食道がんの初期症状や自覚症状、原因・検査治療・生存率

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食道がんの初期症状や自覚症状、原因・検査治療・生存率

このページでは、

 

食道がんの
初期症状・自覚症状・原因・検査・治療・生存率

 

について分かりやすく説明します。

当ページは医療に精通したライターが分かりやすさを重点に執筆し、当サイトにて確認の上、公開しております。ただし確実性は保障しかねるため、あくまでも参考程度にご覧下さい。気になる症状がある場合は、まずは病院を受診しましょう。

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食道がん とは?

近年テレビ報道等でよく耳にする病気、”食道がん”。

 

芸能界でもここ数年で、数人が食道がんにかかって「治療中」「死亡した」という話が報道されているため、記憶に残っている方も多いことと思います。

 

食道とは、下の画像のオレンジの部分であり、

 


画像出展:ganjoho.jp/

 

この食道にできた ”がん” を「食道がん」と言います。

 

 

ちなみに、上の画像では分かりにくいですが、胃の入り口までが食道です。

 

したがって、イメージ的には「喉にできる”がん”」のイメージがありますが、胸部から上腹部にかけても症状が起こり得ます

 

食道がんは ”がんが出来る部位” によって、

 

  • 頸部食道がん(首あたり)
  • 胸部食道がん(胸あたり)
  • 腹部食道がん(胃あたり)

 

の3つに大別され、日本人の食道がんのおよそ90%が「胸部食道がんだと言われています。

 

そして食道がんは、さらに2種類に分かれます。

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さらに分かれる ”食道がんの種類”

食道がんにはできる部位によって3つの種類に分類されるのは上記の通りですが、さらに組織学的には2つの種類に大別されます。

 

 

扁平上皮がん(へんぺいじょうひがん)

食道の内側の粘膜上皮にできる ”がん” です。

 

日本人の90%がこのタイプの食道がんを発症すると言われています。

 

したがって、日本人の食道がんでもっとも多いのは

 

「胸部食道の扁平上皮がん」

 

ということになります。

 

 

腺がん(せんがん)

食道内部の壁(食道壁)には、粘液を分泌する「食道腺」という組織があり、この組織ががん細胞化するタイプです。

 

日本人よりも白人男性に多いがんです。

 

 

 

では続いて
「食道がんの症状」について説明しましょう。

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食道がん の初期症状や自覚症状とは

食道がんは、進行する中で自覚症状が変わってきます。

 

 

早期がん

早期には、自覚症状がほとんどありません

 

あったとしても、「頚部食道がん」において、

 

・飲み込む時の違和感
・熱いもの、酸っぱいものを食べた時にしみる

 

といった程度です。

 

食道がんは早期発見ができれば治療効果が上がると考えられていますが、この自覚症状の乏しさにより、発見が遅れやすいと考えられています。

 

したがって、些細な違和感であっても、継続するようであれば消化器外科への受診をお勧めします。

 

 

進行性がん

早期がんから進行した状態で、がん組織が拡大しているため、自覚症状が強くなります

 

症状としては、

 

  • 呼吸をすると喉の奥の方がつかえる
  • 呼吸がしづらい
  • 食事をすると喉や胸に痛みを感じる
  • 喉もとのしこり

 

などが挙げられます。

 

このため食欲が低下し、体重減少などの症状も出始めます

 

 

転移性がん

食道がんは主に「原発性のがん」であり、他から転移してくるというケースは少ないのですが、食道がんが他臓器へと転移することはよく起こります

 

この他臓器へと転移した食道がんを「転移性がん」と呼びます。

 

症状としてはかなり進行した末期に近い状態となり、治療も非常に困難になると言われています。

 

主な転移先は背骨(骨転移)や肺であり、

 

  • 疼痛(読み:とうつう)
  • 呼吸困難
  • 咳(肺転移の場合)

 

が出るようになります。

 

 

 

では続いて
「食道がんの原因」について説明しましょう。


食道がんの原因とは?

