず1つは持っていると良いと思います。

>>ハナノア・ハナクリーンS(EX)・ナサリンを使い比べてみた!オススメ鼻洗浄器と使い方・コツ!

 

その後「良い!」と思ったのが、“町の漢方薬局” で独自に処方してもらえる「漢方煎じ薬」でした。

 

これは、体の状態を診たり、脈を触ったりすることで、人それぞれの漢方薬をオーダーメイドで作ってもらうものです。

 

本来、漢方はそのような物だと思いますが、副鼻腔炎は一般的に「シンセイハイトウ」が良いとされていることから、耳鼻科で処方されたことがある方も多いかもしれません。

 

↓シンセイハイトウ

 

 

一方でオーダーメイドで作った漢方は「煎じ薬」なので、以下のような薬です。

 

 

これは、クサいし味も非常にまずかったですが、かなり効きました。

 

ですが、保険がきかなかったためにお金が非常に掛かることや、長年通うことが面倒になり、結局止めてしまいました。

 

お金にも余裕があり「ニオイも我慢できる!」という方には、「専門医に処方してもらう漢方薬」はオススメです。

 

そして最終的に私が行き着いたのは、「なた豆」でした。

 

なた豆は古くから「膿とり豆」として民間療法で使われてきており、現代でも「鼻のムズムズ・ネバネバに良い」として人気があります。

 

副鼻腔炎(蓄膿症)や、それによって喉にドロドロが流れ落ちてくる方には、個人的にはかなりオススメな方法だと思っています。

 

 

さいごに!

いかがでしたでしょうか?

 

「抗生物質」と言っても色々な種類があり、症状の程度によって処方される物が違うということもお分かり頂けたかと思います。

 

「抗生物質を飲んでいるけどなかなか治らないなぁ」という方は、是非以下のページも参考にしてみてください!

 

 

副鼻腔炎の基礎(種類や違いについて!)

  1. 急性副鼻腔炎の症状・原因・治療
  2. 慢性副鼻腔炎の症状・原因・治療!
  3. 好酸球性副鼻腔炎の症状・原因・治療!
  4. 副鼻腔真菌症の症状・原因・治療!
  5. 上顎洞炎(歯性上顎洞炎)の症状・原因・治療!

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