食道がんの原因は、「出来る部位」別ではなく、

 

・扁平上皮がん
・腺がん

 

に分けて説明します。

 

 

扁平上皮がん の原因

原因としては、

 

  • 喫煙
  • 大量飲酒
  • 刺激物の過剰摂取(激辛、熱い飲食物、焦げた食べ物)
  • 肥満
  • 偏食(特に野菜不足)

 

などが挙げられます。

 

食事等で摂取した刺激物や異物の刺激によって、細胞分裂が異常亢進を起こし、遺伝子のコピーエラーが起こりやすくなることで、細胞が突然変異でがん化すると考えられています。

 

※なぜ刺激によって細胞の異常亢進が起こるのかは原因不明です

 

なお、男女比では6:1で男性の方が多いとされていますが、これは「飲酒や喫煙の機会が女性よりも多いから」だと考えられています

 

 

腺がん の原因

「喫煙」が主な原因ですが、
逆流性食道炎も大きな原因の一つとして挙げられています。

 

 

 

では続いて、
「食道がんの検査・診断」について説明しましょう。


食道がんの検査・診断とは?

食道がんと診断されるためには「細胞診」が不可欠です。

 

細胞診とは、簡単に言うと「採取された細胞を診て、悪性か良性かを見分ける検査」です。

 

まず、細胞採取と食道の状態を目で確認するため、「胃カメラ」による検査をします。

 

胃カメラで採取した細胞を細胞診に出し、検査結果で食道がんが確認されれば、具体的な治療方針が検討されます。

 

なお、胃カメラで ”顕著ながん病変” が確認された場合は、その場で「内視鏡的手術」が行われる場合もあります。

 

 

食道がんの治療とは?

食道がんの治療には、
以下のような方法が選択されます。

 

 

外科手術

食道がん治療においては第一選択肢となります。

 

その理由は、食道がんは進行と転移のスピードが速いとされているからです。

 

見つけた後は早期にがんを取り除くことが生存率を上げるためには重要と考えられています。

 

最近では、

 

内視鏡的手術(喉を切り開く手術よりもダメージが少なく、局所、部分麻酔で施術可能)

 

を行える医療機関も増えつつあります。

 

 

 化学療法(抗がん剤治療)

手術の前後に、計画的に抗がん剤が投与されます。

 

副作用の強い薬を使っての治療法ですが、効果は高いと言われています。

 

※手術が適用できない人は化学療法が治療の第一選択肢となります

 

 

放射線治療

化学療法とセットで行われることが多く、毎日少しずつ照射してがん細胞の増殖を抑える治療法です。

 

こちらも術前・術後に行われます。

 

放射線の照射方法には、

 

●外側から当てる「体外照射」
●内側から当てる「腔内照射」

 

とがあり、がんの状態や体調などを総合的に判断し、どちらかが選択されます。

 

 

 

では続いて、
「食道がんの生存率」について説明しましょう。


食道がんの生存率とは?

「がん」には、

 

・2年生存率
・5年生存率
・7年生存率
・10年生存率

 

などの「生存率評価」というガイドラインが導入されています。

 

この「生存率」とは、治療を開始してからの生存率のことを言います。

 

食道がんの場合、5年生存率が「寛解(かんかい)」の目安になるとされています。

寛解とは?
がんや白血病で用いられる言葉であり、「完治はしないが、臨床的に問題無い程度まで状態になる、もしくはその状態が続いている場合」をさします。

 

 

早期がん の場合

5年生存率はほぼ100%だと言われています。

 

このことからも、いかに早期発見が重要であるかということがわかります。

 

 

進行性がん の場合

手術後の5年生存率は、

 

  • 「進行度I期」:70.1%
  • 「進行度IIA期」:48.4%
  • 「進行度IIB期」:55.8%
  • 「進行度III期」:26.3%
  • 「進行度IV期」:20.3%

 

となり、進行していくごとに生存率が次第に低下していくことがわかります。

 

※IIA期とIIB期において、後者の方が生存率が高い理由としては、術後の化学療法や放射線治療の効果によるものだと考えられています

 

 

転移性がん の場合

5年生存率は進行度III期以降に相当するため、生存率は30%未満となります。

 

 

 

ここまでを見るとわかる通り、

 

食道がんは、初期の状態で見つけられれば、ほぼ完治に近い状態にまで治療可能 

 

と言われています。

 

しかし、食道がんは自覚症状が乏しく発見が遅れることが多いです。

 

そのため、実際には「進行度IIA」以降で見つかるケースが多いため、決して生存率が高いとは言えない「がん」です。

 

食事の時や水分補給の際に、喉や胸につかえるよな違和感がある場合にはすぐに医療機関を受診しましょう。

 

早期発見に努めることが、生存率を上げるためにはとても重要です。


 

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